店主のひとりごと ~2010年度~

 なんか色々とおバカなことを書きたくなって

 『店主挨拶』のタイトルを改めました。

 虫に関係あることもない事も頭に浮かんだよしなし事を書き連ねてみます。

【卓球世界選手権終了】

卓球の世界選手権個人種目の全日程が終了した。                                     終わってみればメダルは1個(混合ダブルス岸川・福原組)だったが、取れたのには少し驚いた。

この種目は最強中国の2軍格の選手が出場(それでも強い)しているので狙い目ではある。全般を見て個人的に思うのは技術、戦術もそうだがほぼ全員に言えるのが相変わらず体力(筋力)やバックハンドサービスの良い物が無いなどの幅の無さである。

動画で福原選手の筋トレ風景などが流れていたので見たんだが、アレは額面通りに受け取れなかった。腕立て伏せで苦痛に顔を歪めていたが、あれは何回設定の何セット目?。

証拠が体に出ている。昔から二重顎が取れたことの無い選手だが、今回が一番体重オーバーしてましたね?。体を絞って二の腕、上腕の脂肪が取れて筋が浮き出てるのは見たことが無い(平野選手は別、この選手は体を鍛えて管理している体をしている)。 

中国のカットマンと当たって負けた動画も見たが、あのカットマンなら本当に対策をやりこんでたら勝てるし、勝たなければいけないと思う。 

台に寄せてからフォアハンドで強いドライブをバッククロスに打てないから苦しくなるのではないか? 

攻撃力があって(脅威というレベルには見えなかった)カットの変化があるが、守備範囲と安定性には劣るカットマンだと思った。 カットは結構浮いてるし、さして深くもないこのカットマンを攻略できないのは十代の頃から苦手なものを苦手のまま放置してきたツケでしょう。

 

この選手は先が見えてると以前から言われてきたが、しかし今回図らずも見えた光明が、この選手はダブルスなら勝てるかもしれないということだ。                                   パートナーがいることで、この選手のフォアハンドの非力さや、大きく動けないなどの弱点をカバーできるから・・・。 

ただ、石川を伸ばしたいなら石川は福原とは組ませない方が良いと色んな観点から個人的には思うし団体戦向きの選手でもないと考える。 

福原選手は大きな大会のメダルが欲しければ、女子と混合のダブルスに絞った方が夢に近いと思うんだがね・・・。 

 

次が男子の水谷選手だが、この選手の持っているセンスはそうそう出て来るレベルではない。  が、勝てなかった。

メダルを賭けた準々決勝前日に本人が自信を持っているように報道されていたが、たまたま店に遊びに来たある報道関係の方に『まあ、勝てないでしょう』と言っていたのだが案の定負けた、それも手も足もでずの『完敗』だった。  

10年にひとり出て来るかどうかの逸材ではあると思う。

この選手で勝てないなら日本は辛いな・・・とも思うんだが、弱点はやはりある。

まず前から言われてるが、両ハンドのボールは安定していて凡ミスが少ないが破壊力に、殊にフォアハンドのボールに威力が無いこと。 サービスが上手いのがこの選手の特徴のひとつだが、良いバックハンドサービスが無いことも挙げてもいいかとも思う。世界の主流がフォアハンドサービスに片寄っていることから水谷のフォアサービスが良いからと言っても脅威性は薄まるからだ。

全般この選手に足りないのはこれは世界1だ!という誰もが恐れる決定的な脅威となる何物も無いことだと思う。

それから、体つきが少し変わってきたけれども下回転のボールに対してドライブを掛ける際に上体がそっくり返るのは『筋力が無い証拠』だと思う。                                     戦術は覚えてもそれを使う頭が必要だし技術は身に付けるまで時間が掛かる、あるいは付かないかもしれない、しかし体力筋力は個々の能力の限界はあるものの計算と日数で割り出せる。 是非鍛えて再度挑戦して欲しい。女子の福原とは違って男子の水谷にはまだ年齢的な余裕もあることだし、もっとやれるはずだと期待する。

卓球協会は選手個人が体力面の強化管理を出来ないのであれば協会側で管理することも必要ではないか?。 テニスのクルム伊達や、杉山の体を見本にすべきでは?現在世界トップレベルの女子レスリングに指導者を派遣し、交流してみたらどうだろう。 

福原が動画でやっていたバランスボールの上に座り、目線外に飛んできたボールをキャッチするトレーニングなどは神経系統の発達期である小学校位の時期にやってこそ初めて良い効果を期待できる系統のトレーニングに思えるんだが・・・。

 

さようなら憧れのゴールド免許

昨夜12日の夜7時20分のことである。                                           山にブナカワラの材が倒れているのを確認していたので取りに行った帰りだった。 その道路は以前よく『測定』しているので有名だったが最近やらなくなっていて不思議に思っていたら師匠が、測定の為の場所を貸す民家が捕まった恨みから嫌がらせを受けるので貸さなくなったところも多いのだよ、そこも多分そうだろう。 

今は一本海側の道路でよくやってるから気をつけな!・・・と聞いていた。

予定外に遅くなり、ババモスラ(母)が腹を空かせているに違いない早く晩飯を作ってやらねばと考えていた。 

既に外は暗闇、おまけに霧雨だということで『油断していた』。  赤いライトを持った公務員が『止まりなさい!』。

何~ッ!』。

オラは今まで自慢じゃないがゴールド免許を貰ったことがない!。                            リーマン時代営業マンのほぼ全員がそうだった。 

『ハゲの事』に書いたS先輩は駐車違反だけで『免停』になったし(これらは取引先の5分以内に来い!とかの理由による・・・)忙しすぎてS先輩は免許の更新をすっかり忘れて失効してしまい50歳近くになって自動車学校に『入学』したくらいだから・・・。 

退職後ぱったりと『捕まること』が無くなったので次の更新で憧れのゴールド免許を貰えることになっていたのだ!。

以前の場所より少し奥で、こんな時間に、霧雨の降る中で・・・異常だ!信じられん!。

なんぼ春の交通安全運転週間とは言え今までこんな状況で取り締まりしてるなんて見たこと無い!。

誰しもがそう思っているから次から次へと『タコ採れ状態』だ。

思惑通り成績上がって嬉しいのか公務員は皆機嫌良く満面の笑顔で応対するのが更に頭に来る!。 

40キロ制限で58キロだから18キロオーバーでしめて12,

000円の荒稼ぎだ。

何だかんだ言っても『出した』のはオラだからしょうがないんだが、自分の油断を責めつつも『やり方』が気に入らない。 

だってこれ、もっとスピード出してる奴がいたらこの状況だと下手したら『事故』につながるよ?。 何故今までやったことが無い状況で実施するのか?。    

思い当たる事はひとつしかない!。 

震災の影響だ。

捜索活動等で経費が重んでいるから『徹底して稼げ!』の指示が出ていると考える。サミットが青森で開かれて他県警の応援を頼んだ場合その経費は頼んだ側に付け替えになると聞いたことがあり、その年の取り締まりは異様だったし、重大事件が起きて他県警の応援を頼んだ時もそうだった。

否定はするかもしれないが、多分当たってると思う。 

さようなら、オラのゴールド免許!』ううう『ゴールド免許よサヨウナラ~!』。 いつになったら君に会えるのだろう・・・。

 

発電機の裏技②】

前回記事を読んだお客様から貴重なアドバイスを頂きましたので紹介します。                   

基本的に下記でOKだし、車のシガーソケットからも電気を取り出して流せるとのこと。                 

と言う事はもう既に実践してらしたのですね?素晴らしい!。

 

注意事項として以下の指摘がありました。

①発電機もシガーソケットからの電通もある程度電力計算できないと発電機のコンセント部分から火を噴くとのこと。 

一番重要なのは延長コードで負荷ワット数が低い細いコードを使用すると、電化製品を立ち上げた瞬間に青白い炎とご対面することになる。

と言う事はこちらのお客様は青白い炎と既にご対面してらした・・・と解しました。

さあ、これで難関はクリア出来たのか?だが、どこかの誰かがチャレンジして失敗し『火を噴いてしまいましたぁ~!』と嘆く姿を想像する悪魔のような僕が居る・・・。

 

発電機・震災時の裏技

これから以下に書くことは人から聞いただけであってまだ自分でも試してみてないので、やってみたら家電品が壊れたとか火事になったとかしても責任は一切持ちませんのでその上で読んでくださいね。

 

今回の震災時にオラの家ではクワガタ採集用の発電機を動かしてファンヒーターや蛍光灯ランプを点けていたのだが、ガソリンを炊いて発電機を回しているのに、余剰な電気を使い切れず無駄があるな・・・と思ってました。                                                      何とか家全体に電気を回す方法はないものか・・・と。                                     そこで、配電盤に発電機から得た電気を回せないかと考えたのだが、オラの家に出入りしているある業者さんに聞いたらそれも出来るがそんなことしなくても良い方法があると聞いたのが以下の方法だ。

①まず、ブレーカーは必ず落としておく(これをしておかないと配電盤から電信柱を伝わって隣近所の家庭にも電気をおすそ分けしてしまうのみならず、電気が再通した際に余計な負荷が掛かってトラブルを起こす事が考えられるとのこと)。   

②使う必要のない家電品のコンセントは抜いておき、その発電機の発電量と使いたい家電品の消費電力を計算する(消費電力の大きい電子レンジやエアコン、電子ジャーなどは同時には使わない等・・・)。

③発電機は家屋内で使用すると一酸化炭素中毒で死に至ることが考えられるので置き場所をよく考える(騒音による夜間の近所迷惑)。家では車庫の中に置き、窓とシャッターを少し空けて換気をしながら使用したが、ホンダの発電機は静粛性に優れているので、これで夜通し使っても何ら問題なかった。 

④あとは発電機から延長コードを伸ばして一番近くのコンセントに差し込めば電気が通り、その家の中だけ電気が回るのでFFストーブだろうがテレビだろうが使えるしお風呂も沸かせる。 ただ、この延長コードは短いほど電気のロスが少ないらしく(微量な違いかも知れないが)発電機からコンセントまでは短い方がいいらしい・・・。

 

てなことを今日電気に詳しい師匠が店に遊びにきたので『どんなもんでっしゃろ?』と聞いてみたら、『ふむ!そんなこと考えたこと無かった』と紙に配線の図を書いてみて『お~多分いけるな多分大丈夫だ!』とおっしゃりました(多分が付いているのをお忘れなく)。

 

PTSDの事

もう一ヶ月くらい前のこと、被災地の捜索活動に赴いた自衛官が、20代の若い世代中心に千人以上退職していると聞いた。                                                この世とは思えないほど凄惨な現場を見てしまった結果であろうが、何らニュースには出てこなかった。 

これは隠しているな・・・』と内心思っていたのだが、今日インターネット上のニュースに自衛隊員のみならず警察官、海保においても(ということは消防もだな)PTSD心的外傷後ストレス障害)発症の懸念が心配されていると流れていた。 

被災地への再赴任が嫌で『奇行』に走った自衛官のニュースが少し前に流れていたが、千人も退職していることが事実かどうかまではやはり何も触れられてない。

ところで、心的外傷を受けて退職してしまった方はかわいそうだし、今後心の傷を癒して立ち直って欲しいと思うが、このままで良いのか?という疑問も同時に抱いてしまう。                   

もしもこれが戦争だったら・・・。 

死体だけでなく、敵が攻めて来るという恐怖も加味された時、そのストレスは今回の震災よりも遥かに上ではないか?その際に一斉に敵前逃亡されたら、そもそも戦にならん!。                

平和に慣れすぎていて子供の頃から殴り合いの喧嘩もしたことが無い子が自衛官とかになっていきなり今回のような現場に行かされたらおかしくなるのが逆に普通なのかも知れない。

しかし、退職した人数の不足分は又新規採用するだろうが、その子達が一人前になるまでの費用と期間を考えるとこれまた膨大だ。

心的プレッシャーに弱い人は今回の件で退職してむしろ良かったかもしれないが(棲むべき場所を間違っていたとして)何か『教育と配慮』が足りなかった面もあるのではないかという気もする。 

悲惨な現場の映像を見せながら説明を加えた任務についての教育や、疑似体験的要素を加えた演習などが教育のひとつで、若い隊員は最初は長期任務に就かせず、交代を早める(のがいいかどうかは分らないが・・・)等配慮して慣れされるというのも必要なのかもしれないと思いました。

今回これらを乗り越えて今又被災地に赴いている自衛官の人は一歩成長して強い精神力を得たのだろうか・・・そうであって欲しいと願う。

 

ファーブル・3分クッキング

今朝採れ立てのタラの芽を早速天麩羅で食したいと、思った・・・が、昨年までは天麩羅を揚げるのはオラの母別名(モスラ)の役目だった。 

しかしモスラはこの一年で急速にボケた為、危なくてやらせらんない!。                           料理は好きな方だが何故かこれまで天麩羅だけは作ったことが無い・・・だが何とかなるであろう。 

モスラに聞く『天麩羅って何の粉使うんだったっけ?』。 

モスラ『んあ~?』。

オラ『油の温度ってどれ位だったっけ?』。  

モスラ『んあ~?』    聞いたオラが悪かった・・・。

粉を溶く時に卵の黄身を入れてたような気がする・・・と粉の袋を見たら卵は入れなくてOK!と力強く書いてあった(これはあり難い)。

次のコツは、確か油と揚げる種及び溶き汁との温度差が大きいほどカラッと揚がるはず・・。          

後は味見しながら油の温度と時間を計れば良しのことよ。                               で、出来た!。 やはり後半の方が出来がいい。                                     モスラとふたりで昼食に今期初物のタラの芽天麩羅を食す。                              モスラ『これ、何?こんな旨いもの食べたこと無い!』 

ボケたんだな~去年一緒に採りに行ってしこたま食べさせたんだけど・・・。 

その内にモスラは仲が悪い隣のババにおすそ分けすると言い出した。                         本っ当~にボケたんだね・・・まっいいっか・・・世界は一家人類皆兄弟ってことで・・・。

 

うさぎ追いし彼の山

今朝久々に朝5時に早起きして、山菜採りに行ってきました。                                狙いは山菜の王様『タラの芽』であります。 

山のカブトムシ養殖場付近にあきれるだけ生えてます。 

そのタラの芽が畑状態になっているすぐそばの土手みたいになっているところに野うさぎが棲み付いている穴がありまして、数年前から観察していたのですがそこの主を見たことがなかった。 今日その付近で枯れ枝を『バキッ!』と踏みつけたらそこの主が飛び出して来て、穴の中に逃げ込みました。 

丁度体毛が夏毛に生え変わるところのようで、ブチになっており『パンダウサギ』みたいでした。 余談ですが、オラは中学に入るまで『うさぎ追いし彼の山』は『うさぎ美味し(い)彼の山』だとばかり思っておりました・・・。 

うさぎは実に美味しい獣です。 

青森県南、特に旧十和田湖町の人は特に獣肉が大好きなので、よく呼ばれてうさぎ汁を頂いたものですが、その時は味については何てことなかったんですが、鉄砲ブチの方が調理したうさぎ汁を食べた時、目から鱗がおちましたな。

味の決め手は『骨ごとグツグツ煮込むこと』だそうです。

十和田市在住の頃懇意にしていた○山自動車の社長がこれまた十和田湖町出身のせいか獣肉が大好きで、自分で調理した獣肉鍋を取引先を招いてご馳走するのを楽しみにしている人でした。 

ある時、うさぎ汁を作って皆で食べていたらライバル会社『オリコ』の営業マンが遅れてやってきて、この汁を食べさせられたのですが、何の肉か知らされてないので内心ドキドキしてたらしい・・・。 

おっ美味しいですね・・・社長・・・ところでこれは何の肉ですか?』と恐る恐る尋ねたら、社長『これか?これはなぁ~キツネよ!』とふざけた。                                      オリコの営業マン吐きそうになってましたな・・・。 

この社長は何でも食べる!。 

ある時道路で狸が跳ねられて死んでましたよ~と言ったら社長『何?まだ血がダラダラッとした奴か?』と聞くので『多分そうだと思う』と言ったら『持って来い!』と言う人なのだ。 

又ある時は『鈴木~!犬喰いてェ~!犬喰いに行くべし~!』。

余談だが、青森県の某町の×○食堂の裏メニューで、今も犬が食えるらしいのだ・・・。               

だが、この禁断の裏メニューは要予約制で最低2人前から~らしいので社長も誰かを誘う訳だ。 オラは犬猫好きなので、この時は『社長一人で行ってらして下さい』と申し上げた。                

ここの社長の鍋にはオラも苦い思い出がある・・・。

ある時の昼食会で本日の鍋は『山菜汁』だったのだが、今度はオラが遅れた。

社長婦人が盛ってくれた山菜汁を食べようと覗き込んだら、何か『ケシつぶの様な物が浮いている・・・』それも沢山!。

よ~く見たらそれは『アブラムシ』だった・・・。 

こんなアブラムシだらけの鍋なんか食べてたまるか!と考えたが、別の取引先各社の女性陣は既に食べ終えてくつろいでいる・・・。

と、そこに社長が『鈴木!何遅れて来て鍋眺めてら!早く喰え!』。 

ここで、社長!アブラムシ浮いてます!などと言ったらかのご婦人方『ギャ~!』と叫ぶに違いない・・・社長の顔を潰してしまう・・・と考えて一気に覚悟を決めて飲み干したのである。              

だから、オラは以前書いた『国士舘大涙の便所ラーメン』のA村君の気持ちがよく判るのである。 

後日社長にあの時の鍋にアブラムシが大量に浮いてましたよ!と(社長のメンツを守る為にオラ頑張っただよ、と言いたくて)言ったのだが、社長は『あっそう!』で終わりだった。                

この人にはアブラムシなんて何ともなかったのだ・・・。 

前の会社の同期T浦君のお父さんは元郵便局員で、ある時勤務先の宴会があった時、鍋をこしらえて皆にふるまったそうな。

女性陣も美味しい美味しいと食べたところで、『これ、何の鍋ですか?』と聞かれ、父『旨いだろうこれはネズミだよ(本当にネズミを出した)』。                                   皆吐いたそうだ。 

県南の方に行って妙な鍋が出てきたら、一応気を付けた方がいいですぜっ!と申し上げておきます。  

 

資格取得

16日(土)に店を休んで『遊漁船業務主任者講習』を受けてきた。                           実は古いが、和船を所有しているので一昨年までは友人、知人を乗せて海釣りによく行っていたのだ。 

むつ湾で釣れる魚は多々あるが、オラの船で狙えるのはカレイ、マダイ、ヒラメ、アイナメ、ソイ、クロメバル等々である。

メインになるのはマダイとクロメバルである。  

マダイは魚影の濃い年なら50cm~75cmくらいなら当たり前に釣れるし、稀にはオラの船ごと引きずっていく『超大物(多分90cmUP)』も存在する。

6月~8月のクロメバルはその食味が最高!である。脂が乗って、焼いても煮ても刺身でもどうやっても旨い!。 尺近い大物は1匹市場で買えば千円は軽く超えるがそもそも市場にはあまり並ばない。 

一昨年オラが釣った一番の大物は34cmだったが36cmまでなら毎年誰かが手にしているようだ。 これまでに聞いた確かな記録では夏泊半島大島で手漕ぎボートで揚がった42cm!というのが最大だ。  

このクロメバル釣りはポイントの根がせいぜい乗用車2~3台分しかなくて、そこから5メートルずれると1匹も釣れないというピンポイントの釣りで、船頭の操船技術と釣り師の根掛かりしてもそれを外せる技術が伴えばひとり当たり50匹くらいは釣れる。

前置きが長くなったが『複合経営』で遊漁船もやろうかな?と資格取得の気になった訳なのだが、受講してみたら県に申請出せるのは来年になるとのことで今年は開業できないことがわかってがっかり・・・。  まあ今年は遊びで行くことになりますね。 

カブクワ好きで釣りも好きな方は連れてくから言ってちょうだいね!。

 

珍種の飼育者

今日カブクワと熱帯魚と爬虫類と蜘蛛などを飼育しているお客様が久々に来店されたので、以前から仲間内で知りたかったことを聞いてみた。  

知りたかったこと・・・それはタランチュラやサソリを飼育(このお客様が現在飼育している)している青森の人は間違いなくいるだろうが『ウデムシ』や『ヒヨケムシ』を飼育している人は果たしているのか?という疑問だった。

オラは仲間に『そんな奴おれへんやろう!』と言っていたのだが・・・居た!。                        

ウデムシはこのお客さんが以前飼育してて、ヒヨケムシはそのお友達が飼育していたとのこと。 青森にも『スキ者』は居たんだ、へ~え!。                                       これでまだ確認できてない生き物はあの、幸せを呼ぶという『ケセランパサラン』だけになった・・・(あれって昆虫なの?)。

このお客様、先の震災時は仕事中だったとのことだが、自宅に子供と嫁さんとお母さんが居たらしく、子供はお母さんが連れて家の外に避難したそうな。                              

嫁さんは?というとこれが飼育している熱帯魚の水槽を必死に押さえていたらしい。                 

で、その嫁さんに『水槽のおかげで私は避難出来なかった!』と言われたので『そんなものほっといて逃げれば良かったのに・・・』と言ったら、『後で水槽からこぼれた水を拭くのが嫌だったの!』と言われたとか・・・(笑)。 

いや~よか嫁はんをお持ちで、オラはうらやましい限りです。

 

復活!サンちゃん現る!】

震災その他で暗いニュースばっかりでしたが、今日ほんのりと明るいニュースが・・・。              

受験地獄にはまっていたサンちゃん(前記事:サンちゃんのこと参照)が約半年振りに店に来店しました。 結果は・・・見事志望校に合格!とのこと。   

これでウチの店にくる本年度の受験生は全員合格とのことで漸くホっとしました。    

師匠も『サンちゃんはどうしてら?』と気にしてましたので良い報告が出来そうです。                 

その他ミャンマーの軍事政権に終止符が打たれ、大統領が誕生したとのこと。  ミャンマー・・・まだまだ新種の虫がいるはず・・・発見!入荷するかも知れませんよ!。              

日本はまだ元気と安全を取り戻すのに長い月日を必要とするでしょうがこれから少しずつでも明るい話題が増えるといいですね。  

前回サンちゃんは最後に暗く青い顔で現れた・・・と書きましたが合格したのに今日の顔も青かった・・・(何だ最初から青い顔だったんだ、栄養足りてねえんじゃねえか?野菜食え!)。 いや~今日来ると思ってなかったから合格祝いの儀式『鼻からウルトラコーラを飲ませる』を忘れて帰しちゃった、用意しとくから明日又来なさい!。

 

【雑記】

被災した茨城のおばさんに宅急便で送った食料が届いたと連絡があった。                        通常より1日遅れだったがレトルト食品等の日持ちするものばかりだから問題はない。 翌日フジコンさんから商品も届いた。 

あれっ?逆にいつもより早く届いたんでないかい?。

東北→被災地→即納入!ってことですか?。 さすがは浪速商人(なにわあきんど)!。 ありがたや、ありがたや・・・。

 

津波のこと

宅急便の回復が日々進んでますが、まだ時間指定出来ないことと延着の可能性があることから生体の注文するに至るまではまだ少しかかるかな?といったところですね。 

燃料の安定供給と東北自動車道の全面開通がその条件ですかね。ただそれも福島原発次第・・・。 あと1発何か起きたら東北の虫屋もカブクワファンも暗黒の時代を迎えてしまう・・・。 

もしもの為に飼育者は『買占め』ではなく、計画的な最低限の備蓄が必要なのかも(う~んあんまり適切な言葉が浮かばないな)。

さて津波である。                                                            福島原発はテレビの解説によると最大の津波を5メートルと予測して設計しているとのこと。            

素人考えでも『そりゃナメ過ぎだべ!』と思うんだが、その根拠は以前の記事に示した。               

千年に一度の大地震』というフレーズは嘘と批判から逃れる為の言い訳が多分に含まれている。  

地震そのものの規模マグニチュード9という数字だけから見るとそうかも知れないが、これにしろ阪神淡路大震災他近年に大規模な被害を受けた地震が発生しているので近い将来今回と同規模かそれ以上の(あるいは直下型とか)地震が来ないという保証はない。

だが、これが津波のことになると『千年』なんて言い訳は通用しない。

調べてみたら津波の高さを表すのに陸地の到達した地点での波の高さというのもあるみたいだが、多くは『陸遡上高』と言って陸に押し寄せてきて最高何メートルあったか?で示すのが普通のようだ。 リアス式海岸である岩手県はその独特の地形から恩恵も受けた代わりに津波という天災に過去何度も被災している。

その過去の代償から10メートルの津波に耐えると期待した防潮提を築いていたが、今回それはあっさりと突破されてしまった。                                             過去の津波を調べてみたら、今回の三陸では15メートル超(場所によって30メートル級?)であったようだが、それ以前には青森県十三湊で約13メートル(日本海側)、1771年宮古島で85.4メートル!、1896年岩手県綾里村38.2メートル(本州過去最大)、奥尻島で33メートル、外国ではスマトラ島30メートル、1958年アラスカ州リツヤ湾で何と520メートル!が観測史上最大とか(フィヨルドの岸壁崩壊という特殊事象のためこれは除外で考えてよいかと思う)。

その他津波ではなく『観測史上最大の単なる大波』では50メートル(航行していた船のマストの高さと比較して算出したそうな)というのもある。                                        これだけでも最大の津波の想定は5メートルとした専門家の基準がオラにはよく判らない。        

今回仙台若林区では10メートルと計測されたようだが重要なのはこれが平野部での過去最大であるということだ。 今後専門家達がこの辺を基準に既存施設の今後の対策を練っていくのであろうが全国に多々ある原発は既にこの対策に乗り出しているのだろうか?未だそのような報道はなく、気がかりである。 

被災した岩手県他の各市町村の復興はどのようにすべきなのだろうか?。                30メートルの防潮提を各市町村に建設するのは費用と期間を考えてもまず無理かと思える。       

思い出と愛着のある郷土を棄てて合併による新しい街を建設するという苦渋の選択を迫られることも有り得るのかも知れない・・・。

 

原発の今後はどうなるのか?と前に書いたが、実はオラはより完璧を求めて継続しかないのでは?と考えている。

日本に資源は無い。 現代日本人は余りにも甘美な文明電気生活に慣れすぎている。               

ふた昔以上前の生活に戻すのは困難であろう。 もし出来たとしてもそれは自然破壊に直結して長期スパンでは結局自らの首を絞めることになるような気がするのだ。                         

今以上に原発を増やすというならオラも二の足踏むが、既存施設はより完璧な物を構築し『完璧と言えるほど原子力を制していく』ことが現実的なのではないかと思うのです。                   

やはり日本は技術を作り技術を売ることでしか生き残っていけないように思うからです。              

福島原発は今回あれだけのことになってもまだ寸前のところで、しかし踏みとどまっている。 勿論東電社員、自衛隊、警視庁、消防全ての人が命がけで守っているからであることは間違いないが、原発の建物や炉心や隔壁などの核心的部分の設計が物凄く緻密に『確かな設計』であったからこそとも思う。 

図らずも今回その他の部分に思わぬ弱点を露呈することになったが、そこを補完していけば今度こそ世界最高レベルの物が出来上がるのではないだろうか。 そこに油断や慢心や嘘が無い限り・・・。

 

プロ野球のこと・他

前の記事で巨人と広島が予定通りの開幕を主張!という記事を見て『頭おかしくないか?』と書いたら案の定バッシングされてる。  

子供の頃から巨人ファンであったが、それは生え抜きの選手を強くして優勝を重ねていた頃の話であり、金で他球団の良い選手をぶっこ抜くようになってから『隠れファン』に変貌し、そしていつの間にか、誰かから野球はどこのファン?と聞かれたら『野球は別に興味無い』と答えるようになっていた。 

巨人が心底嫌いになった訳ではなく、本当に嫌いなのは今回のセ・リーグの迷走の恐らく立役者である例の『傲慢爺い』だ。 巨人から心が離れていった原因を作ったのもこの老人だ。

勝利至上主義で自分の所の選手で勝てなければ他からぶっこ抜いてきて平気・・・というのはある私立高校も同じである。

心の奥底で実はかろうじて一本繋がっている糸を切られそうだ。 

この老人もいつまでも反省しない東電にも、ここらで『世論』という鉄槌が降ろされるように思う。

福島原発の行方はそのまま日本の今後10年~20年を決定してしまうように思える。             

現場で『目に見えない恐怖』と闘いながら決死の作業に当たっている日本の精鋭達に期待するしかない。 ここから後1~2週間で日本の未来が決まってしまうような・・・。          

作戦の成功とこの精鋭達の無事を心から信じております。

 

サバイバル・グッズ①】

今回地震で青森市は停電にはなったが、ガスと水道は使えた。                          これらが約1ヶ月程度使えなくなった場合を想定してあると便利なもの、その使い方等を参考までに羅列してみたい。

水の保存

水の確保と火力が一番重要なことだが、天然水の得方とライターなどを使わない火の起こし方は書ききれないので今回は割愛。 

飲み水の保存からいく。 洗い物や暖める為に使用する水は風呂場に溜めておくとして飲み水はどう貯蔵しておくか?。 

市販ペットボトルの水を買い置きしていたとして1ヶ月間1家族が生活出来るだけの常備蓄は現実的ではない。 

人ひとりが1日に必要な飲み水の量は約2ℓと言われている。

4人家族なら1日8リットル×30日=240リットルというわけだ。

山その他に行けば水は得られる(川や沢の水は要注意、出来れば避けたい)。それをポリタンクで備蓄することになろうが、これは長期には腐る。 そこでこのポリタンクに『日光石』を入れておくと半年でも何故か腐らない。(藻のようなものがポリタンク内に付くことがあるが自分で飲んでみたが大丈夫だった)。

『火

マッチはもうどこの家庭にもないかもしれないが、今あったら非常用に残しておけばよい。濡れたり、湿気で使用できないのを防ぐ為今のうちに頭をローソクのロウでコーティングしておくこと。 それでも濡らしてしまったら『マッチの頭を髪の毛の中に突っ込んでおくと早く乾く』と覚えて下さい。 煮炊き用の火は何で行うか?。 

1ヶ月を前提としているなら現実的にはホームタンク内の灯油だ。 それを反射式、対流式のストーブ等で煮炊きすることになるだろうが登山やアウトドアグッズのコンロ(灯油対応のもの)で煮炊きするのが一番燃料のロスが無いだろう。               

ガスコンロとガスボンベによるものは多分短期に使い果たしてしまうだろうからあっても良いが別な物も用意したほうが安心だ。

何もなくなった場合に備えて七輪や油の一斗缶を加工した『簡易かまど』が心強い。 これは海の流木、山の枯れ木等で使用する。 これらを使用する場合は合わせて砂か灰も少しでよいから消化用に準備しておくとよい。 煮炊きが終わったらすかさず消化し、炭化した薪をとっておき暖房用にすると煙が少ないので家屋やテント内での使用に何とか使える。  

これらを便利に使えるようにバーベキュー用の網などの周辺グッズもそろえておくとよい。 

火は起こす時に燃えやすいものから点火して『小さな火から徐々に大きく育てていく』が基本だ。いっぺんに大きな火を得ようとするとなかなか燃え広がらず逆に点火用の燃料を無駄にする。 

この辺はコツと経験を必要とする場合があるので、キャンプなんかに行った際はなるべく原始的な方法で火を起こす『練習』をしておいた方がよい。

照明

ローソクは風に弱いなどの弱点があるが、いつまでも保存できることと、他の使い道に転用できる(防水等)のであった方がよい。                                              最強は電池不要で手でガリガリ巻けば短時間ながらライトもラジオも使えるタイプの懐中電灯だ。 

次は何故か最近見かけなくなったが懐中電灯に蛍光灯と赤い光を出せるタイプが便利だ(我が家にはこれが大小3つある)。 かつて販売していた我が家で使用のナショナルの製品は接触不良を起こしていざという時に使えない可能性が高いので(構造上の欠陥があった)お持ちなら今の内に電気店に持ち込んで改善修理しておくことをお勧めする。これはあると非常に便利だ。 これらは電池で作動させるわけだが、買い置きしててもしょっちゅう使っていれば電池切れになってしまう。 電池は多少高価だが充電できる設備と燃料をお持ちなら『充電式』がよいに決まっている。 

次に家屋内の照明用としては『蛍光灯』がよい。明るくて且つ消費電力が少ないからだ。だがこれも同じ明るさをより少ない電力で灯すことの出来る『高性能』のものもあるのでよく吟味することだ。 これは発電機等があればどこにも持ち運べる利点がある。                           手っ取り早く手に入れるならホームセンターで作業用のものを売っている。                       ライトトラップ用のHIDや水銀灯は補助暖房用具として利用できる面もあるが強力な紫外線も放出するので、一般家庭の家屋内での使用は工夫しないとあまり適切ではない。 だが、明るさそのものでは他の比ではないので避難場所や屋外などの広い場所の照明に向いている。                                                     書き忘れたが懐中電灯を買うなら水中用もひとつあれば心強い。 雨の中での使用や夜間水中に落としたものを拾う、作業するのみならず捜索用にも使えるからだ。

これらの照明器具は予備の電球も持っておくことをお勧めする。

発電機』                                                            

あれば怖いものなしのアイテムだが、燃料あっての話だから燃料の備蓄に気を使うべし。

それと、これを使うための周辺機器も考えておいた方がよい。 最低持っておくべきは延長コードだ。 それと、長期間使用しないときの定期的メンテナンスもしておかないといざという時に『掛からない』という憂えき目に遭う。 

発電機と無線のパソコンがあればどこででも情報収集も発信も可能だが、ここで気をつけなければならないのはこの発電機はきれいな電気を作れるインバーター搭載を選んでおかないとパソコンは使えないので注意だ。                                                    で、発電機は機種は何を選ぶかということだが、自分が使っているホンダの製品で言うと発電量で選ぶか携行性で選ぶかということになる。 16iという製品が乾燥重量で20㎏くらいで家庭で使うには発電量は1.6キロあるので充分だが長距離を手に持って運ぶのは辛い。9iという製品が乾燥重量で13㎏、発電量で0.9キロなので発電量と携行性では一番使いやすいかと思える。6は非常に軽いが用が足りない。 

発電機は各社で出しているが、価格を除けば軽さと静粛性と並列運転での発電量UPなどの機能を考えればホンダが頭ひとつ~ふたつ抜けてると思う。

刃物

有事のサバイバル生活時の刃物等はどんなものが必要か?あるいはどんなものを選ぶべきかを述べてみたい。                                                        まずはナイフだ。 これは普通のフォールディングナイフというものが一番だ。 頑丈一点張りでブレードはステンレスよりは研ぎ安い鋼の物を個人的にはお勧めする。 『ランボーナイフ』みたいなものは実際には使いにくく役にたたない。

刃物は多少の切れを戻すくらいは砥石は必要なく、瀬戸物の茶碗の底で研げると覚えておきたい。 

次はスイス製の定番『ビクトリノックス社製の多機能ナイフ』だ。ナイフの他に栓抜きや缶きりなどが収納されておりいざという時頼りになる。 ~10機能くらいまでの商品が使いやすい。 山菜採りなどの食料調達で山に入る時あれば便利なのは『ブッシュナイフ』ではなく『』だ。これは堅い草用などの丈夫なものを選んでおきたい。

木を切って薪を作ることになるかも知れない。 まず鉈であるがこれは片刃と両刃がある。

片刃は枝打ちのような使い方に便利、両刃は木を薄く削るような作業がし易い。      

次は斧だ。 これは薪割りや木を切り倒すのに使うが大型は背の方を使うとトンカチやくい打ちにも使える。 小型ではクワガタ採集用品で『タコ採り名人』というのがあるがこれは刃の反対が木を粉砕するのに適しているほか例えば震災時車に閉じ込められた人を車のガラスを割って救出するのにも適している。 これらを選ぶ時重要なのはこれの柄が木製でクサビで金属部分を固定するタイプは避けることだ。 これらはハードな使い方をするとクサビが緩んですぐ使えなくなる。 金属一体整形、又は強化プラスチック一体成型のものが良い。 これらは重量が重くなり、欠点に思えるが重さ=破壊力なので連続して振り上げられる重さの範囲でなるべく重いものを選ぶべきだ。 これらは振り下ろす時力を込めるのではなく自重の重さで切る、破壊する使い方が正解だからだ。

木を切るもうひとつの雄はノコギリだ。 災害時に役に立つノコギリは大工用ではなく庭師が使う『剪定用』だ。 大工さんのような精密さは必要ないと思う。 であれば、押しても引いても切れる剪定用、それも替え刃に交換出来るタイプを勧めたい。このタイプは切り口は粗いがまず切るスピードが速い。 そして刃が駄目になったらノコギリの刃を研ぐなんて職人技は殆ど誰も持ってないのだから交換できた方がよいに決まってる。          切れなくなったり折ってしまった時に備えて2~3枚交換用の替え刃を用意しておけばいい。

医薬品

医薬品の類は各家庭や個人によって様々だろう。我が家では消毒液、痛み止め、正露丸、解熱剤、抗生物質入り軟膏、クレオソート、絆創膏、カットバン、最強の消炎剤栃水、胃薬等だが、包帯は伸縮自在でくっつく包帯というのがあるが、せいぜい2~3回使うと使えなくなるので単なる伸びるタイプの包帯がよいと思う。

あまり知られてないのが瞬間接着剤タイプの傷(薬?)だ。 これは切り傷等を短時間で固めてしまい傷を接着し、ばい菌の侵入も防ぐという代物で野外活動時は消毒液とセットで持ち歩けば心強い。 結構な出血を伴う傷でも『圧迫止血』との併用で止血できるし継続作業を可能にする。元々瞬間接着剤というものは医療用に開発されたものなのだ。

食料

食料は海と山で調達出来る。災害時に備えておくべき食料のNO.1は誰が何と言おうとこれは『マヨネーズ』だ!。ハイカロリーで、調味料にもなり、誰もが口に出来てしかも常温で保管可能なんてものはこれ以外ないとも言える代物だ。                                      これ1本あれば大の大人が冬山で遭難しても1週間近く生き延びられるというくらいだ。 普段食卓に乗せるマヨネーズは『カロリー50%OFF』でもよいが、災害時の備蓄品としては従来製品が一番です。

衣料品

暖かくて軽く濡れても乾燥しやすいフリース製品は持っておきたい。                           寝袋は封筒型がひとりの場合保温力には劣るが二人で入ることもできるので応用が利く。 なにより持っておきたいのは良い雨具だ。 濡れたら行動も作業も制限される。

テント及びその備品』                                                       

自宅を放棄せざるを得ない場面もあるかも知れない。                                  軽くて丈夫、そして何より設営が簡単なテントを準備したい。                                 どこででも設営出来るようにブルーシートとアルミ保温シートを合わせて準備したい。

その他備品

ロープ:クレモナロープが頑丈でよい。                                            ガムテープ:布製が縦にも横にも裂けて使用出来、丈夫だ。                                針金:加工して釣り針だって作れる。                                           工具:必要最小限はそろえておきたい。粗悪なものはすぐ駄目になったりする。                 

ビニールテープ:使用頻度が高い優れもの。                                       かんじき:最後の移動手段は歩行。 冬山に入る、除雪されてない道無き道を行くには必要。            

スコップ:穴掘りの基本道具です。

あれば便利な物は他にも多々あれど、まずこれだけあればあとは工夫で何とかなる(でしょう)。

 

今回地震の反省と思う事④】

開いた口が塞がらない・・・福島原発の炉心冷却担当作業員が持ち場を離れて他の見回りに出掛け、注水ポンプの燃料切れを起こしていたなんて・・・。                             実際に注水してなかったのに『している』と嘘をついたり、東電の体質ってどうなっているんだ?。 ○○に刃物とか言うけど、嘘つきで危機管理能力のない会社に原発を運営させていることの方が恐怖だ。大相撲のように外部監視人員を送るべきではないか?。                                                           だが、四方八方から東電批判をしてても始まらない。                                    今東電が『迷走』しているのは要求に対して対応出来る能力の限界を超えているからでは?とも思える。 つまり『パニック』だ。

政府が『計画停電』の打診をしても一夜明けても東電から返事がなく、呆れたとのコメントがあったがその時点でパニックを起こしているという状況判断はしないのか?。                      

原発の現場にしろそこには燃料切れを起こすような燃料の備蓄と監視監督する人材や交代要員がいないのか?。 だったら燃料をヘリで緊急搬送したり、専門家や他の電力会社のスペシャリストをかき集めて現場に派遣して応援する体制をとるべきではないのか?。                           東電の限られた社員だけで不眠不休のような作業をさせたらストレスと疲労からまた重大なミスを犯す可能性が高いと思えるのだが・・・。

今朝の朝刊で枝野官房長官の存在感が増しているとの報道があった。 

そら、おいでなすった、という感じであるが同日新聞に米国の専門家が『水素爆発を起こしたということは炉心の温度が2千度を超えているということであり、極めて深刻な状態』というような踏み込んだ詳しい説明がない。                                                   それにしても管首相の覇気のないこと・・・。たどたどしい首相コメント、弱々しい声、顔面蒼白状態で国民に何を呼びかけても不安が増すだけじゃないか、元気出しなさい!。

 

巨人軍と広島がプロ野球の計画通りの開幕を主張しているとか・・・。                         『野球をやることで元気つけることも必要』なんて頭おかしくないか?。                          東京ドームから被災地の茨城までなんぼの距離だ?。 

『計画停電』が迷走している時期に言う言葉じゃない!。

東京ドームで試合をする為の電力その他、及びそれを見にくる客に付随する『人、物、金』を注ぎ込むべき場所はそこじゃないでしょう?。 

一瞬頭に蒸気湧いて、『選手に援助物資リュックに背負わせて被災地まで走らせろ!』とかこっちも迷走しちゃいました。 

石原都知事が『日本人のアイデンティティーは我欲になった』と言ったのはこういうことだろう。  それは正に同感で常に感じていたことだ。 石原都知事・・・行き過ぎの面とかあったりするけど嫌いじゃない、再出馬も結構なんだが、但しあと4年やるには高齢なんだよな~。

 

今回地震の反省と思う事③】

地震発生後どこのスーパーもコンビニもホームセンターも黒山の人だかりだった。 スーパーから出てきた人を見ていたら20代までの若い人が両手に抱え込んで買い集めていたのは殆ど全て『カップラーメン』だった(カップラーメン命!なんかいな?まあどうでもいいけど・・・)。

地震発生の翌日に近所のホ-ムセンターにマンウオッチングの意味で行ってみた。 すると出入り口付近にテーブルを置き、店員が電卓で清算していたのだが、店内には清算待ちの客がとぐろを巻いて長蛇の列を築いていた。                                         不気味だったのが、その店内がほぼ真っ暗だったことだ。

自宅から懐中電灯を持ってきた賢い人以外はどこに何があるのか判らない様子だった。 店内は発電機も照明器具もアウトドア用品も全て取り揃えている店なのに真っ暗なのだ・・・。 

そして出入りする人はノーチェック!。 

これじゃ小物なら何回も出入りして『万引き天国』でしょうに・・・(多分やってた奴はあの状況なら間違いなく居ると思う、防犯カメラも止まっているし何しろ真っ暗だから)。 

この会社には危機管理能力や顧客第一主義と言った精神は無いみたいだ。                   震災当日青森市内のガソリンスタンドで営業をしているのは皆無だったが、被害がひどかった八戸市内のスタンドは発電機で機械を動かして数量限定ながら販売していた店舗がいくつもあったと言う。 先の食料品店やホームセンターやこのガソリンスタンド等はその扱っている商品から言って災害時の商品提供を如何に行うかという準備とシュミレーションは普段から行っているものとばかり思っていたが、どうやら何もしてなかったらしい・・・。

ガソリンスタンドで言えば震災当日先輩N氏から青森市西部は何故か電気が点いている家や商店があると携帯電話のやりとりで聞いていた。 どうも自家発電だけでなく東北電力以外から電気を引いているところがあるみたいだ、とのことだった。 事の真偽はともかくその方面なら最初にスタンドが開くのでは?とマークしてたら、翌日N氏に確認したら朝から営業している店があるとのこと、早速行って携行缶に買ってきたが、その後帰宅するまでの間に何店も営業開始し始めていたのにはある意味がっかりした。 

つまり震災当日から営業しようと思えば出来たのに、何らかの理由でそれをしなかったのでは?と勘繰る事も出来るからだ。 

どうも他社の動向を見ていたような気がして・・・というのは下衆の勘繰りって奴か?。 

震災地で当日から出来たんだから停電以外殆ど被害のない青森市で出来ない訳がない!・・・と思っちゃうんだがさて?。 

他社に先駆けてオラんとこで提供して市民を安心させてやる!といった気骨を見せてほしかったな・・・。

青森市内のほぼ全ての信号が消えていたが、車の事故や渋滞といったものは殆ど無かったのは見事でした。 譲り合いの場面もあり、これは見るにつけ気持ちよかった。 

だが、運転中の携帯電話使用は酷かった!。 『こうなったらもう関係ないもんねェ~!』って感じでかなりの人が使用してましたね。 あれはいただけないな、震災地のような一刻を争う状況なんかじゃないんだから。 

今回の地震で災害時における最強の情報収集用具はやはり『ラジオ』であると再認識した、それも電池不要で、手でガリガリ巻けば短時間ながらライトにもなるってやつだ。 

それと無線LAN(意味合ってるかな?超アナログ人間なんで・・・)のパソコンと発電機があればもうその時点では完璧じゃないですかね。

 

今回地震の反省と思う事②】

安否確認のメールをしていた著名採集家の方から無事ですと返信が来ていた。 まだフィリピンに居るらしいが、氏の自宅のある茨城県の自宅も大丈夫らしい。 

日本で発生した津波がこっちに来るかも!と現地住民も備えたようだ。

無事で良かった・・・。 

昨夜失敗をひとつしでかしていた。 

虫部屋のFFストーブを温度設定だけを確認して運転再開して外出してしまい、雑用に追われてその後の確認をしてなかった。 

就寝前に必ず虫部屋の点検をする癖がついているので行ってみたら『凄い熱気!』すかさず温度計を見たら『室温33℃!』融解寸前だった・・・。                                      停電で一旦初期設定に戻っていると気が付かなかった単純なミスで、『セーブ運転』ではなく通常運転にしていたのだった、危なかった・・・。                                      今後は設定等は入念に確認したい

原子炉が心配だ。 青森は原子燃料施設が複数あるので対岸の火事ではない。 盛んにアピールしていた『原子燃料は安全だ!』というフレーズは『』だと露呈した。 

仙台空港もしかりであるが原発の基本構造も落とし穴だらけだ。 

例えば有事の際に緊急で海水を注入して炉心の温度を下げるべく(これにしろ海水注入したらもうその炉心は再使用不可能なら意味ないんじゃないの?)海岸近くに建設・・・というのは分らなくないが、海岸に近いなら『津波対策』は万全にすべきでしょう?。  

ところが画像で見たら仙台空港も福島原発も津波対策の『城壁を上回るような巨大なコンクリートの壁』というものがどこにも見当たらないじゃないか!。    

それがないから非常用ディーゼル発電機(この設置場所等も意味不明)が浸水して用をなさなくなり、今回の事態に至ったと・・・これは怠慢からくる人災だと思う。  

人知を超える想定外の津波だったんだと言う言い訳は通用しない。 

何故なら、インドネシア・スマトラ大地震で10メートル級の津波が数年前に起きたばかりであるからだ。 確か青森県十三湊が一夜にして津波で街が消滅した際の津波が13メートルと推察されているはずだ。 日本海側で過去13メートルが来ており、スマトラで最近10メートルが来ているなら地震大国日本の太平洋側なら15メートルの津波を想定しなければおかしいんじゃないか?。 更にその壁を突破されても水没しない位置か構造の場所に非常用ディーゼル発電機を備えるのが当たり前・・・という考えはおかしいのか?。 

原子燃料政策の行方は今後ふたつの大きな考えに分かれるのだろうか。                         すなわち『失敗を糧にしてより完璧を求めていくのか』と『この方式を諦め、あるいは縮小してより安全性を求めるのか』である。                                                どちらにしろ他の原発はもうこのような点について既に検証と対策を始めていなければならないのは明白だ。 このような建造物を作った当時の政権『自民党』だって責任はあるでしょう。 

同時に早急に進めなければならないのは関東と関西の電圧の相違による互換性の無さではないだろうか。 理論的な問題ではなく発電所の建設を始めた当初の機材輸入先で異なっており、これが未だそのままだったなんて信じられない!。 

停電時の素早い電気供給の復旧は国民の生活維持のみならず、人命救助に直結している。 今回この点の稚拙さで失われた命もかなり多いはずだ。

こんなことは遅くとも阪神淡路大震災時以降にに粛々と進めてなければならないことだったんじゃないのか?。この統一を図るよりはまず互換性を高める設備の建設がしかし最も低コストで尚且つ早く準備できることなのではないのか?。どこかがやられたら数時間で遠い無事なところから最低限必要な電力を供給できるシステムが必要だ。 

ともかくも起きてしまったことより、今後どうするかだ。 個人的には上記のような対応は即刻必要ではないかと思う。今回規模の巨大地震とその津波が東京湾と相模湾等を襲っていたら、いったい何十万の命が奪われていただろうか・・・と考えるとぞっとする。

 

災害時の被害をもっと最小限に食い止めるためにより有効な手段はないものだろうか・・・と考えた。 技術的その他の問題で出来るかどうかは分らないが、国民の多くがどこに行くにしろ持ち歩いている『携帯電話』で強制的に警報を伝える手段は講じられないものだろうか。 

例えばどこそこに地震が来るかも知れないという『警告レベル』の配信と『津波が来るかもしれないから即刻退避せよ』という緊急指示レベルの配信である。 

オラの知能レベルの低い頭ではどう考えてもこれが最も早く最大人数の国民に警報を届ける最も有効な手段と思えてならないのだが・・・。                                         個々の設定の別に関わらず最大の警告音と自動音声ガイダンスによる配信、より詳細なメール画面での配信等がその考えだ。

 

今回地震の反省と思う事①

家が倒壊でもしてない限り最低1週間~10日間くらいは飼育している昆虫の維持が出来るようにと、いろんな物を備蓄していたので例えガスや水道が使えなくても家族が食べるものとその煮炊きに必要なものが揃っていたので特段慌てることはなかった・・・がやはり反省点はある。   

備蓄していた品を格納している車庫のシャッターが『電動』だったのだが、手動で開ける方法を調べてなかったので車が邪魔してなかなか取り出せなかった事。                       

備蓄していたガソリンを2週間前にだいぶ期間が経過したので劣化し始めているのでは?と半分以上車に入れてしまって補充してなかったこと。 

2台ある車の大きな方に充分なガソリンが入っていたが、今の車は盗難防止でホース等が入っていかないようになっており、取り出せなかったこと。                                全ての電源が落ちた時点でラジオを聞かなかったので震源地や規模の把握が遅れたので行動が遅かったこと等である。

我が家で今回大活躍したのは昆虫採集用品である。

一番活躍したのはライトトラップ用品で、発電機がその最たるものである。オラの発電機はホンダの16iだから発電量も充分。 しかも静かだから車庫の中で運転しても近所の安眠妨害にもならなかった。 

この発電機で先の電動シャッターも開けたし店から持ち帰ったFFファンヒーターで暖を取れた。 照明もこの発電機とライトトラップの各種照明類でどれを使おうか迷ったくらいだ。 

携帯電話もこの発電機や車のシガーソケットから充電できる変換機も持っていたのでどこででも充電出来た。 懐中電灯は蛍光灯付きから20メートル防水のもの、普段採集で愛用している強力タイプと揃っており、電池は買い置きの予備から、充電式の電池まであったのでまるで心配なし。 今回はガスと水道が使えたので非常に助かったがこれが使えなくても携帯用ガスコンロもガスボンベも備蓄があり、七輪と練り炭もあるし、いざとなったら湧き水が湧いているところも知っているし枯れ木を燃料にするためのノコギリ、鉈、斧まで・・・。                   

 

昆虫採集用品はそのままサバイバルグッズそのものだ・・・。

 

これらの用品を持っている虫仲間は全員余裕で何にも慌てる素振りもなかった。

使うことは無かったが、HIDランプや水銀灯はそのものが暖房器のようなものなので持っている暖房器具の能力が足りなければこれを灯すことで補うことも出来る。 

今回思ったが、今の生活は電気に頼りすぎているためこの電気を自力で起こせる設備(発電機等)とそれを生かす設備(充電器や延長コード等)そしてこれらに頼らない原始的設備(反射式ストーブや七輪等)を備えておく必要があるのではないだろうか。 

だが、一番大事なのはこれらの設備を持っていても水没させたら使い物にならなくなる物も多々あるし、これらを管理する場所や補充そしてすぐ使えるように整頓しておくことが重要なのではないかと考えさせられた(オラはこの点が今回駄目だった)。

今回のような場合は携帯電話は連絡手段としては実に頼りないものだと改めて思った。               

携帯電話各社でもその開きがかなりあり、ある1社が最後まで使用可能になるのが遅れた。 

この会社の携帯電話を持つ虫友には最後まで連絡がつかなかったのだが、その中の一人は電池が切れており、充電する術を持ってなかったので携帯電話会社の責任ではないと語ったが、それは『使ってなかったから気付いてない』だけであり、そのことを指摘しても彼は今回のことでこの会社も反省して改善するだろうからそこに期待したいと言った。 

しかしそれは多分に甘い見通しである。 他の保持者は全員すぐ他メーカーの製品にすぐ機種変更すると言っており、改善する為には多大な設備投資をしなければならないのに利用者が離れていくのが目に見えている状態でそれは不可能と思える。

連絡手段としての機能に期待するのではなく他の機能の魅力で保持する以外は何の意味も持たないのではないか?。 

以前石川県で大地震に遭遇した際、揺れが収まった直後から2~3分は電話は普通に繋がり、それ以降はパンクして繋がりにくくなるという教訓も今回生かせなかった。 その時普段からどの順番で確認の電話をするかと各役割を決めていたある主婦がおり、混乱する前に全ての親族の無事の確認を終えてしまった方がいた、こういう人は凄いと思う。

又、今回の報道で公衆電話がデジタル回線で、このような場合最も繋がりやすいと初めて知った。

今回自宅ブリード部屋の暖房は火力調節が微妙に出来る反射式ストーブを持ち込んで暖房したが図らずも火力をテストする機会となった。 真冬に同じ事態になっても大丈夫と確信したが、地震の場合は余震がある。 このストーブは揺れを検知して自動消化する機能が付いているものの安心は出来ない。 自動消化機能の有無に関わらずこの手のストーブはそばに人が居る時でなければ使わない方がよいかと思う。 せっかく無事だったのに火事を起こしたら何にもならない。 次回からは虫部屋の暖房をFFファンヒーターにしようかと思う。

普段飼育容器等をスペースの関係でこれでもか!というくらい積み重ねしているのだが、地震が怖かったので積み方に工夫はしていた。

落ちたのはプリンカップ2個だけだったので、良い積み方だったんだな・・・とは思う。 

だがそれはたかだか震度4には耐えたという話で、同じ県内の八戸市の震度5だったら多分悲惨なことになっていただろう。 

ラックや温室の転倒防止もしていない(早速やらねば・・・)。 せめて震度5でも殆ど無事です、というレベルまで強化せねばなるまい。 震度6だったら・・・そもそも家が倒壊しているかもしれないが無事だったら半分は生き残れるようにしたいものだ。(その前に人間の安全策を図るのが当然前提ですがね)。

 

今回の地震は色んな意味で異常だった。 本震と変わらない位の余震が立て続けに来て、『これは遠くでとてつもない奴が来ているのでは?』と思ったらその通りだった。 

連鎖するようにあちこちで起こり、これまでの地震の構造そのものが変化しているような感じだ。 実はこの前に少し大きな地震があったので、これが来たら暫くあるまいと高をくくっていたところもある。 

又これまでの巨大地震の多くは大潮の時に起きていることが多かったが、これは気圧の関係とも言われている。 しかし今回はこれとも違った。 

地震が次の地震を呼んでいる感じだ・・・。 

地震学者がマークしていたのは関東大地震だったのだが、これも誘発されないとは限らない。        

今回を教訓にしてすぐに次に備えるべきだと思う。

 

地震なんぞに負けてたまるか!(無事です)】

未曾有の大地震でした。  

亡くなられた方、被災された方に心からお悔やみとお見舞い申し上げます。                      又、先程停電が回復したので店に来てパソコン開いたら当HPに昨夜訪問頂いた方が多数おられた様子・・・青森県は昨日ずっと停電していた為、殆どの方が県外の方と拝察いたします。

ご心配お掛けしましたが、地震の備えを普段からしておかないと虫屋は事が起きるとすぐ廃業!と用意してましたので問題有りませんでした。 

 

ですが、今回の地震で得た教訓がありますので明日その辺を語ってみたいと思います。当店のお客様で仙台市在住の方もおられます、無事をお祈りしております。

 

プロギタリスト・伊藤ゴロー氏来店

アマチュアバンド時代の友人である伊藤氏が我がバンドのボーカリストだった『ワダベン』社長に連れられて店に遊びに来てくれました。 

二十数年振りの再会です。   

伊藤氏は昔青森市で『カッコイイギターを弾く人』として有名で、ギターを弾く姿はモロにローリング・ストーンズのキース・リチャードそのものでした。 

非常にセンスがよくて、指が早く動く訳でもバカテクが有る訳でもないのですが、彼が一発バ~ンと音を出したらもう『カッコイイ!』のでした。 

現在彼は自身のギタリストとしての作品も発表してますが、むしろプロデューサーとして日本のトップクラスの仕事をしています。 

坂本龍一氏らの旧YMOメンバー等のプロデュースもしてるので、もうワールドクラスですね。青森市出身で音楽界に進んだ人は数あれど、最も成功している人のひとりでしょう。

感心するのはトップミュージシャンであるのに『全く芸能人臭くないこと』である。 

昔のままのナオキ君(本名)であったことが嬉しかった。                             変な特技を持つ人の『感覚』等の話題で盛り上がったが何故『ゴローちゃん』にしたのかと、サイン貰うのを忘れてました。それと、彼は現在ボサノバを弾かせたら日本を代表するギタリストということなのだが(インターネットで調べたら)店に置いてあるボロギターでボサノバ弾いて貰うのも忘れてました。

 

◆伊藤ゴロー氏 in Fabre-house◆

 

 

【地獄のブリード作業】

前回休店してのブリード作業がケガの為捗らなかったので再度休みにして朝から晩まで虫弄りです。 

昨日はエラフス材飼育の材交換の為に材を約20本カットしたり投入穴を空けたりしてせっせと交換致しました。 

こんな作業に親父の遺してくれた(まだ生きてるけど)大工道具が大活躍です。今日は残りのエラフス幼虫他のマット飼育のマット交換と産卵セット10セット組みますぜ!(出来たらの話ね)。

 

【金縛り】

この、HPの記事を書く際、採集や飼育そしてなネタを書くと訪問数がド~ンと上がり、霊魂ネタを書くとチュド~ンと下がるのでありますね。                                       ひょっとして皆さん霊は苦手?。

でもねえ、『あの世』はあった方がいいでしょう?その先『』にいくか『』に行くかは知らんけども・・・。

生まれて初めて『金縛り』に遭ったのは24歳の時だ。会社の同期FK君と絶対誰も来ないような所でキャンプしよう!ということになり、夏休みを互いに合わせて、とある断崖絶壁が連なる海辺の海岸に行った。

カモシカの獣道を通って(春に一度降りるルートをチェックしていた)テントを張ったら漁師さんが船で近付いてきて『お前らここまでどうやって来たんだ?』と言うので、あそこのカモシカの獣道を降りてきたと言ったら『死ぬぞお前ら・・・』と絶句していたくらいの所だ。

それは最初の晩にやってきた・・・。                                             テントの中で寝ていて、息苦しくなってきたので目が覚めたらもう『動けなくなって』いた。動くのは足の親指と目玉だけ・・・。

やがて胸の上がやたら重くなってきたので息が更に苦しくなってきた。 

隣で寝ているFK君を起こそうとするが、声が出ないので名前を呼んでいるつもりでも『フンッ!フンッ!』としか出ない。 息であっても大きな息でしつこく繰り返せば起きてくれるか?と試みるのだが、昼間の遊泳で疲れていて大きな鼾をかいてぐっすり寝てる・・・。

駄目だこりゃ! と、ここで以前読んだ本でこんな時は心の中で『南無、鹿島大明神』と3回唱えると解けると書いてあったのを思い出し、3回×を3回繰り返したが解放されなかった・・・。         

皆さん!この説は『』です。 な~んも効きませんから

こうなったら目をつぶって朝が来るのを待つしかない。                                翌朝日の出と共に目覚めたらもう解けていた。

焚き火を起こして朝食の支度をし、FKを起こして文句を言ったら『あっそう、気付かんかったわ』で終わりだった。

それから食料を調達しに海に入り、適当な海産物を採取しながら岸から沖に50メートルほど離れた離れ磯に着いたので岩にしがみついて一休み・・・と思ったら磯の上になんか建っている・・・。 

よ~く見たらそれは水没者の慰霊碑だった・・・。

こ・れ・だ・・・!』多分変な奴らが来たと嫌がらせをされたに違いないと考えた。                 

そこで一旦陸に戻り、その辺に自生しているユリの花を摘み、線香代わりのタバコに火を付けて濡らさないように平泳ぎでまた離れ磯に戻り、念仏を唱え『あと3日ここで遊ばせて下さい』とお願いしたら次の晩からなんともなかった。

礼儀正しくすれば霊も分ってくれる・・・というお話でした。

 

スマトラオオヒラタに・・・噛まれたァ~(下条アトム風に読むこと)】

昨日自宅ブリードルームで餌交換している時、スマトラオオヒラタ・アチェに右の薬指を噛まれました!。 餌を替えようと蓋を空けたらその蓋の内側にへばりつい居て、蓋を空けた瞬間にやられました・・・。 

こいつアチェの内歯下がりで、実は羽化時に活動始めたのに気が付かず空気穴をカジカジしたので右の顎先が少々欠けていたのが不幸中の幸い。

右の顎先が薬指の先端腹の脇に、そして左の顎先が爪と肉の間に突き刺さりまして・・・。慌てて『エタノール』を捜したんですが、こんな時に限って見当たらない!。

しょうがないんで仕方なく右手の他の指と左手を使って無理やり顎を開いて離したんですが、離れた瞬間に『ピュ~ッ』と血が噴出しましたな。 

いや~久々に噛まれましたが、スマトラもやるじゃねえか!ってところです。                         

90ミリ弱にしてこの威力!。

だが、アルキデスど短歯の時はもっと痛かった。 

う~んスマトラ100㎜オーバーの威力は如何に?100㎜オーバーを飼育で出したらこれはもう誰か適当な『生贄』を捜さねばなるまい。

あなたが噛んだ~♪薬指が~痛い~♪』本日薬指、『腫れてます』。

 

【どうなっちゃうの?大相撲】

何度不祥事を起こしてもその場限りで懲りない相撲界に嫌気が差している人も多かろう・・・。           

ここ数年で相撲界が堕落したのか?というとオラは違うと思う。

相撲界ってのは元々こんなもんで、『世の中がシビアになってきた結果』だと思うんですね。変わったのは外国人力士が増えたのでより『ストレートな性格の力士が増えた』くらいで・・・。

放駒理事長が八百長は過去に無く、『今初めて起こった事』と言ったのには驚いた。(まあそう言うしかなかったんだろうが)

あんたの現役時代から千○○富士当たりまでが『八百長全盛期』だったでしょうが!。                 

で、若貴時代双子山、藤島部屋勢の全盛期に数が減り、その時代が終わって朝○竜の時代に変わってからまたぞろ増え始めたんでしょう?。

マスコミや世論も一部を除いて『やってんだから深く追求しちゃいかん!』から『もう許される時代じゃないよ』に変わったということだろう(何回許してもまたやるしね)。

膿を出し切る』なんて言葉は北の海理事長時代から聞き飽きましたよ・・・。無理なんだって。 傷はあとからあとから新しく出来るし新しく膿んじゃうんだから。                  

組織や慣習のかなりの部分を変えないと無理だと思うなあ・・・。

貴乃花親方が『改革』と言ってたのはこういうことだったんでしょうね。

敵対する親方が『改革、改革って一体具体的に何をやろうってんだ!』と息巻いてましたが自分の『利権を守ろう』とする上層部では何も変えれないでしょう(あっそういう人達にとっては変えちゃいかんのだった、問題が外に出なければいいのだった)。

相撲は大好きだったから、今後どうなるのか非常に心配だ。

素人考えではあるけれど、オラ的改革の要点をいくつか考えてみた。

・親方株が高すぎるので再考する。

・横綱、大関の給与特に退職金が多すぎるので、このような部分を削って幕下にも給与を出し、序二段にも“おこずかい”程度は支給する(序の口は無し)。                             

・理事の半分は外部の者を入れる。

・部屋制は残しても、『一門』は廃止解体する。

・本場所は年4回にする(ケガを直す暇がない)。 

細かい点はまだまだあるけれど『本当に思い切った事』をして変えないと何も変わらないだろうなあ・・・。

これなら大丈夫だ!というものが構築できない限り『一般の株式会社』になった方がいいかも知れない(個人的には大反対だが・・・)。

とにかくあきれた相撲界ではあるが『国技』の存続を願うばかりだ。

デーモン木暮閣下』も泣いているぞ!(多分)。

 

【霊の話・その③】

前回の続編を語る前に『T島』について解説しておこう。                                  このお方との最初の出会は実は小学校の時だったのだ。

ここだけの話オラは北海道に住んでいた小学校の時柔道を習っていて『大会』でT島と対戦したことがあるのだ。柔道では始めて1年で道南の大会でベスト4に入ったこともあったし、柔道と水泳に素質があったかも知れんのだが、青森の中学に入ったら柔道部が潰れていて仕方なくピンポンに転向したのが間違いだった・・・かもしれん。

T島と対戦した時は5年生で彼は6年生、2回戦で対戦したのだが彼は既に体重70~80キロもある『デブ』だった。

小学校の試合では『階級』などない上にオラは必ず組んで『一本を取る柔道』しか教えられてなかったので無謀にも背負いでこのデブを投げようとして逆に体落としで、この大会の最短時間で敗れた・・・確か始め!となってから3~4秒だった・・・。

そのデブが高校に入ったら居たのでビックリだ。

何故その時のデブが彼だと分ったかというと『』である。

彼の顔は相撲取りの『高見山』と『奈良の大仏』を足して2で割るとT島の顔になるというくらい特徴があるからだ。小学生にして既に立派なデブだったT島は高校でデブに磨きをかけていた

さっきからデブデブと書いてはいるが、この人はただのデブではなく、その身体能力は大したものだった。

高校の時は身長175~176位だったと思う。さして大きくはないが肩幅とか普通じゃないので180近くあるように見えてしまう。

体重は120キロで、50メートル走のタイムが確か6秒6だったはずだ。デブはスタートが遅いので100メートルなら12秒前後だろう。

A山先輩と三人で『函館赤ちょうちん』に呑みに行った帰り、巡回中のミニパトから懐中電灯で照らされた時一番逃げるのが早かったのもこのデブだった。

ベンチプレスは150キロを挙げるこのデブだが弱点が二つあった。

デブのくせに『泳げないこと』と『お化けが怖い』ということだ。 

 

と言うところで続きといきますか。 

下宿中のあらゆる窓と鏡を新聞紙とガムテープで覆い終えた我々は、しかし解放されずT島の命令で彼の部屋に全員留まることを強要されていた。

T島曰く『何人も俺の部屋を出ることは許さん!』。

雑談をして過ごしていたのだが、オラ達は飽きてきた(関係あるのはT島とA山だけなのに何でここまで付き合わなければならんのか?)。

そこでオラが『東北に敵無し!鬼のT島』ともあろう方がそんなに霊が怖いんですか?とか言ったらバツが悪くなったらしく、『解散して各自の部屋に戻ってよし!』となった。

だが、その後判明した所ではT島はその後朝が来るまで片耳にラジオのイヤホーンを差し、もう片方を手で押さえて頭から布団を被り、うつ伏せの状態で震えていたらしい・・・。               

やれやれ、と自分の部屋に戻ったオラだが、ある異変に気が付いた。

その日の朝時間を合わせたばかりの目覚まし時計が15分程『遅れている』のに気が付いたのだ(オラは当時新聞配達をしていたのでゼンマイを巻くのと時刻を合わせるのは日常的だったのだ)。

霊が現れた時に時間が狂う・・・そんなこともあるのだろうか?と不思議に思いつつ寝床に入ったのは午前1時少し前だった。

その人は結局最後は何を思いつめて死を選んだのだろう・・・とか考えていたその時だ!。              

オラの部屋の前のベランダに『人の気配』を感じた!。オラの部屋の戸は曇りガラスの引き戸で廊下を隔ててそこがベランダになっていた。

見たら、新聞紙でガラスを覆ったベランダに誰か立っている!。

もしや隣の部屋の○野が悪戯でもしているか?と耳を澄ましたら(オラと○野の部屋はふすま1枚で隔てられているだけだった)○野のいびきがちゃんとベッドの位置から聞こえる。

やばい!来た!』とオラも頭からふとんを被って暫く気配を伺っていたら、いつの間にか廊下に居る気配がする!。

やはり鍵を閉めていようが霊は通過してしまうんだなとその時思った。

霊はオラの部屋の前に暫く立っていた。

オラは心の中で『T島とA山の部屋はあっちだ~!ここはオラの部屋だ!関係ねェ~!』と叫んでいた。

するとそれが通じたのかやがて霊はT島らの部屋に向かって歩き出した・・・。

よ~し!そのまま!左がT島で右の部屋がA山ね!』と心の中で誘導した。

その後は何事も起きなかったのだが、朝起きてT島らに『来てましたよ、先輩方の部屋の方に行きましたが・・・』と言うとT島は『何~!本当か?ぜんっ然気が付かなかったもんね~♪』と嬉しそうにはしゃいだ。

せっかく会いに来た霊もがっかりしたことだろうよ、行ってみたらふとんの中で震えてるんだから・・・。

結局見たのはこの下宿ではオラだけだったのだが、同じ日あちこちで妙な現象が起きていたことを後に聞いた。

元幻のレスリング部』黒○先輩と野球部の庄○先輩も件のお通夜に行きその遺書を見せられた帰り、黒○先輩の家の部屋で『何で死んじまったんだろう・・・』とか話してたら、いきなり黒○先輩の2階の部屋が『ド~ン!』という物凄い音と衝撃がしたので、二人は慌てて我先にと争って階段を降り、黒○先輩の母の部屋に行き『今の音と衝撃は何?』と聞いたら、母は『何言ってんの?音も衝撃も何も無かったわよ!』。

これを聞いた庄○先輩、外を見たらもう暗くなってたので『黒○~俺もう今日帰れねェ~じゃ泊めでけれ~!』と泣いたそうな。

その夜黒○と庄○の二名は黒○の両親の部屋に布団を敷き、四人で寝たと聞いている・・・。 この方はまだこの世に未練が有り、まだ話したいことがあったに違い無い。

だから随分とあちこちに現れていたみたいだ。

成仏され、魂が安らかなることをここに再び願う。

 

【霊の話・その②】

店休んでブリード作業に励むはずが思わぬケガで予定の4割程度しか出来なかった・・・。

が、全治1ヶ月ほどか?と思われた痛みも『栃水湿布』のおかげで昨日当たりから手すりにつかまらずに階段の上り下りが出来るようになった。                                      先人の知恵にはほとほと感心する。

 

さて、霊魂の話である。

最初に霊をモロに見てしまったのは17歳の時である。

20歳までに霊を見なかった人は『才能が無いからその後も見ることは無い』とどこかで見ていたのであと少しだったのだが見るハメになってしまった。

それは高校2年の秋だった・・・。 学校の先輩がまた一人自殺したという話は聞いていたがオラの知らない人で、なんの関わりもないと思い込んでいたのだが・・・。

部活を終えて下宿にチャリで帰るときだった。

下宿の前まで来たら、下宿の屋根の裏から『季節外れの花火』が上がったと思った。

が、その花火は爆発することなく屋根の上で静止した・・・。

それはソフトボール大の『丸い火の玉』だった。

何で爆発せんのだ?新種の花火?』とか、チャリを止めて見ていたがやがてそれはゆっくりと動き出した。 向かい風に逆らいながらゆらゆらと揺れながら飛んでゆくその玉が時折風に煽られたように『尾を引いた瞬間』に全てを察した。 

これは人魂だ!』。

何の関係も無いと思っていたのだが、実は亡くなった人は下宿屋の息子(オラの高校同期)の中学校の先輩であり、家が下宿から近いんだとその息子が指さしたのでその人の家の方角までは分っていた。 

それが正に風に逆らいながら『その方角』に向かって飛んでゆく・・・。

多分間違いなくその人の霊だろうが、何故下宿に来たのかまではその時点では分らなかった。人魂を見えなくなるまで見送ったあと、下宿に入り夕飯を食べながら下宿のおばさんにさっき人魂がここに来てたよ、亡くなったTと言う人だと思うんだけど・・と言ったら、気丈かつ呑気なおばさんは『あ~ら来てたんなら晩ご飯食べてったら良かったのに』とか言ってました(笑)。

食べ終えて自分の部屋に戻って本を読んでいたら、○道部の先輩方も戻って来た様子。

と、少ししたら『ドカドカドカ!』っと物凄い勢いで階段を上がって来る音がしたと思ったらオラの部屋の戸が開けられ、『120キロデブのT島』と『人間サイボーグA山』が雪崩れ込んで来た!。 

(A山さんは何故サイボーグかと言うとあちこちの関節がおかしくなっており、膝関節とか自分で自由自在に外したり嵌めたり出来るから・・・)。

T島はオラの襟首を掴んで片手でオラを吊るし上げて言った・・・。

(ベンチプレス150キロのこのデブは当時65キロくらいのオラなんか柴犬程度の重さにしか感じてないんだな・・・)。

今晩飯食ってたらおばさんが、鈴木さん人魂見たってよ~♪あんたらに会いに来たんじゃないの~?って言ったんだ!』。

貴様~!嘘をついているな!』。 

『オレらを脅かそうとしているな!』

『優しくしてんの今の内だぞ!嘘だと言え~!』。

真実を有りのまま話そうとしてもオラの足は既に床から40~50cmも離れていて、首が決まっているから息も出来ない状態!。 話したくても話せない状態のオラを逆上した先輩はまだ強情張ってると思って『オラ~!嘘でしたと早く言わんか~!』と片手で持ち上げたオラの首を更に揺さぶる始末!。 

『このままだと死んじまう!』とオラがとっさに○道部で『参った』の合図である『体を2回叩く』をしたらやっと降ろしてくれた・・・。

『ゲホゲホッ・・・自分は・・ゲホッ見たんです・・・本当に!』と言ったところでまずT島に一発殴られた!。

普段はニコニコしているA山も鬼の形相で『蹴りを入れる』ポーズをしてる・・・。

『嘘なんかついてません!本当に見たんです!』二発目の拳が飛んできた。                     『この野郎!まだ言うか!』『T島!関節行け!』。

ここでオラはハッと思い出し、オラの隣の部屋にいる『○野』のことを思い出した。

○野はオラの1コ下で、学校が違う為その人のことも死んだことも何一つその時点で知らないはず・・・と。

その旨を興奮した先輩方に語り、○野は部活辞めてフラフラしていて、その時間部屋に居たはずだから何か無かったか聞いてみればはっきりするんじゃないスか?と言ったら、『ウ~ムそれもありだな・・・』となった。                                                   早速3人で○野の部屋を急襲し、尋ねる。 

お前今日の午後6時半~7時くらいの間どこに居た?

『部屋に居ました』。

その時何か変なこととか妙なこととかあったか?とT島が聞いたら・・・。                    

『はい!7時くらいだったか・・・ラジオ聞きながらマンガ本読んでたら、誰かに見られてるような気がして振り返って窓を見たら人のような影が上に揚がっていったんス!』。

時間も状況も全てオラの証言と一致する・・・。                                   すると、T島がヘナヘナとその場に座り込み『悪夢だ~!』と唸った・・・。

それからT島がポツリポツリと語りだしたところによると・・・。 

・T島とその人は実は同じクラスである。

・T島は実は時々その人をいじめていた。

・死の数日前もその人の首を絞め技で絞めて遊んでいた。

そして、決定的なことをT島自身が語る『実は昨日がお通夜でよ~皆で行ってきたんだが、お母さんから遺書があるって見せられて・・・そしたら・・・一番最後に・・・』。 

また会いましょう』って書いてたんだ~!。

オラは全てを理解した。 

『先輩に会いに来てたんスよ、でも居なかったから戻って行ったところをオラが見たんでしょう』・・・。

これは多分今晩また来ますね』と言ったところでオラは本日3発目のパンチを食らった。

余計なこと言うんじゃねェ!』。

だが、T島らも恐らくそうなると思っていたのだ。

全員俺の部屋に集合ー!』とT島が叫んだ。下宿人全員と下宿屋の息子が集められ、指示が飛んだ。

『まず、全ての戸締りを確認!鍵を掛けること!それから下宿中の窓と鏡を全て新聞紙とガムテープで覆え!隙間無くすべてがっちりやれ!30分以内!すぐやれ!』。

ここでオラは疑問に感じたことをT島に進言した。

霊というものは、こんなガラスとか抜けて来るんじゃないスかね?』。

オラはこの日4発目のパンチを食らった・・・。

『余計なこと言うんじゃねェって言ってんだろ?黙ってやれ!』。

『便所の中の鏡もスか?』

『全部だ!』。

以下③話に続く・・・。

 

【持っててよかった栃水】

本日家の除雪作業中に体がスッポリと雪の中に埋まりまして、古傷の右膝を『やっちまいました!』。 

痛みと自由が利かない埋まり方から10分近く雪の中に埋まってました・・・。

皆さんも除雪作業には気を付けて下さいな。

今足を引きずって店にたどり着いたところですが、家に帰ったら早速『栃水湿布』です。

オラの同級生で便利屋さんをやってる『ワダベン』さんも常備して、過酷な除雪作業の依頼をこなしているそうです。 

やっぱこれだよな!』と言い合ってます(バ○テ○ンなんかメじゃないっス)。 マリリン・モンローとその骸骨位の差がありますです

ついでなんでこの『ワダベン』さんですが、丁寧で安くて迅速です。

オラ家の屋根のペンキも塗ってもらいましたが『厚く二度塗り』してくれるのでも持ちが違いますぜ!。 

この人『頑固一徹イ○セク○・マー○』みたいな人なので手を抜きません。

何かお困りの際は是非依頼してみて下さい。

何日か店はお休みいただきますが、2~3日店の除雪を休むと多分『倒産』したかの様に見えるかも知れません。

が、『ターミネーターを母に持つゴキブリ』なのでしぶといんだなこれが・・・。

膝がこんなになっちゃっても除雪業者は腰の高さまで雪の壁を築いていくし困ったもんだが弱音吐いちゃいらんねェ!。

けど『オオクワのような冬眠出来る体が欲しい!』これも本音である・・・。

 

【霊感のこと】

酒とバイオレンスが出たら次は女だろう?師からどうも女のネタが無いな~と言われました。              

その手のネタも『自他ともに沢山ある!』んですが、『書きません』。                        だって辛くて泣きたくなるじゃないですか・・・残り少ない人生を明るく笑って生きたいので書きたくないんですね。  

まあそん中で笑えるネタだけちょっとだけ書きますよ。

で、お~そうだ、霊感だった。

オラには余り役に立たない『バッタのしょんべん』ほどの霊感めいたものがある(みたい・・・)。 

が、それはいつも突然に分ったり、察知したりと、急に『降りてくる』ものが多いのであまり役にたたん訳だ。『予知的能力』も少しあるのかも知れない。  

これまで、親しくした人だけその寿命を察知してしまったことが多々ある・・・。 

知らない人のことを当てたことは無いから、これは観察からきた経験則なんであって『能力』とは違うのかも知れないが・・・。                                                      昨年は『ハゲのこと』で書いたS藤先輩が遊びに来て雑談していた際に急にK藤と言う共通の知人の男のことをオラが思い出し、『アレはろくな死に方をしない』と言ったらその日の夕方N先輩から電話があり『K藤が事故死した』という話を聞いた時は流石にゾクッとした。                     翌日新聞を見たら、オラが口にしたまさにその時間に死んでいたのだった・・・。 

その死因も単なる水死とされてたが『場所も死に方も妙』だった・・・。                           オラは癌患者(元)であり、寿命もそんなに長くないと感じているので、楽しく生きたいのだ。だから前述のような哀しい記憶はあっちに退けといて、楽しみを追及したいんです。

 

これから、オラ自身が体験した霊的なことや、不思議な体験をいくつか何回かに分けて書いてみる。

まずはオラの母親の話から。

霊的能力なら、多分オラよりも母の方が強いのでその血なのかも知れんが、母は『天国を見て来た』という人なので、その話から行ってみっか。

オラの母親は今まで3回ほど医者から『もう駄目だ』と見放されながら、その度に生還を果たした『ゾンビ』のような(ゾンビが悪けりゃターミネーターだな)人だ。                              母が十代の時、井戸の中に花が落ちていて、母の妹がそれを欲しがったので取ってやろうとして(戦時中の栄養失調状態でフラフラだったので)中に落ちてしまった。

『しまった!落ちた!』という記憶の後で『気が付いたら真っ暗闇だった』らしい・・・。 

その真っ暗闇というのが、『目で見ているように前方が暗い』のではなく、前後左右上下全てが見えているような感覚でいて全てが暗闇だったと言っている。

体がある感覚が無く、意識ははっきりしているのだが『自分という意識だけ存在しているような』感じだったらしい。

そのまま暫く時間が経過し、『井戸に落ちて、自分はどうなってしまったんだろう・・・』と考えていたら、どこからか一筋の『光』が見えた!・・・と思ったら、それは一気に広がった・・・。 

眩しさからやがて目に段々見えてきた光景は見渡す限り一面の『花畑』だった。美しいその花はしかしどれもこれも見たことの無い花ばかりで、『緑色の花びらをした』花もあったという。

花畑をあてもなく歩いていたら、やがて向こうに『小さな川』が流れており、その向こう岸に何人かの人が『立っていて』、『こっちへ来なさいと手招きをした』という。

その人達は『亡者』だな・・・と思ったらしいが吸い寄せられるように母はそちらに向かって歩き出したという。

一方現世では井戸から救出され病院に運ばれた危篤状態の母を、医者は『手は尽くしたけれど多分駄目だから、今の内に会いなさい』と家族を病室に招きいれていた。

皆で母の名を呼び続けた・・・と言う。

その時生死の際にきていた母にこの声が届き川と反対の方から聞こえたという。『誰かが自分を呼んでいる・・・私は向こうへ行かなければならないのに・・・何故呼ぶの?』。

私はどうしたらいいんだろう・・・』と考え込んで暫くしたら、急にまた真っ暗になって意識がなくなり、気が付いたら病院のベッドの上だったとのことだ。

この際の母の意識がはっきりとしていて意思を持っているというところがミソだ。

現在の家に住み始めて何年か経った頃だ。 

ある日曜の早朝釣りに行くわけでもないのにオラは珍しく早起きした。すると母が『う~!』とうなりながらふとんから這い出て来た。

『なしたんずや?(どうしたんだ)』とオラが聞いたら母は

今さっき寝てたら黒い雲みたいな人のような形の物がオラのふとんの上に乗っかってて息苦しくなった』。

『最初誰か分んなかったけど昔オラ家で暮らしてた親戚に何となく似てるような気がして』。『誰だ!し○○じか?』と聞いたらどこかへ消えた・・・と。『アレひょっとしたら亡くなったんかも知んねェ・・・』。

その時はまだ午前6時くらいだったので、オラは母に『まだ早いから8時近くになったら実家に電話したらよかんべェ』と言った。

それから実家に電話したらその方が確かに亡くなったとのことで、『なして分った?』と聞かれたと母は言った。

ここでオラは考えた。霊が存在し、母のふとんの上に乗ったのが仮にそのし○○じという人だったとしよう。 

その方と母は既に40年以上会ってないし青森と山形で遠く離れて行き来したこともない!。 なのに誰に聞いたか何故ここに来れるんだ?という疑問が湧くのである。

オラは不思議なことに見たり遭ったり聞いたりすると、一度は『科学的に』物を考える性格だ。

あの世には『名簿』や『ゼンリンの住宅地図』でもあんのか?ということだ。

分からない・・・。  

続く・・・。

 

【泣き女の怪】

前項で書いたアパートに住んでいた時の話だ・・・。                                      そこはひとり者用のワンルームで、オラの部屋は2階の階段を上がってひとつめの部屋だ。

階段及び通路はサンルームのように囲われていて、通路はコンクリートで出来ているので夜歩けば足音が響く。その通路を向こう端まで行くと又向こう側から降りられる階段があるということをまず覚えていていただきたい。                                              住人は1階と2階に各6部屋ずつくらいで、オラが入っている2階はオラ以外は全員若い女性だった。(これを見ている常連さんのそこ!ニヤニヤするでない!今回はパンドロは無しだ!)。

ある夏の夜のことだった・・・なかなか寝付けないで午前1時を回ったところで『誰かが帰ってきた』。 

足音からして『ハイヒール』だとすぐ気がつき、奥の部屋の誰かが帰ってきたのだと思った・・・。

その足音の主はゆっくりと階段を登ってきて、オラの部屋の前でピタッと止まった・・・。

ん?オラの知ってるやつが訪ねてきたか?こんな時間に?』

だが、その主は呼び鈴を押す訳でもなくそっと佇んでいる・・・。

やがて・・・その主は『シクシク』と泣き出した・・・。

ベッドの中でオラは『おっハハ~ん!さては彼氏にふられたな~?』。

『これはひとつのチャンスかも?』悲しみにくれる彼女にそっと声を掛け『どうしたんだい?何故泣いているの?よかったらオイラが話しをきいてやるぜ』てなこと言ったら『いいことあるかも?』なんてなこと考えながら、しかしブスだったら嫌だな、てなことも頭に浮かび躊躇していた。

すると、その主は再び歩きだしたので、『どの部屋の子だろう?』と耳を澄ましていたのだが、ドアを開けるでもなくその足音がフッと消えた・・・。『えっ?まさか?』ここの廊下は靴を脱いではだしにでもならない限り音は消えないくらいによく響くのだ。

かなり暫くしてからそっとドアを開けたが、やはり『誰も居なかった・・・』。

冗談だべや、またかよ?ここ新築だぞ勘弁してくれよ~!』オラはそれまで何回か『霊体』を見ている・・・これは霊体だと判断した・・・。

翌日前項でちょびっと出演した○サシの家に行ったら『浪中軍団』が何人か集まっていたのでこの件を話したが皆信じない。

これはオラ独特の勘だが、『今夜また来る気がする・・・』と言ったら、○サシが『面白そう~♪オラ行ってみっかな?』と言ったので『おう来い来い!』と○サシを呼んだ。

○サシを招いて部屋で待機する間どれだけ音が響くかを実際にオラが歩いてみせて○サシに納得させ、ふたりで時間がくるまで部屋で酒を飲んでいた。

間もなく時間は昨夜と同じ午前1時になろうとしていた・・・。

足音の前にオラの勘に何か感じた・・・『うっ来たかも・・・しんない・・・』。

すると、昨夜と全く同じハイヒールの音がする。

来た!よく聞け!ハイヒールの音だろ?』小声でオラが○サシに呟く・・・。 ○サシは黙って頷いている。

オラの部屋の前で・・多分止まる・・で、泣くぞ・・よく聞いてろ!』。

それはまさしくオラの部屋の前で止まった。 

○サシが『止まった・・・止まった・・よ・・』。

やがて昨夜同様オラの部屋の前でその主は泣き出した・・・。

時々嗚咽のようなうめき声も聞こえる。

おめえ、出てみるか?』

いっ嫌だ!』。

泣いてる・・・確かに泣いてるよ~』。○サシが怯える。

もう少しすると・・向こうに歩いていく・・そして、な・消えるぞ!よ~く耳澄ましとけ!』。

やがて主は歩き始めた・・・そしてまた、消・え・た。

オラっ!おめえ見て来い!その為に来たんだろうが!』。

『いっ嫌だ!怖ええよ~!本当だと思ってなかったんだ!ああっ帰れない泊めてくれ~!』

翌日昼に自宅に戻った○サシは夕刻集まった『浪中軍団』の前で

昨日の話本当だった!オラも聞いちまった!女が消えたんだ!』と興奮し、大声で叫んだ。

その夜、オラの部屋は『木刀』『チェーン』『釘を打ち付けたバット』『メリケンサック』等の凶器を揃えた『浪中不良少年団』に占拠されたが、『泣き女』はそれから二度と出なかった・・・。

これはオラの勘だが、その霊体はやはり話しを聞いて欲しかったのだと感じる・・・。

カクアタマ他会話にならないバカは霊体からも嫌われるようだ・・・。

 

【輝け!浪打不良少年団】

オラが通った中学は『浪打中学校』だ。

北高は当時浪中の隣にあり、オラは進学に当たり隣に移っただけだ。

中学に入学する際親の転勤で北海道から来たので浪中がどんな学校かは知る由もなかった。浪中は本来一学年200人ちょい位の生徒数であるはずが、浪中に進学したくない子が付近の浦中や造道中、佃中に『逃げた』ので学年150人くらいしか居なかった。

何故行きたくないのかと言うと『学業レベル』が低いこともあろうが、『不良』が多いことが最たる理由だろう。

親兄弟が『その筋の人』というのはいっぱいいたし、中学2年の夏休みに親に刺青を背中に入れられた奴もいて先生がその親に抗議に行っても『カエルの子はカエルよ、口出すな』で終わりだったらしい。

貧しい家庭の子もいっぱいいたけど、なにしろ北海道から来たばかりだから全然気にならなかった(貧しいだけなら北海道の方が上だったし内地米が食いたくて仕方なかったくらいだから・・・)。

この中学に通ってみると、『ヤンキーもジャンキーも』いっぱい居た。

けど、オラが目指したのは『健康優良不良少年』だ。

ジャンキーなどに用は無かった。仲間内では誰か薬物に手を出したのを見つけたらボコボコに殴って良いルールがあった(らしい)。

 

高校を卒業後の19歳頃の春だったが、久々に中学の同期十数人が集まって『花見』をすることになった。

酒を持ち寄り、誰かが途中で引っ掛けた女の子も何人か加わり酔いが回ってきた。

そんな時『事件』は起きた。

気がついたらもう『筋の人との乱闘が始まって』いて、向こうの何人かは既にオラ達のグループの者にビールビンで頭を割られて血だるまになっていた・・・。ここはその筋の人の『庭場』だから、加勢もすぐ集まってくる。

誰かが『やってまれ~!』と怒号を上げ、壮絶な『筋の人VS浪中不良少年団』のバトルが繰り広げられた・・・。

一体どれくらいの時間戦ってたのか思い出せないが、意外に短くて多分2~3分の出来事だったんじゃないかと思っている(すごく長く感じたけど、こういう時は時間の流れは遅くなるものだ)。

間もなく警官数人が笛を鳴らしながら走ってくるのが見えた。

マッポだっ散れ~!』誰かが叫んだ。

そこからのオラの記憶が暫し無い、今でも思い出せない。

気が付くとオラは自分のアパートに帰っていて、先の『引っ掛けた女の子』の内のひとりの膝枕で横になっていた・・・(ど~もすんません)。

一番オラ好みの子を『お持ち帰り』してたみたい(エヘッ!)。

間もなく散っていたオラの仲間が続々とオラの部屋に集結しだした・・・。

(以下の会話は全て津軽弁ですが、いちいち注釈入れるの面倒なんで標準語に訳しときます)。

『皆無事か?誰かとっ捕まった奴居るか?』

『多分全員逃げきったと思う』。

『誰が最初におっ始めたんだ!』

カクアタマよ!』。

カクアタマとは頭の形がサイコロの様に四角いのでついたあだ名で、とにかく気が短く誰彼なしに喧嘩をふっかける奴で手が早い。

『やるか!』の『や』でもう既に殴っているような奴だった・・・。

『奴か・・・困ったことになったな・・・誰か向こうに知ってる人いた?』 『いや、いないと思う』。

オラ達はそれから今後どうするかのミーティングを開いた。

『ここには半分しか居ないからまず全員の無事を確認しよう』そして『暫くは盛り場なんかには外出禁止だな・・・』。

『カクアタマにはちょっと釘刺しておかんといかんな・・・』

『刺してどうにかなるカクアタマじゃねえよ!』。

『ごもっとも・・・』。

『とにかく暗くなるまでは皆オラの部屋にいろや・・・行動はそれからだ・・・』。

この件はその後大事になることは無かった・・・まあ、向こうは『本職』なのにガキにやられたとは大っぴらに出来なかったのかも知れない・・・とにかく冷や汗かいたな・・・。

 

ここで『カクアタマ』についてエピソードを少し書いてみよう。

こいつを連れて飲みにでも行けばほぼ90%くらいの確率で喧嘩になる。

こいつは多分そのうち『死ぬだろう』と思っていたがとにかくタフなのでまだ生きてるみたい・・・。こいつと中学の3つくらい年上である○吾という男が喧嘩した時の話だ。

このふたりの共通キーワードは『タフでバカ』ということだ。

○吾という男はそのタフさにおいて流石のカクアタマよりも上だということもあり、カクアタマがなんぼ殴っても『全然平気』だった。

パンチはカクアタマの方ばかり当たってるんだがどこを殴っても『一向に効かない』ので拳が痛くなってきたカクアタマ一計を案じ、

『ちょっと待て!ここで少し待ってろ!』と言って家から『木刀』を持ち出して来た!

ハイそうです、普通はこう言われたからといって待ってないですよねでもお互いバカだから待つんです!)。

で、その木刀で殴ったら『折れちゃった』んですが、○吾は何ともない!。

『もっかい待ってろ!』と今度は『バット』を持ち出してきたがこれも背中を叩いたら折れちゃった・・・。

そこでカクアタマ更に『もう一回だ、そこ動くな!』と言って家からスコップを持ち出してきたところで、周りから止められた・・・というんだが

タフなバカの戦いは恐ろしい・・・』。

オラはその戦いを見ていた○サシから聞いた時、オラだったら『ちょっと晩飯食ってくるからもう一回そこで待ってろ!』 って言うけどな~。で○吾が朝まで待ってたら『ごめん!忘れてた!オラが悪かった』って謝るけどね~。

カクアタマは別の意味でも『タフ』だ。

ある時皆で奴の家に遊びに行こうと訪ねたら・・・。

奴の部屋は2階で、窓際にベッドを置いて寝ていたのだが、その時彼女が来ていたらしく、『丁度彼女を後ろから攻めている真っ最中』だった。

電灯に照らされてふたつの影がくっきりと奮闘中だった・・・。『あのバカやってやがる!ワハハバカはいいよな~』と誰かが言った。

暫く終わらないだろうから又後で来ようと言い、6時間後に訪ねたら、『まだやっていた・・・』。

翌日に会った時『おめえ昨夜は一体何回やったのよ?』と聞いたら、指を折って数え『6回』と答えた・・・。

こんな連中ばっかりだったがその後疎遠になり皆バラバラになった。

浪中が廃校になると聞いた時はやはり少し淋しい気がして奴らのことを思い出した・・・。

『浪中不良少年団よ永遠に・・・』 。                                                                                                                                                   

 

【フィリピーナと猫鍋その2 問題のウサギクワガタ画像】

前の会社のN先輩と師匠が店に遊びに来て、N先輩が『あのフィリピーナの話嘘だべや』と言ったので反論させていただく。

基本オラは『ホラは吹くけど嘘はつかない』のですよ。

嘘じゃない証にこんなウサギみたいなクワガタの絵を描いたのよ・・・と思い出しながらすらすら描いてみせました。(ど~よウサギにしか見えねえべやって言ってやった)。

それが下段の画像です。

ここで一言説明させていただきますが、『オラが描いたのはウサギクワガタの頭と目だけです』女が描いたのはそれだけですから・・・。

『口と触角、胴体と足』は『師匠』が描き足しました・・・。

師匠は多分あの女と仲良くなれる!・・・と思います。

オラと師匠の『絵心』 を笑った人は仲間に入れてやんない!。

 

新種 ウサギクワガタ(スーさんとハマちゃん合作)】                                

 

 

【体力お化け・その2】

荒川地区の化け物を書いたので、次は原別・野内方面を・・・と思ったんだが○上君が異常すぎるので、他地区の化け物が化け物でなくなってしまう。

そこでこっちは『面白い人・変な人』を書いてみよう。

まずは高校の同級生S本君だ。

彼の家がまず凄い所にある!

彼の家は『大森山』といって低い山だが、どの方角から見ても真性な『三角形』という妙な形をした山の麓にあった。あまりにも見事な三角形をしているので、オラは秘かに、これは古代のピラミッド『古墳』ではないのか?と推察している。

今でこそこの大森山の近くには国道『東バイパス』が通り、その道と旧国道を繋ぐ道路も出来ているが、彼の一家が住み始めた頃は東バイパスなどは無く、旧道までの数百メートルの間まで『道が無かった』らしい。

従って水道など無い(地下水)、電気が無い(自家発電)、電話(ある訳無い!)お家に帰る道路もない・・・の無い無い尽くしだったそうな。彼と同じ中学校の同級生によると、当時『S本の家の近くにはUFOが出る』という噂があったそうだ。

冬などはどうやって学校に通っていたんだろうと質問してみたら、『スキーを履いて家を出て』夏は田んぼだったその上を歩いて旧道に出、そこから近くの商店にスキーを預けてそこからは徒歩とバスを乗り継いでで行くらしい・・・。

吹雪の日などこの方面に『サスカッチ(雪男)』の目撃情報が出たそうだが、それは帰宅するS本君がその正体だったようだ。

彼は夏の平地の上ではさしたることはなかったが、『雪の上を走らせると異様に早かった』。

陸上部の短距離専門選手と深い雪の上を競争させたら彼が勝ったそうだ。

『コツは?』と聞いたら『足を高く上げること』と『垂直に足を抜くこと』だそうだ。 

その彼の実家だが、東バイパスが出来た頃に無くなっていた・・・。

どうも『文明の匂いが嫌いなジプシー一家』だったようだ・・・。

原別と野内は『野内川』という川で寸断されているのだが、原別小学校と野内小学校の児童は仲が悪かったらしい・・・。

以前所属していた『バンド』の2枚ギタリストの内『ヒデオ』が原別小、『タクヤ』が野内小だったそうだが、小学生だったある時ヒデオが川の向こうにいた『野内者』を見つけたので馬鹿にしてからかっていたら(川があるから大丈夫だと)その野内者は自転車に乗ったまま川に突っ込んできて川を渡りきり、ヒデオをボコボコに殴った。

それが後に中学とバンドで一緒になるタクヤだったそうな。

ヒデオ曰く『川を泳いでくるんじゃなくて自転車で渡ってくる馬鹿初めて見た』そうな。

このタクヤは切れたらやばい男だ。

自衛隊退職後に東京で新聞配達してたら、配達先の『飼い犬がやたら吼えてうるさい』という理由で、その犬を繋ぐ鎖を外して原付の荷台にくくりつけ、『フルスピードで引きずり回した』という『前科』がある。(その後その犬はタクヤが来ると犬小屋の中で怯えていたそうな)。

その後彼はバンド時代八甲田山にある温泉のキャンプ場管理人の職についた。

その管理棟に寝泊りするのだが、そこは幽霊が出るというので皆長続きせずに辞めてしまうらしくタクヤの前任者も一週間持たなくて、逃げてしまったらしい。

勤務してみるとなるほど『気持ち悪く』何かが居る気配がひしひしと・・・でさすがのタクヤも怖くなってきてしまったらしいが、ここからが『普通の人じゃない』タクヤの真骨頂だ!。

この恐怖に打ち勝つ為には・・・』と考えた彼は休日に山を降りて本屋から『心霊写真集』を購入し、寝る前にそれを読み、枕元に置いて寝る・・・という方法で克服したとのこと。

キャンプ場に女の子数人のグループが泊まりに来た。

そのうちの一人が有料で貸し出している『バトミントンセット』 を借りにきたがタクヤは『貸さない』と言ったそうだ。女の子が怪訝そうに『何で?』と言ったらタクヤは『貸すかどうかはオラが決めるんズ、でも夕ご飯のカレーライスをオラにも食べさせてくれたら無料で貸す』と言ってまんまと女の子グループのご相伴に預かることに成功する。その時の一人が彼の現在の奥さんだ。

それから付き合いだした二人だが、ある晩にタクヤが虎視眈々と狙っていた『初Hの日』がやってきた。これから始まるであろう初Hの雰囲気に緊張する彼女・・・。

以下タクヤ本人談。

そう堅くなんなって・・・って言ってるオラの股間が堅くなってらんず~ギャハハ!』。

最愛の彼女を得たタクヤ、それからと言うもの休日の月曜日には山を降りて彼女とのデートを楽しみにしていた。

そんなある日の月曜日の夕方、彼女とのデートの為山を降り始めたら、後ろから『』のような車が来て後ろにピッタりと付いて『煽ってきた』らしい・・・。

頭に来る奴だな』と思いながらもこれから楽しいデートなので先行させることにし、ウインカーを上げて前に出させたら今度はノロノロ運転する・・・『この野郎!』っと抜き返そうとしたら、今度は『蛇行運転で』それを阻止した!。ここで『切れたらやばい男』タクヤの『単純回路』がプチッと『OFF』になった!。

山道でカーチェイスが始まったが、相手の車は『族仕様』いじっているらしく、タクヤのダイハツ『コンソルテ』(当時仲間内で誰も知らない売れなかった車を見つけて乗ることが流行っていた)では追いつけない。

と、暫く追いかけていたら、向こうが脇道に入ってゆくテールランプの光が見えた(これだけ離したら見えないだろうと思ったんだろうが運の悪い奴)

しかもその道は『行き止まり』だった。

その車の後ろにぴったりとコンソルテを付け、逃げられないようにしてからタクヤはその車に行き物も言わずにいきなり運転席のガラスを叩き割り、運転していた若者を窓から引きずり出して、『死ぬ直前までボコボコに殴った!(本人談)』。

その後予定通りデートし、実家に帰って寝た翌日、弟の部屋に友人が尋ねて来た。

弟がその友人の顔を見てびっくりし『おっお前ェその顔どうしたんズ?』。                     その友人『昨日の晩ね、山でヤクザに殴られて半殺しにされたんず~』(泣)。

その声が何か『聞き覚え』があるってんでタクヤ弟の部屋の戸をガラッと開けたら・・・。

弟の友人あ・あ・あッ~!昨日のヤクザ!』

切れたタクヤは実に凶暴だが、オラは奴が『閉所恐怖症』で、目を押さえつけると『何にも出来ないことを知っている・・・フフフ』。

オラの周りには『凄い人』も『面白い人』も『変な人』も『あきれた人』も全部『居る』。

                                       

【体力お化け】

体力的な『化け物』は長い観察の末、青森市内の場合だと市東部の原別、野内近辺か荒川地区から出るという結論に達している。この2地区には恐ろしいDNAが眠っていると思われる。

荒川地区から説明したい。

まず、会社の上司だったS取氏であるが、この人の親戚には『超有名な脱獄名人』がおり、それは頭を使ったものもあれば、体力に物を言わせた『無理やり脱獄』もあったらしい・・・。

やはり、『血は争えない』のか、我が上司も監獄までは入ってないが『トラ箱』にはちゃんと入っている・・・。トラ箱に入った夫に差し入れを・・・と訪れたその妻は差し入れを夫に渡した際『負けんじゃねェ!』と気合を入れたとか・・・。

で、この人の体は見た目からして特殊だ。『冷蔵庫が歩いている』かのように体が真四角なんである。

この人は特に何のスポーツもやった訳でなく体を鍛えた訳でもなく、ただ実家が『農家』だったというだけで『米を2俵担げた』人である。米2俵・・・つまり120キロである。

米2俵を手にぶら下げて運べる人は少ないながら居るだろうが、肩の上に担いで運べる人はかなり少ないと思う。だが、この人はまだ序の口だ、本命は次の方・・・。

それは高校同期で○道部のM上君である(ウチの○道部は化け物だらけだ)。

まず、彼が高校に入学してすぐの『体力測定』でのことです。

入学早々の『稽古』で利き腕である右腕を怪我してしまったので左腕での『握力測定』で、彼は何と『握力計を破壊』してしまったんです・・・。

握力計というのは90キロ位まで計れる代物ですが、その針を振り切ってグニャリと曲げてしまったのです。

大相撲の世界で『怪力』で鳴る魁皇関の全盛期で握力は約90キロと言われてますが、それを中学校から上がりたてで凌駕しちまってるんです!。

握力計の針を曲げたと言う事は、推定100キロUP? しかも左で・・・一体右は何キロあったのという素朴な疑問がありますが、何しろ測定器のキャパをオーバーしてるんで計れんのですわ。『りんご潰し』なんかは朝飯前で、あの堅い『開封前の缶コーヒー』の缶を一瞬で握りつぶすとか彼には逸話が絶えませんでした。

この缶コーヒー潰しに関しては○道部の後輩で握力が70キロちょっとの奴に実験で挑戦させたことがあるんですが、20~30秒くらい?かけて『両手』でやらせたところプルタブに隙間が空いてコーヒーがしたたり落ちてきました。

彼は軽重量級の選手で、『T島先輩』のような○ブではなく、筋肉質で裸になると『ブルース・リー』のようでしたね。

お前なら『大山倍達の十円玉曲げ(親指と人差し指による)』が出来るんじゃないかとリクエストしたことがありますが『出来るけど指が痛くなるから嫌だ』とのこと。

そこで1円玉ならどうだ?と聞いたら『1円玉でも痛ェよ、でもこれなら・・・』と彼は渡した1円玉を両手の人差し指と親指でつまんでひょいっと捻ったら、飴かガムみたいに1円玉が『ツイスト』しちゃいました・・・(今でもその硬貨は記念にとってあります)。

彼の恐ろしいところは他の部員のように余り熱心に『トレーニングをしない』ところにあります。

つまり彼の怪力は『元から持ってるナチュラルな力』と言えるでしょう。

○道部の後輩がオラにこう言ったことがあります。

『○上先輩の力で恐ろしいのは実は腕力じゃないんです!本当に恐ろしいのは足腰の力なんですよ!』と。

話を聞くと、彼に投げられたらすぐに『立ち上がらないと』足の裏で『踏んずけてくる』らしいのだが、踏まれると『内臓が口とお尻から出る』かというくらいに強烈なそうな・・・。けれど彼の投げがまた強烈なのですぐ立ち上がれないから、『ゴロゴロと転がって壁まで逃げる』・・・彼はそれを壁まで足の裏で追いかけて来る・・・らしい。

そんな彼だから公式、練習試合問わず在学中に対戦相手を関節技や彼の得意技『カニ挟み』で何人にも骨折等の重傷を負わせており、全国的にも『恐れられていた』ようだ。学校のビデオで彼が試合中相手の骨を無理やり折ってしまうシーンを見たが、骨が折れる『グシャッ!』という音が未だに耳に残っている・・・。

また、部内で重量級の選手と『揉めた際』に、彼が前蹴りで蹴ったらその110キロある奴が『5メートルほど宙を飛びましたよ(某後輩談)』。

あな恐ろしや・・・。

 

【お酒の強い人】

オラはそこそこ酒は飲める方だった(過去形)。ウイスキーで若い頃ならボトル1本は無理だが7~8割くらい飲めたかな?。日本酒は少し凝った時期があって、この酒はたまに飲むと翌日『あたまピンピン』になって『良い酒は朝が知っている』という名コピーになるほどと思ったものである。

だがこの日本酒と言う奴毎日飲むと飛躍的に量が増えてしかも翌日に残らなくなる。ついに一晩で一升呑んだところで『これはいかん!』とやめた。

これまでの記録では、十和田市に居た頃取引先の社長宅で宴会に招かれ、社長が大事にしていた『商売繁盛』(だったかな?)なる2升ビンの日本酒をひとりで呑んじまったのが最高だ。

こんなオラだがこれまで、オラでは話にならないという位呑む人が過去二人いたので書いてみる。

そのうちのひとりが、このところよく登場する高校のときの先輩T島さんだ。

この人に一度でいいから『飲み勝ってみたい』と無謀にも秘かにチャンスを伺っていたのだが、果たせぬままT島先輩の卒業が近付いてきた。

○枝の家で(○枝さんとはT島先輩の同期で今で言うイケメンなので、ここで宴会というと必ず『いい女』が来るのだが、T島のお目当ては酒だった)宴会があるんだが、お供するか?というので是非!とお願いした。

多分これがラストチャンスなのでその日に備えて体調を整え、当日は『キャベジン』を飲んで万全出発だ!(当時ウコンはまだ無かった・・・ああ・・あの頃ウコンがあったらもう少し頑張れたかなあ?)。

メンバーは『幻のレスリング部』のなかで唯一好きだった黒○先輩等がいた。黒○先輩は参加した女の子の一人に気があるらしく何と『蝶ネクタイ』をしての登場だった。

こうして最後のバトルが始まった!。T島先輩と向かい合わせに座り、注いで、注がれて時は過ぎて行った・・・。

ふと気が付いたら、オラは潰れていた・・・頭が痛い、ガンガンする・・・

今何時だ?時計がよく見えねえ・・・午前3時か・・・。

すると、向こうで何か『コポコポコポ』という音がする・・・。薄れ行く意識の中見上げると・・・。T島がまだひとりで呑んでいたのだ・・・。

ダルマのような男がまだダルマを呑んでいる・・・。

オラの意識があった時にこの人は既に一人でウイスキーを2本空けていたはずだ・・・。これは一体3本目?それとも4本目?。

化け物だ、オラは無謀だった・・・』これがその時の最後の記憶である。

(編集後記:昔昭和初期くらいでしょうか?日本酒の大酒飲み大会があったそうで、その記録では過去最高が1斗2升飲んだと記憶している(時間制限は無かったらしいが。第二位がおばあちゃんで9升ちょい飲んだそうな・・・)。

 

もう一人の酒豪が優子ちゃんだ(実名で載せちゃえ!)。

五所川原営業所時代の同僚で同い年の女の子だった。

ちょっとぽっちゃりしてたが、まあまあ美人で、気が強いのが玉にキズだったけどさっぱりした性格で、割と気に入っていた。

気が強いと書いたがそういうのをあしらうのは割りに得意だったので、『これちょっと急ぐので頼めるか?』と仕事を頼んで『私だって今忙しいの!自分でやったら!』ときたら『この仕事は優子ちゃんじゃないと~頼むよ~だって優子って優しい子って書くんだろ~?』と言うと『ずる~い♪うんっもうっ!』とか言って引き受けてくれる・・・といった按配だ。

そんな感じでちょくちょく仕事を頼んだりしてたので、ある時『お礼』 と称して飲みに誘った。

あわよくば・・フフフフとかもやはり考えてたりして(この時点では、だ!)。

雰囲気宜しいパブに入って飲み始めたんだが・・・優子飲めるねェ・・・(てかっこいつなんぼ飲むんだ?)。

好きなだけ飲めと言った手前ハイこの辺で・・・とは男のメンツにかけても言えないが、しかし、こやつ・・・。

最初はカクテルとかカッコ付けて飲んでた優子であるがウイスキーに変えてから急にピッチが早くなった。

オラも飲める方だからって・・・もうボトルは2本目が残り少しじゃん?。(その内の7割は優子が飲んでいる・・・)。

また少し経った時に『ねェビール1杯もらってい~い?』と言うのでそろそろ終わりにしてくれんのか?と思ったら『あっ!酔いが醒めちゃった・・・』だってよ~。

ウイスキーガンガン飲んで喉が焼けちゃったからビールで湿らせて又飲むかと思ったらビールのんだら酔いが醒めたと・・・こういうことらしかった・・・。

こんな奴嫁になど・・・貰えん!。 破産するわ

 

(編集後記:ウイスキーをガブガブと飲み始めた頃までは『アタシ酔っちゃった、ウチに帰れな~い!』とでも言うのかと、内心『フフフ・・・落ちた、貰ったな!』とか思ってましたが甘かったッス『貰ったのはあっちでした』。サイフの中が空になって鼻水出たッス。若い頃のほんのり苦い思い出でした・・・)。 

 

【体育会の食事と宴会】

体育会にはいくつかの『』があり、それぞれの競技によってそれは異なるものだが、ほぼ共通しているのは、『常に走らなければならない』ことと、『喰わなければならない』ことである(その他もあるけど今回割愛)。

オラは中学までは痩せていたがそこそこ『喰える方』だった。 

どのくらいの実力かと言うと小学校と中学校の修学旅行で、その宿の『お代わり記録』を塗り替えた。確かどんぶりメシ6杯だったが、これはまあ大したことない。同級生の女の子が目を丸くしてたので記録を破った時点で『止めた』だけの話だ。

25歳くらいまでは喰えたが、その後落ちていった。 

34~35歳くらいの時会社の後輩に『あなたなら食える』とかそそのかされて八戸市にあった『インドメシヤ』(だったかな?)なるカレー屋に連れていかれ、1.5㎏の大盛りカレーを20分以内に完食したら一度だけ『無料』になる(完食すると写真を撮られて店の壁に張り出される)というものに挑戦させられた。

これは14分で食べた。何故14分も掛かったかというと、オラは『猫舌』だったのに、ここのカレーはメシもカレールーも『沸騰した状態』で出てきたから冷ますのに時間がかかっただけだ(完食させたくない意図がありありの店だったな)。

オラが高校生で、熱くなかったら3分で食えただろう。その後『ただ食いの味をしめたオラは2回変装してこの店に行き、3度目でバレて金取られました』。

人生で一番食べたのは2度目の下宿でのことである。

ある日曜日の晩飯時に下宿のおばちゃんが準備を全て整え終えてから急に他の下宿人らから実家に帰るとか、兄弟が来て外で食事をすることになったとかで、10人分のメシとおかずがキャンセルになった。そこでおばちゃんが『ス~さん(オラのこと)食べれるんだったら全部食べていいよ』と言ったので、どうれ一発挑戦してみるか・・・となったんだが、『全部食べちゃった』。

こんなオラだが、最初の下宿とかでは『普通の人』だった。

120㎏デブの『T島』先輩とかが居たからだ。

時々この下宿で『宴会』をやったのだが、そんな時は集まるメンバーも○道部が多く、食べる量も『飲む量』もハンパじゃなかったね。

なにしろ○道部の後輩K西の実家が『肉屋』なもんだから原付の荷台に肉をダンボール箱に入れて20㎏持ってくる(参加人数10人くらいの時)。そんで途中で足りなくなって『もっと持って来い』となるから都合40~50㎏くらい喰ってたんだね。この時招待された普通の部の普通の人は1㎏も食えないから食べれる人ってのはどれくらい食べたのか分かるでしょ?。

下宿のおばちゃんがまた話しの分かる人で、こんな宴会の時はダルマ(サントリーオールド)なんぞを差し入れにくれたもんだ。

この当時A村君は『樹氷』一本やりだったなあ(その後国士舘を卒業して帰ってきたら、『もうねェ、ダルマのビンは向こう4~5年は見たくないね!』と言ってたな)。

40代で結婚したT高君はこんな時『惚れ惚れするほど』喰ったなあ。

何しろ彼の下宿(ダッシュマンAGが居た下宿)はメシが酷いので有名で、晩飯がおにぎりと焼き鳥3本とか(高校生のメシか?)だったので飢えていたんだね。先輩から『肉ばっか喰いやがって酒も飲め!』と言われると酒は弱いのに喰いたいから『じゃあこれ一気飲みしたらこの鍋全部食べてもいいですか?』と言ったもんだ。

その後酔い潰れ寸前のT高君に『酔い覚ましにこれでも食べな』とミカンを1個与えたら『皮付きのまままるごと1個ミカンを一口で』食べちゃいました。

酒も又よく飲んだね。

自分は酒なら中学から親父に鍛えられていたので自信有ります!』とか言ってしまった奴に限って『いいねェ!うれしいねェ!じゃあ付き合いな!』と飲まされてゴロゴロと『マグロ』になっていったもんだ。

ここに連れてこられたら多分無事には帰れない!』と感じ取り、『勘弁して下さい!自分の家系は代々アルコールに弱いんス』と言い張り続けた勘のいい奴だけがかろうじて『自分が誰だか分かる』程度で済み、『蟹のような泡を吹いているマグロ』の世話とゲロの始末をさせられた。

何しろT島先輩が自分の注ぐ酒を拒否されるのが大嫌いで、ちょっとでも躊躇すると『何~?俺の酒が飲めない・・・今そう言ったか?』と言うが早いか特大BVD半袖シャツを脱ぎ、丸太のような腕を胸の前で交差させて『カポン!カポン!』という音を出したらもう『終わり』なのでシャツに手を掛けた時点で『飲み干さなければならない』のだった。 このT島なる先輩は頭の先から尻尾の先まで『酒好き』なので、高校生にして既にほっぺたの脇に『酒焼け』が出ていた。

宴会が進み『生き残り』の数も減ってきた頃、ちょっと自分の部屋に戻っていたら『集合~っ!』というT島先輩の怒鳴り声が聞こえた。                                       『T高を誰か取り押さえろ!』とのこと。

見るとT高君がT島先輩の部屋で先輩の『こたつ』をブンブンと振り回している!。

何で彼がこうなったか誰も知らないのだが、オラには分かっている。

誰かがT高君にきっとこう言ったんだ『食べ物は全て無くなった』と・・・。

このT高君試合では『中量級の選手』だが普段は『軽重量級~重量級』の体重だ。可哀想に彼は誰よりも食べたい人なのに、試合が近くなると『恐怖の減量』をしなければならない。ウチの○道部は皆筋トレが大好きで、『軽量級はベンチプレス120㎏まで!』と指示されようがA村君なども『やめろっと言われても♪(西城秀樹)』と隠れてトレーニングに励むので筋肉が付きすぎてしまい、減量がきつくなるのだ。

T高君には哀しい『減量のテーマソング』があった。

松坂慶子の『愛の水中花』の替え歌でそのタイトルは『愛の本中華』だ。

最初の部分と所々だけ覚えているが、確かこうだった。原曲のメロディーで口ずさんでみて。

 ~ アレも喰う!それも喰う!みんな食う!全部喰う!♪

 ~ だって哀しいものよ、喰えな~いな~んて~♪

 ~ そっとあなたがく~れた、ラ~メンライ~ス♪

 ~ 私は愛の~本中華!♪

こんな彼に『食べ放題!』と言っときながら肉数十キロで『はいお終い!』ったら暴れるに決まってる。この夜彼は嫌いな酒を飲んでまでも『胃袋が破れるまで喰いたかった』だろうから・・・。

 

以前高校の部活のコーチをしたと申し上げました。

最近の子は本当に『食べれません』ね。

食べれない子はハードな練習を高い集中力で『やり切る』ことが出来ませんし、無理にやらせると『壊れ』ます。

練習をやり切ってない子は肝心なところで『信用出来ない』し、『こいつで負けたらしょうがない後は全部俺の責任!』とも思えない・・・。

T高君を見習え!となると『食料危機』が訪れるかも知れんのでそこまでとは言いませんが『愛の本中華』を歌いたくなるほど喰えるようになっていただきたい。

オラはスポーツに関わっている時は、『喰えない奴に用は無い!』です。

少年達よ少しずつでもよいから、バランスのよい食事をたっぷり取れるようになって下さい・・・。

                                                       

【最強の教師軍団“北高四天王”の恐怖】

高校在学当時逆らっても無駄だ、という最強の教師『四天王』がいた。

まず、○道部顧問S木先生。 

巨人の星に出てくる黒人に似ていることからあだ名は『オズマ』だった。

この方の当時の肺活量は7,000CCプラスアルファで、医学機械で計ることができなかった。後述する『ミカジュン』先生と飲みに行き、夜の繁華街で暴力団員数名を一人で瞬殺した逸話は有名。

この方はとにかく『』が怖い!。この方と『にらめっこ』して笑い出した奴がいたとしたら、そいつは精神に異常をきたしているので早く病院に連れていった方がよい。

表向きの必殺技は『膝蹴り』となっているが真の必殺技はここでは書けない・・・。余談だが昔のテレビドラマ『柔道一直線』の主題歌が流れている画面のバックで黒い影の柔道家が乱取りをしているが、その中の一名が当時日体大在学中のS木先生。

 

次が剣○部顧問○上先生

身長185cm位、当時の握力が約75㎏。現役大学生剣士を吹っ飛ばすほどの実力者。入学後最初の授業で手に竹刀をバラした『ムチ』を持ち、教室に入るや否や黒板を叩き、『教育はムチでし(でし→ですじゃなくて確かにでしと言った)文句がある奴はいつでもどこでもかかって来い!』とやらかした人。バカ騒ぎが大好き、切れたらしつこい。

表向きの得意技は『乱れ打ち』。

あだ名は『ミカジュン』。

 

次は日大出身で『鉄の爪』と呼ばれた出羽の花関と同期だったI川先生

得意技は『張り手』だという奴がいたがオラは確認してない。

接点があまりなかったのであだ名は知らない。

 

最後がハワイでデビュー戦をしたという元プロボクサーI籐先生。あだ名は『アトム』。

得意技は右の『ジョルト』という噂があったが、これは多分デマだろう・・・。

 

上記四人は大変強かった。もしオラが四天王と対決する為腕に覚えのあるヤンキー50人を引き連れて行ったとしても『勝てる気しね~』やられるに決まっている・・・。

四天王を倒すには『遠距離狙撃』しかないので『ゴルゴ13』を雇うしかないのだが、高校生にゴルゴを雇う金は無い!。

だから従うか距離を置くしかないのだ。

しかし、皆とても人間味のある方達だったから敢えて距離を置く必要もあるまい、S木先生を除いて・・・(殺気がありすぎるので、近寄りたくなかったんだい!)。

 

◆四天王との思い出◆

『S木先生との思い出』

当時昼休みになると、『それなりの悪は』校外に出かけて焼きソバを食べにいくことになっていた。当時の青北校舎付近には『焼きソバ屋街』があり、それぞれの贔屓の店があった。

目的は食後の『一服』もあったが、『度胸試し』的な一面もあったと思っている。

何故ならS木先生を始めとする『体育教官室の先生』がこれら『脱走兵』を『狩りにくる』からである。その日オラは贔屓の店『カネコ』を出て学校に再侵入を図るべく食堂兼合宿所の『青雲会館』裏の角から、よ~しここからはダッシュだと飛び出したら、そこにS木先生がいた!。

顔を見上げたらもう『オズマ』になってる!

キャ~!』→心の叫び。

歯を食い縛ってろ!』と言うが早いか先生に頭の上を押さえ込まれて伝説の『膝蹴り』をついに食らった。体が宙に浮いて『ヤキソバ出た』。

オラは当時65㎏、『T島先輩』のおかげで腹筋百回、スクワット3百回とかそれなりに鍛えていたのだが、『内臓破裂したか?』と思った・・・。

呻くオラを横目にオズマは『そこに転がっていろ!』と言い残し次なる獲物を『狩り』に行った。

今がチャンスだ、学ランの内ポケットにはまだタバコが入っている!這うようにして学校を目指し隣の浪打中学校の垣根付近にタバコをポイしてその後くるであろう『呼び出し』に備え、内ポケットの中にタバコの葉っぱカスが残ってないように裏返しにしたりした。

だが、『呼び出し』はなかった。きっと『獲物が大漁』だったんだろう・・・。

先生の膝蹴りを食らうとある意味それは『ステータス』でもあった。

『俺はオズマの膝を食らったことがある』はひとつの自慢になるのだ。

で、どうだった?と聞かれるとこれもお決まりのように全員『死ぬかと思った・・・』と語るのである。

 

『○上先生との思い出』

2年の時オラは一番前の席で教壇が目の前だった。

そして『ミカジュン』の授業なのに、オラは前日の『ハーレム・ノクターン』のせいでうかつにも『寝て』しまった。

『一番前の席で寝るんでな~いっ!』とミカジュンの大声でハッと我に返ったオラは次に『ムチが飛んで来る!』と瞬時に判断。半ば無意識に反応して頭の上で両手を合わせたところ、奇跡のように『真剣白羽取り』が決まった!(これ本当の出来事でしゅ~!)。

クラスの中が『おおっ~!』という歓声に包まれた。

↑これが『剣士のプライド』を逆撫でしたらしい・・・。

おぬし、やるの~』ミカジュンの声が不気味だった。

ならばこれを受けてみよ~!』『乱れ打ちじゃ~!』。

目で捉えることが出来ない高速ムチが無数に飛んできた。

痛い!痛い!痛い!痛い!』ムチは暫く止まらなかったが、人が酷い目に遭っているのにクラスの中は笑い声に包まれていた。

 

『その他の思い出』

タイトルはその他だが、これがハイライトだ。

卒業してすぐ、高校総体に備えて合宿がピークになる頃先生方から『練習付けに来い』と呼び出された。各部のOBが呼び出されていたが、練習が終わると先生から『これから教官室で飲むからお前らも付き合え』となった。

今ではご法度かもしれんが、これが当時の良さ、『男子校』ならではの気風だった。

思い出話をつまみにスタートし、歌や芸で盛り上がり、バカ騒ぎが大好きなミカジュンのテンションは上がりっぱなし!。ついに館内放送で『剣○部の○×至急教官室へ来るように』とやらかした。

これを快く思ってなかったのが元プロボクサーの『アトム』だった。

アトムは『静かに大人しく飲むのが好きだった』のだ・・・。

そこにミカジュンが自慢の弟子の歌声を披露・・・とばかりに呼び出した生徒に『館内用マイクを使って一曲歌え!』と指示した時にその事件は起きた。

アトムがすっくと立ち上がり、その生徒のマイクを取り上げ、線をジャックから引き抜き、コードをクルクルとマイクに巻きつけて片付け始めた!。

ちょっと目が釣りあがり始めたミカジュンが喚く、『何すんだよ~!マイク返せよ~!』。

すると、さっきまで温和な表情だったアトムの目つきも変わっている。

あんだと~? いい加減にしろよ~この若造!』

ミカジュンもすっと立ち上がり『何だ~やるってのか!おいっ!』。

アトムが『アップライト』に、ミカジュンが竹刀を持つように『正眼』に構えた瞬間、『ヤバイっ!』と、アトムは我々がしがみついて抑えた、が、あの『ミカジュン』を誰が抑えるのだ?。

と、その時だ、I川先生が『どすこ~い!』と『はず押し』の構えでミカジュンを抑えた。

流石だ!。これぞ男子校!。

後日、S木先生に『あの勝負続けさせたら一体どっちが勝ったんでしょうね?』と尋ねたら

S木先生曰く『素手だとしても体格差でジュンだろうよ、彼(アトム)が勝つには間合いに入った接近戦しかないが、それを許すジュンじゃない・・・もしマイクだろうが何だろうが30cm以上の棒状の物をジュンが手にしたなら話にならない・・・そうなったらジュンは無敵だ!』とのこと。

以上男子校列伝でした。

 

【男女共学の下宿】

実は高校時代一度下宿を移っている。

最初の下宿が鬼のT島、人間サイボーグA山、高校生ヤクザH野、そして下宿屋の息子M尾兄弟の面々で、当然ながらALL男のみ。(未登場の諸君、いずれ登場させて天の裁きを受けさせてやるからそれまで震えてなさい)。

二度目の下宿というのが何と女子高生や女子大生やOLも入っているという珍しい男女共学の下宿であったのだ!。

と、書くとこれを読んでる諸氏はすぐ『酒池肉林のパラダイス』 とか思うんだろうな。

 

その通りだ!』参ったか!。                             

 

だが、自分の思うようには物事は進まんのだよ。

その下宿にいた美しい少女AY○ちゃんには当時の持てる全ての英知を結集して数々の作戦を立てて事に当たったのだが、全部裏目に出て玉砕した・・・ハハハ青春だ~。

山の頂上を目指し、エベレストを征服せんと欲すれば幾多の困難が待ち構えオラの登頂を拒否するが八甲田山なら向こうから『どうぞ登頂して下さい』とやってくる。

当時好きだった諺が『棚から牡丹餅』、『濡れ手に粟』、『漁夫の利』・・・この精神がいかんかったんだな。努力が足りなかったのだ。

これを読む青少年達よ、自分の望みを叶えたいと願うのに努力という言葉が嫌いなら、あなたには『才』や『能力』や『運』があるか見つめてみたまえ。

それがないならやはり努力するしかないのだ。しかも限界まで努力したと思っているその先に又『次の限界』がある。諦めたらいかん!。(因みに努力という字は分解すると女の又に力と書きますな・・・どうでもい~い? もひとつだけ言わせて!オラの好きな字は『義』です、我を美しくと書きます・・・あー本題からずれちっち)。

 

さて、お待たせ今回の本題。

その下宿にオラと同じ青北のひとつ上でバ○×○×○部の『O』 という男がいた。

この男この下宿に入る前の事前調査で『モーホ』だという噂があったので独自の調査機関を使って調べたらその通りだった。

だが、更にその後の追跡調査で実は『バイ(両刀使い)』だということも判明したので、気持ち悪いから余り親しくしなかった。

オラが入居して3ヶ月程でそのOは卒業して下宿を出たので、オラは1階の部屋からそのOが入っていた2階の部屋に移った。

変な奴が入っていた部屋なので、掃除しながら隅々までチェックしてたら押入れの天井板が僅かにずれているのをオラは見逃さなかった。

調べたら案の定釘うちされてるはずの天井板が外れる・・・。

懐中電灯で、天井裏を照らしたらそこに不審なゴミ袋がふた~つある。

こ・れ・は・もしやすると・・・』

オラは奥の部屋の同い年である『K山』を呼んだ。

実はオラが入居してすぐにこの下宿で過去2~3回に渡り『下着ドロ』が出たと聞いていたのでオラにはそれを見た瞬間からすぐピ~ンときていたのだ。

『K山~オラが上から落とすから中チェックしてくれや』

ブツを下に落とし、中を見たK山が歓声を上げる『ウッピョ~!♪』

すると出てくる出てくる色とりどりの『ブラ、パンチー、パンスト、ボディースーツまで・・・』狂喜した二人は暫し頭からパンチーを被ったりして遊んでいたが、K山がパンチーを咥えたところでオラはある重大な事実に気が付いた!。

待て!K山!ひょっとしてこれは、Oのよだれや体液に汚染されてるかも知れん!口からパンチーを出せ!』

すると、K山が『あっ!ここゴワゴワして黄色くなってる!』

・・・・・(暫し沈黙)。

天国から地獄へとはこのことだ、盗人の三か条(鬼平犯科帳参照)も守れんOの野郎!許せん!天誅を加えてやる!『ムッシュ・メラ・メラ・メラ』と燃えてきた。早速下宿内の風紀委員会3名による閣議が開かれ、彼の行方を追って捕縛するか、刺客を送るか協議されたが、オラが立候補して刺客となり天誅を加えることになった。

『オラとK山を酷い目に遭わせたあの野郎の細い首なんざ折ってやるか締め落としてやる!』。

ところが、『犯人は必ず犯行現場に戻る』 と言います。

出て行ったと思ったら数日もせずにヘラヘラと呑気なツラで下宿に向かって歩いてくるOの姿が2階の窓から見えた。

『集合~!パンドロ発見!』 『何~自首か~?』。

何事かと驚くOを玄関先で捕縛、オラの部屋を取り調べ室にして即尋問!。                    『お前に黙秘権はない!これはお前の犯行だな?』。

Oは根性がなかったのであっさりと落ちた。『はい、その通りです』。

即決裁判の結果『ギルティ!(有罪)私財没収の上遠島申しつくる!』。

ということで、

①二度と悪さしない

②二度と下宿に近寄らない

③ブツは責任を以って処分する。

と約束させ、おこずかいをもらった。

何故ここまで徹底してやったかというと、それはK山が咥えたパンチーに黄色い染みがあったからではない。こいつの就職先が『保育園』であり、こいつは保父さんとして勤めることになっていたからである。モーホで、バイで、下着ドロの保父なんてよほど痛めつけなければいずれ再犯に及ぶに決まってるからだ。

しかも、犯行時女の子達が下宿のオバチャンに下着盗まれたと相談した際、真っ先に『外部の侵入者の仕業だとか、俺らが監視するから大丈夫』とか盗人猛々しい。オラがその時居れば『何だあんたが犯人か』と指摘してやったのに。

それにしてもだ、誰のパンチーかまでは解らないが、ブラとかならサイズでほぼ分かる。K山と二人で『事業仕分け』までしたのに・・・。

正直なオラは白状する。一番許せなかったのは憧れの『AY○ちゃんのブラ』を黄色い染みで汚したことだ。

本当なら山に穴を掘って奴を中に入れ、『武士の情けだこれでも咥えてあの世に逝きやがれ!』と大森山(妙な形をした青森市内の大変低い山)にパンチーごと埋めてやりたかった。

はるか遠い昔になった青春の日々よ、一緒にパンチー遊びしたK山はもうこの世にいない・・・。

◆合掌◆

                                                                                                

【国士舘大特製・愛と泪の便所ラーメン】

これは、以前書いたオラから最後の『友人代表スピーチ』を奪った高校同期のA村君のお話である。彼は優れた○道家であるが努力の人であり、男気に満ちた人である。

どれくらい男らしいかというと、彼は今学校の先生をしているが転勤先の学校でやったこともない『野球部の顧問』にされた時、ある試合でノーアウトからランナーが出た。

ここはバントでしょ?と次打者の子供がA村監督に目をやると、チョイっとサインが出て『打て~!』その後併殺を食らってチェンジ・・・。

回は流れて1対0で追う展開最後の攻撃9回裏。

またもやノーアウトでランナー一塁!。祈るような気持ちで次打者がA村監督を見る『ここはバントですよね!』だが、A村監督少しも動ぜず『打て~!』。 試合は終わった。

試合後の監督談話:『ランナー溜める気とか全然ないもんね~』。というくらい男らしいんだ。昨年の甲子園優勝監督談話ではこのような場合バントなんかしてたら、甲子園では勝てん!。 と言っていた。

A村君はひとつ上の野球をこの子達に教えていた訳だ・・・?。

又A村君は努力の人である。

彼は武術は得意だが球技は駄目だった。体育の時間バレーボールのトスの練習をしても手の間から球がすり抜けてきて顔でトスを上げてしまう。

又、彼は泳げなかった。大学の授業で平泳ぎのテストの際泳げない彼は一計を案じ、海パンの中に『風船』を忍ばせて腰を浮かし、後はベンチプレス120㎏という上半身の怪力で50メートルを泳ぎきろうとしたが、バレて追試となった。が、体育の教師となったくらいの努力の人だ。

その彼は誰もが恐れる国士館大に入学していた。

国士舘大○道部での4年間の寮生活はとてもここに書けるようなものではなかったようだ。

が、ひとつだけあったので紹介しよう。

ある真夜中に酒を飲みに出かけていた上級生の先輩が寮に帰還、A村君を叩き起こし、命令する『腹が減ったからラーメンを作って持って来い!』。

ここで、日ごろからの鬱憤が溜まっていたA村君ついに堪忍袋の尾が切れて、秘かに復讐の逆襲行為に出た。

便所に行って大便器の坪から水を掬い、その水でお湯を沸かしてラーメンを造って持っていったのだ。『失礼します!ラーメンが出来上がりました!』。

ところが、その先輩少しそのラーメンを眺めていたと思ったらこう言った。                             『A村、お前このラーメンのスープ毒見してみろ!』。

A村:『えっ?・・・・』。

そこまで聞いたオラが尋ねる『おめェ、そのラーメンどうしたんず?』(*そのラーメンどうしたの?)。 

A村:『飲むしかねェでばな~!』(*飲むしかないじゃないか) 

A村君の声が泪声で震えた・・・。 

オラ:『で、その味は?』

A村:『うん、普通のラーメンの味だった』。

又、A村君は実に『熱い男』である。 ある時・・・あっ、いやっこれは書けん! これ以上は危険だ、本日ここまで。

 

【青森北高校の隠された真実・東北北海道第二位とは?】

新着情報とかもあまりいじってないのにHPのヒット数がじわりと増えていくのは何故だ?。

まさか、この雑文『オヤジのひとりごと』を見に来てる?。

アンタも好きね~♪。 まあ楽しみにしてもらえるんならそれでいいけど。

書かれた人はたまったもんじゃないかも知れんが、ビアスの名著『悪魔の辞典』によれば『幸福感とは他人の不幸を見た際心の中に湧き上がる感情』とあるから仕方ないんだな。

 

さて、本題。

学力、進学率、就職率において全国ワースト1の座を沖縄県と争っている我が青森県であるが、(蛇足ながら青森県が全国1のタイトルを死守しているのは、人工当たりのティッシュとジュースの消費量くらいしかない)その中にあってずっと『中の下』の位置を頑なに守っているのが我が母校青森北高等学校である。

そんな学校の何が東北北海道で第二位であったのか、この件については書こうか少し迷ったのだが『迷ったら行動』を旨として生きている兎年生まれの『猪突猛進型』なのでやはり書くのである。

それは不名誉だろうが『在学中の死亡率』が当時東北北海道で私立、公立全ての高等学校で第二位だったのだ。

その死因は病死、事故死もたまにはあろうが圧倒的に多かったのが『自殺』であった。

オラが入学してその夏には1名事故死したが、その後卒業までに数人が自殺してこの世を去っている。

そして輝く第一位は?というとこれが函館○・サールだったはずだ。先の事故死した先輩の時先生があと○人で開校以来150人の大台だ!と言ってたのをよく覚えている。だから、○・サールは既にその時点で150人以上死んでいるはずだ。

○・サールでそれと言うのは頭が良いから悩みすぎる人が多いんだろうと思ったりもしたが『全国最低レベル県の中の下』で何故なんだろうと・・・これは長らく謎だった。

その後も我が母校は順調にこの数字を伸ばしたのだが、ある時からこれがピタッと治まった。

オラが卒業して数年後、部活の顧問の先生から連絡があり、高校総体が近いから練習付けにきてくれとのことだった。

合点だとばかり、久しぶりに母校の玄関口に入った瞬間その『異変』に気付いた。 

嗅ぎなれた男子校独特の汗がすえたような匂いに混ざってほのかに香る『甘い匂い』。

そう、我が母校は『男女共学』になっていたのだ。

気が付くと階段の陰で『愛を語り合っているようなバカップル』もいる。

オアラ~!挨拶ゥ~!』とそいつらを蹴散らすが、返ってきた挨拶は我々の頃の『押忍!』ではなく『こんにちわ~』だった。(我々の頃は生徒と先生、先輩と後輩も挨拶は全て押忍であった)。

共学になったのは知っていたはずが、その時は実は忘れていたのだ。

そしてある時に気が付いた、自殺が治まっていることに・・・。

そうだ、○・サールと青北との唯一の共通点は『男子校』だったのだ。

○・サールの場合は全寮制じゃなかったかしら?だったら尚更頷けるような気がする・・・。 

我が母校が『旧制一校』時代から連綿と受け継いできた『バンカラな男臭さ』を放棄する代わりに自殺のない高校生活を手に入れた・・・と。残念な部分はあれども仕方ない、命には代えられん。そう言えばこの頃を境に全国一斉にという勢いで男子校と女子高が無くなっていったが、実は学校とその上部団体はこの事実に本当は気付いていたんじゃないかとオラは秘かに思っている。表向きの理由はほかに多々あろうが・・・。

側に女がいるだけで何故自殺が治まるか?は解らん!。

例えそれが『ブーチャン』でも身近に女の匂いを嗅いだだけで『生きてりゃそのうちいいことあるさ』と思うのかも?。

女の存在は偉大だ!。自殺さえ止めてしまうのだから・・・。

 

【ち○るちゃんの思い出】

高校の部活コーチをしていた時最後に一緒に仕事した顧問の臨職先生が『ち○るちゃん』だ。

彼女はなかなか太れない日馬富士関が見たらうらやむ程の堂々たる『デ○』だった。

彼女はだいぶ年下だったので一応生徒の居ない所では『ち○るちゃん』と呼んであげたが、彼女には今までこれも生徒がいないところで色々と『教育的指導』をしたものだ。

①『出会い系サイトに投稿するのは止めろ!』。

臨時職員とは言え、高校の職員なんだから言語同断である!。しかも『チーです』とかふざけんじゃねえ!(俺が知らないと思ってたんだろ俺の情報網を甘くみるな!て~の)。

②『お前は寒い!と言ったらいかん!』。

ある時冬の練習場に学校の仕事を終えたち○るちゃんが入ってくるなり『さっ寒~い!』と言って入ってきたがオラの堪忍袋が瞬時にして『切れた』。

役に立たない肉なら付けるな!』 と叱った。

生徒には練習場が温まらない最初の時点から練習開始!とともに半袖、短パンのユニフォーム姿で練習することを義務付けている。これは言ってはいかん。                                 ③『仕事が遅すぎる!』。

練習試合の申し込みをするのに何故毎日尋ねてるのに2週間経っても進展せんのだ?。 

『仕事が忙しくて~』、『嘘つくな!昼メシ喰ってんだろ!その前に電話一本5分間が何故出来ん?春休み終わっちまうぞ今すぐ電話しろ!相手不在ならFAXせい!』。

彼女は食べるのが遅かった・・・牛のように・・・多分胃袋がよっつあって反芻してたんだろう。

④『髭を剃れ!』。

こ、こ、こ、これは・・・。?????。彼女の顎にはうぶ毛のちょっと黒い奴ではなく、『電気カミソリ』で剃れる立派な髭があった。 何の自慢か知らんが伸ばすな!教育的立場から?精神衛生上?とにかく頼む、お願いするしかない。

頼むから剃ってくれ・・・だって女の子だろ?』。

ち○るちゃん、今までその他色々ときつい事言ってごめんな!。

今どこで何しているか知らないけれど、ふつ~に結婚して、ふつ~に幸せになってくれよ・・・。

俺から遠く離れた、関わりのない所で・・・。

                                                

【フィリピーナと猫鍋】

オラは毎晩酒を飲むが出不精で、外に飲みに行く習慣はないし行きたいとは思わない。 

仲間内で飲みにいくならまだしも、いや、それでさえ2軒目行こうぜとスナックなんぞに連れられた日にはゲッソリだ。

楽しく会話しながらちびちび飲む・・・というのがまず駄目だ。 酒は飲むもの、最初からガンガン飲むのですぐ潰れる。

だが、最大の理由は見ず知らずの若いねえちゃんと会話が出来ないのが本当の理由かもしれない。

友人に半ば強引に連れられて○っぱいパブとかフィ○×ンパブとかに入っちまっても、ねえちゃん方が『ビール頼んでい~い♪?』とか『フルーツ取ってい~い♪』とかほざきやがると『まいねっ!』(*注:津軽弁 駄目だ!の意味)とやらかすので、サービスされたりもてたりしたことなど一度もない!。

前に高校の部活のコーチをしていた時試合の遠征で宮城県に行ったときのことだ。

同高を卒業した宮城在住の卒業生で宮城県内にてクラブを主催しているオラより5歳以上若い方が歓迎の宴を開いてくれた。

楽しく食事をし、オラとしてはそこで終わりたかったのだが、案の定『次に行きましょう』となった。 次なる店のドアを開くと『きゃ~♪』という歓声とともにフィリピーナが出てきたのでオラは内心『うっ!』となった。                                                      だが幸いにもその店は『H系』の店ではなかったのでもう少し飲むことにした。

オラ達のテーブルに付いてオラの横に座ったフィリピーナは年の頃30~35歳くらいで若干太めの女。この稼業が長く何度も『お勤め』に来ているせいだろう。やたら日本語が達者で話術もたくみだった。

オラ的には珍しく会話が盛り上がり、場がはずんだところでこのフィリピーナから質問された。

ワタシ日本の鍋ガ大好キネ、青森カラキタオ客サン青森は何の鍋がオイシイカ?』と。 

青森の美味しい鍋・・・(ここでイタズラ大好き中年の本性爆発)

それはだな・・・猫鍋だっ!』。

女:『ねこ?猫?キャ~ッツ?』。

その通り!猫の鍋だそれが一番旨い!。

女:『青森デハ猫を鍋ニスルカ? アンビリーバボー!』としかめっ面をした。

悪ノリしたオラは続けて、『1匹でもよろしいが、2~3匹入れるとソースィート!4~5匹入れるとモーストデリシャス!じゃ!』と追い討ちかけたら、

女:『ノ~ウ!オ~マイガッ!』と呻いた。

その後その女にお前さんの家の近くにクワガタは居るか?と尋ねたら『イルヨ、大きいネ、実家の壁にもヨク付いてるヨ』とのこと。

『何~それはティタヌスか?』と聞いても『ヨク分かんないネ』。

それじゃ、その絵を描いてみろと紙とペンを渡したが、その女が描いた絵はどう見ても『ウサギ』にしか見えなかったのでそれ以上の追求を諦めた。                             この女話術は巧みであったが、絵心の才能は無かった・・・。

だが、感心したのはこの女が3カ国語を話せる(タガログ語、英語、日本語)ということだ。

これは昨今の日本の学生ではなかなか真似出来ることではあるまい。

『お前さんの国に一度でいいから遊び(クワガタ採り)に行ってみたいな~』と別れ際に言ったら、その子は『是非キテヨ、ウチニ泊メルカラ』とお義理で言ってくれた。

もしも、それが現実になっていたとしたら、お土産に『電子ジャーと画用紙と色エンピツ』を持っていくだろう。オラは向こうで『絵画教室』を開いてあげたいと思います。

 

【外国語と方言】

以前会話にやたらと横文字を並べ立てる嫌な奴のことを書いたら、店に良く来る若者が『横文字を使いたくなる年頃』と反応した。

だが、オラが言ってる奴と言うのは彼の使い方の比ではなく、『会話の半分近くまで英単語を並べる奴』のことである。

そこまで混ぜるんだったら全部英語で言ってみな!と言いたい。

その時そいつは社員研修の講師だったからそんなことしたら『退場』だろうが・・・。

何か『これ位は解るでしょ!』という態度がありありで気に食わない奴だった。

そんな奴に限って『発音』も『ヒアリング』もおしゃかだったりすることもあるから実力の程はわからんがね。

オラだって、『外国語』はパッパラパーだけんど、『方言』だったら5ヶ国語話せるぜってーの!。 

すべからく語学は『寝言』で語れるようになれば『本物』なんだそうだ。                       医者はドイツ語を読み書き出来るかもしれないが、ドイツ語で寝言を語る者はそう多くは居まい。

大学時代の石川出身の友人のその又友人が『海外帰国子女』だったそうで、『そいつと映画を観にいくと、字幕スーパーを見てる人より笑うのが早いし、字幕で訳してないとこで笑うし、今何で笑ったの?』と聞くと、『主人公が今アメリカで売れてるタレントの言い回しの真似をしたんだよ』とか言うから頭にくんだよな、とのこと。これも本物だろうし、こんな人から見れば先の講師なんて『言語を覚えたての三歳児』みたいなもんじゃないか?。

話は変わるが、最近若者の語学力、殊に『国語力』の低下に憂いを覚える。                      以前高校の部活コーチをした際によく『ノート提出』をさせたが誤字脱字のオンパレードで文法もおかしく『お前ら本当に高校生?』と嘆かされたものだ。

後年本HPにリンクを貼っている『日昆会長諸記』を見た際(時折誤字はあるものの)おおっまだ高校生も捨てたもんじゃないなと少し安堵した。(オラが行ってた高校にバカばかり集まってただけかも知れんが・・・)。

オラの国語力も高いものでは決してないが、若い世代はあまりに酷すぎる。

前にいた会社でも若い営業マンが提出する報告書が低レベル過ぎて再提出の繰り返しばかりで一向に前に進まないので、自信のない者は提出前にオラに添削を求めてくる始末だった。

そんな後輩のひとりに『サッチョン』というあだ名を付けてた営業マンがいたが、語学が苦手だったので、よく『お前ってホント日本語知らねェよな』とからかってたら悔しくて少し勉強したのか知らんがある時の会話でこう言った。

『鈴木さん、そんな喉に物が詰まったような言い方しないで下さいよ』と。

オラは情けなくてこう返した。

サッチョンよ~それって奥歯に物が挟まったような言い方っていうんだぜ、喉に物が詰まったら死ぬべや~!』。

またある時は別な人が報告書に『とり合図』と書いてたので指摘した、あんたまさか焼き鳥屋の看板見て勘違いしてね~か?と。(むつ市にある焼き鳥屋さんで“鳥合図”という店があったが、どうもやはりこれを見て覚えてしまったらしい)。それはね、『取敢えず』でしょうよ。

姉が持っていたさだまさし氏の著書『噺歌集』という本に自身のスタッフで漢字の読めない人をからかった文が載せられていた。

力うどん』を『かうどん』と読んだり、『靴とハイヒール』という映画のタイトルを『鞭とハイヒール』と読んだり(読み方間違えただけで18歳未満厳禁!になるという・・・)。

電車で移動中『最上川』を見たスタッフが『今の川なんて読むの?』と聞いて、『モガミガワ』だよと答えたら、その夜山形市内で食事の際(最上級のという意味で記した)『最上牛ロース』を『もがみうし下さい』と注文したりといった話が書かれていたがそれと同レベルだ。

青森の最近の若い世代は方言を学習することを放棄して、テレビ等で言語を学習するせいか『標準語』に良く似た言葉を話す。 だが、親の言葉を聞いている内にこれが『狂う』んだな。

はっきりと言いましょう。『イントネーションが変』だから、聞いていて『気持ち悪い』です。

語学、先も自分自身で自信はないと書きましたが『上には上がいるもの』 だが『下には下もいる』と知って、憂えるとか言いながら実はホッとしてたりして・・・。

                      

【人間ヒーター(デブの放熱量)の考察】

高校の下宿時代1つ上に○道部の先輩『T島さん』が居た。

東北に敵なし・鬼のT島』と言われたこの人の体重は当時120㎏だった。

120㎏もあるくせに『俺はデブではない!』と言うのが口癖で、頼みもしないのにTシャツを脱いで『逆三角形』を造って見せたものだ。

だが、ある冬の猛吹雪の日に先輩のお供で出かけた時だ(推定気温ー3~4度)。 

T島先輩の服装は、素足に雪駄履き、パンツと半袖BVDシャツ(特大)の上は国士舘大のジャージ1枚、頭は五厘刈りだったのだが、数百メートルも歩いたら、何と『大粒の汗』をかいて額から流れ落ちていた!(デブ恐るべし!)。

また、ある年の3月下旬オラがむつ湾内の漁港でカレイの投げ釣りをしていた時のこと。

何組かの家族連れがその漁港に遊びに来たなと思ったら、その内の1組はどうも風貌から言って『ロシア人』のようだった。

黙って見ていたら、その内にそのロシア人のお父さんと思しきデブ(推定180cm110㎏)が何を思ったか急に服を脱ぎ始めてパンツ一丁になった。

『まさか?』と思ったらそのまさかで、その父さん海の中に入って行って気持ち良さそうに泳ぎ始めたではないか!。

オラは思わずこう呻いたもんだ『嘘だべや~?』。

この時期のむつ湾の水温では、普通の人が入れば下手をすると入水した瞬間に心臓麻痺、5分以内には手の指は完全に動かなくなり、10~15分で意識混濁、20~30分以内には間違いなく頭の上に『エンゼルマーク』がつくはずである。

だが、このロシアンデブは約20分ほども泳ぎ続けて何ともなかった。

これはもう人間ではない、トドかアザラシと同じ生き物である(ロシアンデブ恐るべし!)。

さて、本題。

オラの店は平屋の1軒家で壁には恐らく断熱材などと言うものは入ってない!。

虫を入れてる温室ふたつに200ワットのプレートヒーターを入れてほぼ1日中暖房しているものの、開店時に店にくると店内温度は約3度~6度の間である。(温室内で大体13度前後)。

店を開けてファンヒーターを最大燃焼させ、椅子に座った目線の高さを20度程度に暖めるのに約2~3時間掛かると覚えていて頂きたい。

ある日今日はお客さんも殆ど来ないだろうとストーブの火力を20度設定にしていたから、店内温度はなかなか15度に達しなかった(オラは前にも書いたが高温、低温どちらにも強いドルクス系の人間)。

そこに前の会社で同僚だった同期のT君(小デブ)とN先輩(今や本物のデーブ)が遊びに来た。2時間ほど雑談していてふとデジタル温度計を見てみたらなんと店内温度が1,5度上昇している・・・。 そしてその後二人とも同時に帰っていったら20分もしないうちに温度が1℃下がったではないか!。

後日この点を検証するために、その日とほぼ気温等が同じ日を選んで実験してみた。

ファンヒーターの温度設定を20℃にし、もうひとつの電気ストーブのセレクトを『弱』の400ワットに設定して15℃に達するまでの時間を計ってみた。 

結果は前回の半分の1時間でその温度に達した・・・とするとだな、体重80㎏~90㎏のデブは多少誤差はあるだろうが約一人当たり100ワットの熱量を放出しているのでは?と推察された。 

これは凄い!デブ恐るべし!。 

カブクワを飼育しているが、せめてあと1~2度欲しいという良い子の皆さん!家族にうってつけの人材は居ませんか?一般家屋でしかもそれが2階ならデブふたりもいれば1~2℃ならば達成可能かもよ(~6畳までが限度かな?)。120㎏デブなら8畳までいけるか?。

試してみたまえ。

 

【ダッシュマンAGのジグザグ走行事件の思い出】

保育園、小学校、中学、高校、大学と学校に通ったが一番面白かったのは高校であった。

面白くなかったステージもあったが、これが大学になると行ってたはずなんだが、何故か講義を受けた記憶が殆ど無い。 年に何回か『就職先を決めたが実は大学を卒業してない』という変な夢に魘されることがある。

高校は男子校ではあったが、毎日面白い『事件』が起きるので見逃しては損だとばかり、学校をサボるなんて微塵も考えなかった。

そんな高校時代の懐かしい『事件』をひとつ・・・。

高校時代は下宿していたのだが、体育会系の先輩後輩が同居している下宿には必ず『ダッシュマン』が居た。

ダッシュマンとは先輩の命令で、伝令、買い物その他の用事を常に走りながらこなす後輩のことで、呼ばれたら全力で先輩の元へ行き、『○○どこそこでXXを買って来い!5分以内ダッシュでな!』と言われれば速攻5分以内で買ってこなければならない。

思えば体育会系は常に走っていなければならないのだ。

高校では3年が『神様』2年が『平民』そして1年は『奴隷』だ。

今回の主人公である『AG』が入っている下宿は異なる多数の運動部員が入居している下宿で、彼にとっての不幸は3年に『幻のレスリング部』の先輩が居たことだ。

幻の・・・とは、このレスリング部は素行の悪い者が集まっていて、問題ばかり起こし、最後はキャプテンが窃盗で捕まって『廃部』になっていた。                                       AGという男は脚が早く、決して上の者に逆らわない『天性のダッシュマン』だったようだ。

ある夜このレスリング部上がりの先輩の部屋に呼びつけられたAGともう1名の1年生、『酒が無くなったから××の酒屋に行って店の前に停めてある軽トラの荷台の下に中身の入ったビールが積んであるから何本か持って来い!(つまり盗んで来い)』と仰せ付けられた。

早速店へと飛んだふたり、もう一人の男が見張り役となり、AGが実行犯となって物色し始めたが、組んだ相棒が悪かった。

肝心の見張り役が気を抜いて『職務怠慢』で余所見している間にパトロール中の警官が降りてきてAGの真後ろに回りこんだことにふたりとも気付かなかったら・し・い・・・。

見張り役が気付いた時は既に時遅し、一生懸命物色するAGの後ろから警官が声を掛ける。

『お前そこで何をしてるんだ?』っと。                                               瞬時にして『警官だ!』と判断したAG、振り返ることも無く得意のダッシュで逃走を図り始めた!。 そしてそれを追う警察官!。この警官もなかなか頑張ったようだが、相手は『天性のダッシュマン』AGである。みるみる差が開いていくのでこのままでは取り逃がしてしまう!と判断した警官、伝家の宝刀でこう叫んだ!

止まれ!止まらんと撃つぞォ~!』。

これを聞いたAG、『撃つな~!』と叫びながら、部活で鍛えたサイドステップで弾を交わすため、ジグザグに走り始め、そしてそのまま逃げ切ったのだった・・・。 

これがその後母校で5年以上の永きに渡り語り継がれることになり、半ば伝説化した『ダッシュマンAGのジグザグ走行事件』の全貌である。

こんな面白いこと頻繁に起こるんだから、学校休んでなんていられませんでした。

 

【女の派閥・性(さが)の事】

学生時代青森市内で当時一番大きかった居酒屋でアルバイトをしていた。

この店は余りにも大きすぎてちょっと目を離すと無銭飲食で逃げてく奴も多かったが、実に困ったのは後に不良少年の溜まり場になったことだ。 

最大で百人位の二大勢力が店内で喧嘩になった時はわやだった(*津軽弁:大変だったの意)。

だがこの居酒屋の従業員も元・及び現役の○力団員、族、そして当時我々の年代では超有名な伝説の喧嘩師Oさんという方もいて強力だったので、男同士の乱闘になったからと言って怖いとか思ったことはない。(大体開店前に先のOさんの指導で暴徒を鎮圧する練習をする居酒屋なんてここくらいだったろうよ)。

こんな店だったから従業員の入れ替わりも激しく、1年もするとオラはバイトの身分にも関わらず出世して『小上がり座敷主任』に昇格していた。

そんなオラと店の上司が一番恐れ、警戒したのは冗談ではなく『女だけの大宴会』だった。

女だけで10人くらいなら、中にちょっと変な奴が居ても『やたらうるさい』だけで大したことはない。

だが、それが20~30人以上の規模になると話は変わってくる。

そんな宴会の予約を受けた時、オラはどこに座らせるかその時の店内状況によって頭を絞らなければならなかった。

最初は大人しく飲んでいるのだが、それがあるちょっとしたきっかけで状況は一変する!。 

一番酷かったのは、店内に流れるBGMがノリのいい曲に変わったその瞬間だった。

全員が急に物凄い奇声を上げて狂ったように踊りだし、コップやビール瓶、灰皿が宙に舞いそして壁に叩きつけられた!(本当ですよ)。

テーブルはひっくり返され、割り箸を入れてある箸入れの中の割り箸は全てバキバキに折られ醤油ビンでシャンパンシャワーしてやがった(本当だってば!)。

割れたガラスの破片が散らばっている中で狂乱を繰り返すので危ないったら極まりない!。

こういった場合男なら、例えば族同士の乱闘ならば彼らは『頭と幹部』によって統率されているからそれらを上手く押さえれば何てことないのだが、彼女らにはそれが無いので手の付けようがないのだ。

そんな宴会を受けたら灰皿はガラス製の物は下げて軽いアルミ製の物に代えたりとか念のための準備もしなければならない。

この時の連中は凄かった・・・。

集団ヒステリーからきたパニックトランス状態』とでも言おうか。

殆どシャブ中毒でテンパッた奴』と変わんない。

やっと落ち着かせたと・・・そこで破壊された備品等の損害賠償等の話になると今度は一斉に泣き出したり、『誰それが悪い!』とかで仲間割れ、責任の擦り合いから内輪もめに発展して、第二ラウンドのゴングが鳴り、再び戦闘開始?とか手に負えねえ!。

(この一番酷かった奴らは○の○短大の女子大生だ。今頃はのうのうと主婦とかしてんだろうな、頭にくるぜ!)。

ここで教訓、女は集団ヒステリー状態になると『別な野性動物に豹変する!』。

次、女は複数になると必ず派閥を形成する!。

女ふたりだけなら、さして仲が良くなかろうと重要な問題に発展することは少ない。

だが、これが3人になったら話は変わってくる。3人とも仲良くやってくれれば良いのだが、ひょんなきっかけから2:1になりやすい。

4人くらいから事態は深刻になったりする。2:2ならまだしも、3:1になるとこれが会社ならその1の子が辞めてしまったりする。上司や監督する立場にある者はこれを細かくチェックし、修復不能に陥る前にこの芽を潰さなければならない。これは本当に精神的に疲れる・・・。

だから、長きに渡り女子集団を指導したスポーツの監督等は得てして大病を患ったり、若くして死んでしまったりということが多い。

次に虫でいってみようか。 

あの小さくて可愛いく美しい『パプキン』だが、面倒臭がって小さい産卵セットに複数の♀を入れると、卵や幼虫を自分の、他の♀の区別なく食べてしまい、やがて♀同士で殺し合い、最後にヨレヨレになって生き残った♀が少数の子を残すというパターンはよくあること。

パプキンと言えど♀は♀』ということね。

最後に『一夫多妻制』というのがありますな。

あれを見事にこなすには、経済力のみならず、統率力、こマメさ、配慮、精力、そしてそれらをやり続ける忍耐力が必ず必要でしょう。

そんな能力が無いのに単純に憧れる奴は『本物のバカ』だろうて。

 

【お歯黒を見た最後の世代】

それはオラが保育園児だった頃の話。

父親の実家である茨城県日立市の祖母が病院に通院する際に連れられていった時の事だ。

待合室で、幼児向けの本を見ていた時ふとした会話が聞こえてきたので目を向けてみると・・・そこに『歯が真っ黒な妖怪』が居た!。

日中に堂々とお化けがいたので大騒ぎしてたら、ババに怒られた!。

『あの方は由緒正しい武家のお舅さんなんだよ!』・・・と。

由緒正しい武家の末裔の家では化け物を飼うのか?。

夜中に便所に起きて、その前にこの化け物が佇んでいたら間違いなくオラは失禁してただ。

その人は当時多分80歳前後、逆算してみるとそれは昭和40~42年頃の出来事であった。

その後たまにこのことを思い出した時に、年上や同年代の人にお歯黒の人を見たことがあるか?と尋ねたが、オラ以外に見たという人は誰もいなかった。どうやらオラ当たりの年齢層がお歯黒の人を見た最後の年代ということになるらしい。

このお歯黒というやつ、どうやって歯を染めるのか?どういう意味をもち、どんな歴史があるのかも今まで全くの謎であったのだが、店をもち大分経ってから初めて導入したPCのインターネットで調べてみたらたちまち判明した。

起源は『日本書紀』の頃に遡り、当初武士の間で流行しだしたこと。

その後皇族関係等に広まったりしたのちに江戸時代武家の妻に二心がない証しとして定着。

そして明治政府時代に『野蛮である』との理由で禁止令が発布され廃れたらしい。

とすれば、オラが見た人は明治中期~後期の人だったろうから、禁止令を無視して実行した気骨のある方だったのか、あるいは昭和に入りどうでもよくなった頃に思い立って染め始めた変人のいずれかであろう。

さてここで思い出してみる、NHK大河ドラマの時代劇でこのお歯黒が登場したことがあったか?ということだが、予算の関係上や『芸能人は歯が命』の見栄えの観点等から言ってまず皆無であろうよ。

だが、それがあの『世界の黒澤監督』作品ならどうであったろうか?。

予算なんぞ糞食らえ!っで、そこまでやるか!・・・という細部まで徹底的に時代考証に拘った黒澤作品なら、あるいは?と思うがそこまでやってたかどうもよく思い出せない。今度もう一度よく見てみよう。

大河ドラマなんかを見てても、何か着物を着た現代劇にしか見えず、しかし黒澤作品には当時の『匂い』を感じるのはこういう細部への拘りのせいかと思う。

まあ、普段着物を着たこともない若い役者にそんな立ち居振る舞いや所作を期待しても無理ってもんなのでしょうね。

話は戻りこのお歯黒というやつ、オラはてっきり一度染めたら二度と元に戻らないものなのだろうと思っていたら、さに非ず。時々手入れをしなければ元に戻ってしまうらしい。

更に驚くべきことにお歯黒は虫歯予防効果が高く、明治初期~中期にお歯黒をやめた途端に虫歯が流行しだした・・・とある。

さあここで『いたずら大好き中年』の血が騒ぎ始めた!。

店に良く来る虫歯だらけの、ある若者にまずたっぷりと麻酔代わりの酒を飲ませて泥酔させる。

そして『タランドゥスオオツヤもびっくり!』のエナメル仕上げのお歯黒に仕立てる!。

それからというもの、疼くことのない虫歯に彼は感動を禁じえないだろう・・・。

てなことを考えながら4ℓ1,480円の焼酎『大一番』を呑んでいたら、風味が急に増して、高級酒に早変わりした。

不思議だ・・・。

 

【ハゲの事】

長年の人間観察の結果、『床屋とタクシードライバーと自動車ディーラー社員』には何故か釣り好きが多く『高校教師と銀行員、証券会社社員、○販会社社員』にはハゲが多いという事実に辿り着いている。 ハゲが多いと言う事はすなわち『ストレスの多い職場環境』に直結すると言って過言ではないと思うが、新卒の学生さんは会社訪問の際にそんなことも頭に入れながら見たら良いのではないか?。

前職の際、オラの居た会社はやたら『ハゲ』が多くて、ストレスの多い会社だったんだな~と今更に感慨に浸るのだが、その中に3名面白い人がいたので紹介してみよう。

まずはS先輩である。ハゲ型は『中心点爆破型』であるが、所謂『バーコードハゲ』のような女々しいと言うか未練がましい髪形はせず、自然の成り行きに任せた髪型をしているところが男らしい人である。

この方は正に『ザ・サラリーマン』で、上司には逆らわず、誰に対しても嫌味なく温厚。

仕事も卒なく出来て皆から慕われている人だった、酒さえ飲まなければ・・・。『いい人』を絵に描いたようなS先輩に酒が入ると人柄と事態は一変する・・・。

その前兆として、左右の眉の位置が上下にずれる『段違い平行棒』が現れる。

これを見たらさっと離れるのが賢明だった。

これが同じ人か?と言うくらいに豹変してしまう。大人しかったS先輩が『野人』と化し、支持率は管内閣よりも急低下してしまうのだった・・・。

次がKというGM。ハゲ型はよく解らん・・・と言うのもオラが入社した頃はもう既に某社の有名な『高級帽子』を被っておられたからだ。

1個○百万円という高級な帽子だけあって、パッと見た目には帽子を被っておられるとは解らないくらいの代物だ。

このKというGMが八戸支店長時代のある日『得意先廻り』に行くと身支度を整えだしたところ、肝心の帽子が斜めにずれていた・・・と。

これを見つけた女子社員の中のベテラン『支店長!ちょっと待って、帽子がずれてます!』と言い出せず、後輩の女子社員に『あんたが言いなさい』と命令するもその子も当然言えず、次なる後輩に命ずる内に、支店長は帽子がずれたまま意気揚々と出かけて行ったとさ・・・。

後年このK氏が本社営業統括部GMの任に就かれた際、半期に1回行われる全支店営業所の営業マンを集めた施策会議の後に彼の発案で、懇親の為社長と営業マンの『昼食会』を開こうと企画。とある青森市内のホテル内にある和食屋の一室を予約した。

会議が終わり、さあこれから昼食会。 

張り切ったKGMが部屋の前で『さあさあ入りなさい!』と手招きするその部屋の名前を見上げたら、何と『桂の間』だった。

これは偶然かそれとも狙ったものか?昼食を食べながら交わされる営業マンのヒソヒソ話が続いたのは言うまでもない。

最後は極めつけのF先輩だっ!。

ハゲ話の前に、この人は『オオカミ中年』と言われる位に嘘つきだった。

ウチの会社はとにかく休みを与えない会社だったが、この人はどうしても休みたくなると『よく親戚を殺した』。

最初は(オラの入社前)可哀想に・・・と言われてたらしいが、そのうちに又か・・・に変わりやがてあいつんところ親戚何人いるんだ?となり、やがてついには『まだ生き残っている親戚がいたのか』となりました。

皆の間で交わされる言葉が、奴の一族は繁殖力旺盛だけど短命な一族なんだな~と嘲笑に変わっても彼は殺し続けたのだった。

会議でも嘘をつくが、思いつきで嘘をついてごまかそうとするから後が続かない・・・。 

矛盾点を指摘されて又嘘で塗り固めようとするから、段々支離滅裂になって行く・・・。

この人の髪型は凄まじい!。恐らくもう二度とこのような髪型に出会うことはないであろう。

まず、両サイドに残った髪を落ち武者のように伸ばす!。

それを髪の無い部分に薄く螺旋状に(蚊取り線香を想像して下さい、あれをふたつ頭にくっつけた髪型と言えます)貼り付け、それを強引に頭皮が凍るか!というくらいにヘアースプレーで固めていく・・・という荒業だ!。 

午前中はこの蚊取り線香の会合部が閉じているのだが、午後にはここが開いてきて『道』ができるので、皆これを『十戒』と呼んだ。

この髪型を維持するのに一体月間何本のヘアスプレーを消費するのだろう?と疑問に思っていたら、ある先輩が1日に2本使うそうだ、とのこと。

彼の営業車のダッシュボードの中には不慮の事態に備えて2本のヘアスプレーが入っているという都市伝説のような噂があったので、ある先輩の命令でオラに確かめるようにとの指示が下りた際確認したら、『それは確かに2本入っていた』。

彼は伝説の多い人間である。

まだ若かりしハゲ始めの頃会社の仲間で海に泳ぎに行っても『平泳ぎで波と必ず平行に泳ぐ』そうだし、又どんな波が来ても絶対に頭を濡らさない泳法をマスターしていたらしい。

更に、彼にとっての天敵は水だけでなく『風』も又しかりであったので、まだ会社の営業車にエアコンが付いた車を買ってもらえなかった頃に、どんな酷暑の日であっても車の窓は絶対に開けないのだった(事実)。

よって皆から『奴は暑さには鍛えているから強い』と言われていた。

まだまだ沢山あるのだが、これを最後にしよう。

ある頃から社内での喫煙が問題になり始めた頃、女子社員の何人かが文句を言った。

『髪の毛にタバコの臭いが付くのが嫌なんです!』。

それを聞いたF氏はニヒルな態度でこう言った『臭いが付くだけの髪が有っていいよな・・・』。

Fさん!ニヒルとアヒルは違うぜ!そんだけスプレー買う金があったら今頃高級な帽子買えたでしょう?。よくわかんねェ~。

 

最後に、彼にこれを聞くのを忘れていた。

『どこのメーカーのスプレーが一番強力か?』を。

多分彼は間違いなくそれを知っている・・・。

                                                      

【冬の過ごし方】

連日の雪・雪・雪又雪よ~♪で倒れそう・・・。 

自宅で雪掻き、店でも雪掻きで毎日が過ぎて行く。

しかもだ、自宅は近所の家の微妙な位置関係からかオラん家に付近の雪が集まるようになっており、明らかに向こう三軒両隣よりオラん家の雪が多い。                               店はと言うと店の側の交差点に除雪業者が山のように雪を盛り上げてそこから毎日のようにオラの店の前に壁のような雪を置いていく!。

駐車スペースを確保する為にほぼ毎日1時間以上雪掻きをしているが、もう我慢ならねェ。

週明けに市役所に電話したる!。

店に遊びにくる友人曰く『こりゃあひでェ』と驚くほどの量だ。

その際のアドバイスによると、『怒りの感情を表現』するのが大事なようだ。

こう毎日雪かきに奔走していると1週間くらい温泉にでも浸かっていたい・・・とか、何か癒されたくなってくる。家に帰ってちびちびと酒を呑みながら妄想していると決まってむくむくと頭をもたげてくるのが『冬の三点セット』である。

自分的冬の癒される過ごし方に無くてはならない3点セットとは?。

①猫

②こたつ

③ミカン 

以上である。この三つはどれが欠けてもならない。

まず、こたつの中に潜り込んでいる猫を引っ張り出す。

猫を膝の上に乗せて撫でながら、ミカンをつまみ、ついでに時々猫の顔をつまんだり肉球に指を入れたり、猫の頭の上にミカンを乗せたりもする。

この時呑み飽きない『旨酒』とつまみのひとつもあれば言う事なし。

但し、その猫は三毛かトラに限る!。更に猫の尻尾は長くなければならず、その尻尾は折れていてはならない!(これで完璧)。

考えただけで癒されるような・・・そんな日がいつか来ることを夢みながら、本日も雪掻きに励むのであります。

                                                                                          

【ジングルベルの鐘が鳴る♪】H.22.12.21

さて、巷にジングルベルの鐘の音が一段と聞こえる今日この頃・・・。

昔からチョット釈然としなかったのが、日本国民の殆どが仏教徒であり自分が死ぬ時は僧侶から戒名をつけてもらい、葬儀から埋葬までお世話になるというのに何故日本人は異教の神の生誕を祝い、仏陀の生誕は殆どの人が祝わないのか?・・・と言うことだ。

以前高校の部活のコーチをしていた時にお釈迦様の誕生日はいつだ?と聞いても答えられた子は未だかつて誰もいない。

その中にはクリスチャン家の子もいたのでその子が答えられないのは当たり前。その子がクリスマスを祝うのも正に当たり前である。

が、しかし一応仏教徒であるはずの人間が釈迦の誕生日(4月8日と言われている)を知らないばかりか異教の神の生誕を祝うのは『神をも恐れぬバチあたり』じゃないのか?。

こんな不届きな信徒をお釈迦様はよくぞ極楽浄土に導いてくださるものだ。

こんな寛大な神様他にいないんじゃないですかね?。

だが、クリスマスを祝うのは殆どの日本人にとって本来は間違いだったとしても個人的に許せるかと思うのは、それはこの日が世界中で最も子供達の笑顔に溢れている日と思えるからなんだよね。

バレンタインはお菓子業界の陰謀だったとしても、仏法界も何かもっと考えた方がいいんじゃないですかね?。

潅仏会を国民的行事として何かやれれば、景気対策にもなるかもしれないしね。

だって本当はお釈迦様はお許しになっておらず、全員三途の川を渡った瞬間に『地獄行き』になってるかもしれないんですよ!。

 

【オラ東京さ行くだ・ビッターズオークション参入】H.22.12.14

北国の冬は厳しい・・・まして不況著しい『生き虫屋』で、しかも本州最北端の店にとって冬はもはや冬眠状態でありました。

夏に初めて来たお客さんからよく尋ねられるのが『この店は何月までやってるんですか?』。

ガハハ、まあそう思うのが『普通』でしょうね。

そこで、打開策としてオークションに参加することに決めたのだ・が・そこはオラが苦手な電脳世界!まさに『オラ東京に行くだ』のノリで、おそるおそる手続きしてもらい、しばし落ち着く為の休憩期間を経ていざ出品!・・・と思いきや アッチョンブリケ!最初のページからしてま~ったく解らん!。 何コレ????。何か東京駅でどの電車に乗ればいいのか判らなくてエヘラ笑いを浮かべながらオロオロしてる爺様とほぼ同じ・・・。                                    そこで、パソコン得意なM君に『夏目漱石』の匂いを少し嗅がせて打ってもらうことにしました。

(原稿は自分で書きましたよ勿論ですとも、ちょっと直されたけど・・・)。

快調に打ち込んでいくM君、ふむふむ流石だ・・・と思ってたら次第に手が動かなくなりやがて体が左右に揺れ始めた!(まさか寝てんじゃないだろうな?と思ったらそのまさかで既に意識が無くなりかけていた・・・朝に極端に弱く夜は黒虫のように活動するM君であったが、生活サイクルが狂ったのか体調が悪そうだ)。

ここで彼に寝られたらオラは何もできん!緊急対策を・・・。

①頭から水を掛ける。

②大好物のアイスクリームを買ってきて食わせる(好物だと勝手にオラが思い込んでたが実はそうでもないらしいが)。

③再び『夏目漱石』の匂いを嗅がせる。

即効性を期待して③を選択したところ、意識が少しずつ戻ってきてほっとした。

終わってみれば慣れてる彼でも6時間もかかっている。

今後オラに出来るんかいな?という1点の疑問を残しつつM君の協力で無事に参入を果たすことが出来ました。漱石さん有難う じゃなかったM君有難う。

パソコンはパッパラパーのオラですが『原生林の中からどちらが無事早く脱出するか』ではそんじょそこらの方には負けませんよ! こんな店主ですが日本全国の皆さんどうぞ宜しくお願い致します。

 

【忘年会・新年会耳より情報】

昨晩、以前に指導していた高校部活動の指導人の面々と『忘年会』を開いた。

会社の忘年会はもうまっぴら御免だが、気の合う仲間や趣味の仲間との宴席は格別だ。 

これで年の離れた後輩も参加してたりすると、体育会系特有の腹も捩れる『地獄の酒宴』と化すところだが、昨夜は年の近い者だけの酒宴だったので思い出話に花を咲かせて楽しく思い切り飲んだ。

オラ達の時代の体育会系は入学後必ず『何か』やらされるので、『芸や技』を必死に練習したもんだが最近はそれも無くなってきてて淋しい限りだな・・・。

○道部の後輩○崎君と○浦君による『報道特集・私はUFOを見た!』の英語バージョンと中国語バージョンの芸は今思い出しても秀逸で笑える。

話の前置きが長くなりましたが、宴会にうってつけの店を紹介します。

青森市本町にあるスナック『じゃっこ』(*津軽弁で魚という意味)という店ですが、店主は以前この記事『松茸が逃げていった』に登場のN先輩であります。

マスターが釣り好きな為店内は海釣りの写真や仕掛けで壁が埋まってます。

県内の釣り最新情報や秘密のポイント情報などが店内を飛び交ってますな。                    釣り好きは勿論ですが、興味の無い方も楽しめますよ。

カラオケは無料で歌いたい放題で、マスターが釣ってきた魚の刺身やらのおつまみが3品ほども出るので小腹が空いた1軒目からでも満足できます。

それで3,000円あれば充分ベロベロになるまで飲ませてくれますです。

『若いおねえちゃん』は居ませんが、かつて若いおねえちゃんだった(過去形)『つかちゃん』がはんなりと彩りを醸してますです。

マスターは釣り談義をすると止まらなくなり、自身の過去の釣課の話になると多少ホラが混じり(釣った魚が成長したりとか・・・)ますが、そこさえお目こぼし願えれば大変面白い店ですので興味のある方は是非一度行ってみて下さい。

時期には前もって頼めば生ウニを驚きの値段で食べさせてくれたり、今や高級魚の『黒メバル』を刺身や焼き魚にして『サンマ並みの値段』で食べさせてくれますよ。(この黒メバル6月~8月の物は脂がしたたるくらいの乗りでめちゃくちゃに旨い!)。

 

【憧れの友人代表スピーチ】

秘かに結婚式での友人代表のスピーチをすることに憧れていた。

だが、その大役を務めるチャンスがなく40代に突入したので半ば諦めていたところ、同級生のT君が奇跡的に40代半ばにして初めて結婚することになり、これがラストチャンスだな・・・と狙っていた。 

彼とは高校時代仲が良く、彼がある『事件』を起こした際には減量前、推定85㎏の彼を当時60㎏あるかないかの自分が彼の下宿まで真冬の夜中吹雪の中を担いで送ったものだ。それほどの仲なので内心これは・・・と思ってたのだがその大役はあっけなくA君に奪われた。

2次会は私が仕切ることになったのでここぞとばかりに彼の『秘話』を披露して参加者の腹を捻れさせてやったが、それは例えばこんな話だ。

 

先に少し説明しておかなければならないが、彼の顔はとてつもなく当時から老けている上に『怖い』。

かれは強豪の○道部だったので普段から頭は五厘刈りなのだが、別に手入れをしている訳ではなく天然の『ソリコミ』が頭頂部付近まで走っている。離れた小さな目がまた怖くあだ名は『ジョーズ』(人食い鮫のアレ)であった。

高校2年のクラス替えの際気持ちよくうたた寝をしていた彼の周りが騒いでいたら、ガバッと飛び起きた彼が『さっしねーッ!(*注 ○北弁 うるさい!の意)』と一声怒鳴ったら、周りのヤンキー達もびっくりして教室内がし~んとなった。

『あの人誰?』と誰かがつぶやいたら、現○○パン社長(青森県では有名)のK君が『あの人はTさんと言って小さい頃腎臓病を患って学校に入るのが遅れたが本当はもう20歳を過ぎているらしい。何回も傷害事件を起こしている人らしいから逆らわない方がいいよ(本当は嘘)』と言ったので皆びびったもんだ。

だが本当の彼は心優しくシャイで気の小さい男だったのだが・・・。

ある日曜日の午後、珍しく午前中で部活の稽古が終わった彼と連れ立って街に買い物に行くことになった。

その時の彼のいでたちは頭に野球帽、当時IBルック好きな人に流行っていたスタジアムジャンパー、ジーンズにスニーカーという成りだったのだが、某デパートの前に差し掛かったら催事場の売り子のおじさんが彼にこう声を掛けた。

『あ~そこのお父さんっ、子供さんのお土産にこれ如何ですか~!』っと。                   T君これには激怒してその小さな目をカッと見開いてすかさず『オラまだ高校生だにィ~!(怒)』と吠えた。

その時の驚いた売り子のおじさんの反応が面白かった。

『えっ?随分老けた顔の高校生だな~!』という驚き方ではなく、『えっ?その歳で今高校に行ってるの?』という驚き方であったのだ。

                                      話は先の結婚式二次会に戻る。

『オメ何でオラさ友人代表頼まなかったんず?』。

T君『オメさ頼んだら何言われるか分からんからよ、オメって何で皆忘れてる細かいことまで全部覚えてらんず?今回頼まねェでほんと正解だったじゃ』。だってさ・・・。

オラは授業内容などは何一つ覚えてないが、面白いことだけは絶対に忘れないのだった。

最後のチャンスを逃してしまったか・・・と考えていたら、次の妙案が頭に浮かんだ。

結婚式の友人代表は逃したが、次は葬式の友人代表『弔辞』 がある!。 

同期の皆さん、オラに何かバラされたくなかったら、オラより長生きして下さい。

        

【真央ちゃんの頬っぺが腫れていた】

浅田真央ちゃんが今回の試合に出る際の会場入り?の時の顔写真を見て驚いた。

ああっ!真央ちゃんの頬っぺと顎が腫れている!(つまり太った)。

目測で1~2kgはウェイトオーバーしてると思われた。

こりゃあ今回は全然駄目だな・・・と思ってたらやっぱりだった。

痩せている人が太りだす時は顔から肉が付いていく場合が多い。

あの競技でベスト体重を維持できなかったら試合にならんのではないかいな?。 

でも何故? 実は故障してた? 本人の怠慢? スタッフと上手くいってない?。

ひとつ言えるかと思うのは彼女も確かもう20歳位、『体の軽い少女の体型』で跳ぶ時期は過ぎたと言えないだろうか。

ウェイトトレーニングで筋力を鍛え、『力で跳ぶ』ことに移行する時期なんじゃないか?。だが、ここで出てくるのはこの競技の嫌らしい所、『採点競技』であるということが、ごつごつした体型で影響しないかと言う事だ。                                            だがまあ伊藤みどりさんの様に、大きなお尻、太い足(失礼!)でも銀メダル取れたんだから関係ないか・・・。                                                         男子のバレーボールがアジア大会で優勝出来たのは徹底して筋力と内面の強化を図った為だと思う。 最近男女共にバレーボールはいい指導者が現れていると思います。 

いずれにせよ、最近のスポーツ科学の進化は目覚しい。以前なら十代で終わりと言われた競技が今トップは30代なんてのはいっぱいある。

『新しい浅田真央』での復活を期待したい。

 

『デブ』をキーワードにもう一話。

三沢市には米軍三沢基地があり、かの地で米軍関係者の『マンウオッチング』をすると大変面白い。巨大化した米軍人の『妻』達がそこらへんを闊歩してて、それは今すぐにでも大相撲に入門させたいくらいのものである。 片手に大きなビニール袋を抱えているので何を買い物したのかな?・・・と見ると中身は全部見たこと無いような(小さいバケツ位ある)大きさの『アイスクリーム』である。

体型から察するに、その1個を家族全員で食べる・・・ということは恐らくなく、この人が1回で丸ごと1個食べてしまうに違いないと拝察する(そうでなければあれほど巨大化できるものではない)。

昼飯を食べに三沢市内のとあるレストランに入ったら、すぐ後に米軍人の夫婦も入ってきた。

その夫は軍人であるから当然引き締まった筋骨隆々の体をしているのだが、その妻はそれは見事な『豊ノ島関』であった。 秘かに見ていたら夫は素早く動き、その豊ノ島妻の為にイスを引いてあげているではないか!。 愛してるの? それともそうしないと後で『張り手』を食らう?。

テポドンより妻が怖いか?と尋ねてみたい(YES!って言いそう)。

食後その夫婦は外に出て行ったが窓から見てたら、豊ノ島妻を車に乗せる為にドアの開閉もしてやっていた・・・。恐るべし米軍人!彼らはこんな日常的なところでメンタルトレーニングをしている。

もし自分にあんな妻がいたら、夫婦喧嘩などとんでもないね!。

オラ得意の『流星上手投げ』など通用せず、逆に『小錦張り手』でチュド~ン!っと場外へ張り飛ばされますな。

腫れた顔で店に出る・・驚いたお客さんが尋ねる『その顔はどうしたんですか?』と。

オラが答える『オラん家にね・・・昨日熊がね・・出たんですよ・・・大きな熊が・・・』。

ちゃんちゃんっ!。

 

【美味しく読める作家】

安くても美味しい物が好きで、小説やエッセイを読む時も食べ物の作品に惹かれていた時、最初は開高健を読んでいた。

(この開高健さん以前青森市に釣りの遊びに来た際『駒込川(鉱毒が流れ込んでいる為魚が一匹もいない)』で一日中フライロッドを振っていたと師匠から教えられて笑った)。

ゲテモノから世界の一流料理まで紹介されてて楽しく読ませてもらったが、後年これを上回る作家に出会った。

それが『池波正太郎』である。 

この人の作品を読むと作中に出てくる『何気ない食べ物』が無性に食べたくなる。

それは単なるご飯だったりするのだが、同じチュチュエーションを味わいたくてわざわざ山小屋に酷寒の日の早朝(外気温ー10度)そこで釜を使ってメシを炊いたりもした。

何気ない食べ物をメチャクチャに旨そうに描写する達人なのだ。

池波正太郎は『魔』である。

 

【漫画・その2】

調子が出てきたのでチョーシこかせていただきます。

漫画好きだったことは昨日書いたがどうでもいいようなことを妙に覚えている、・・・と言うところを披露致します。

クイズです。

①オバQは実は服を着ているのですが、肌の色は何色でしょうか?又その服の繊維は何でしょうか?。

②魔法使いサリーちゃんの親友『よっちゃん』のお父さんの職業は何でしょうか?。

③星飛雄馬が父親の職業を尋ねられた時、何と答えたか?。

④田舎っぺ大将、大ちゃんの出身県はどこ?。

 

◆答え◆

①肌の色は黒、繊維は『バケミロン』という繊維で出来ている。

②個人タクシーの運転手。

③『日本1の日雇い人夫』

④青森県(ここは南部三戸郡の出身と思いたい・・・あの性格は津軽とは思えない)。

 

漫画を見ながらしかし、常に疑問を持っていた。

例えば『巨人の星』では花形満は確か中学生位でスポーツカーを乗り回していたし、『鉄人28号』の正太郎少年に至っては小学生のくせに車を運転している(確かピストルも持ってなかったか?)。更に正太郎少年は一人で豪邸に住んでいるのも不気味。これについては、当時友達に『何でやねん?』と問いかけたら『大金持ちだからだろ』と言われて妙に納得した記憶がある。

だが、最大の不思議は鉄人を操作するコントロールボックスだ、レバーひとつしかないのに何故あんな複雑に動かせるんだ?実は音声対応で、レバーは『実行キー』だった・・・なら解るんだが・・・。

これ以上書くとオークションによく使われる『細かい事を気にする人は入札に参加しないで下さい』と同様に『だったら見るな!』と言われるかもしれんのでこの辺で・・・。

                         

【漫画家のこと】

ガキの頃から漫画が好きで、将来は漫画家になりたい!って思ったことも・・・あった。大好きな漫画家は沢山いるけど、最近余り見なくなったな~。

たまに見るときは最近単純に見るだけでなく、『この作家のこれは凄い!』という見方も楽しくなった。

例えば『鉄と機械を最も美しく描ける人は』=松本零士だと思う。

『昔の日本の田園風景を懐かしく描ける人は』=水木しげる。

『冬山を最も美しく描ける人は』=谷口ジロー。(この人の山の絵を見ると体感温度が下がる。村上もとか氏も山を題材にした良い作品を描いているが、この人の山には敵わない)。

『異常な細かい描写をする人は』=昔大友克洋、今奥浩哉か・・・こりゃ隔週では原稿落ちるに決まってるわな。崩れ落ちていくビルの窓、その中のブラインドまで描いてんだもん。

ここまでやられると、妙な臨場感か出てくるんですよね。

等などいっぱいある訳ですが、そんな見方もいいんじゃないスかね?。

 

【スポーツ選手の筋力のこと】

女子バレーが終わり、アジア大会もほぼ終了で楽しみは大相撲だけになってきた。横綱白鳳関の双葉山越えは成るか、注目していたが残念でした。しかし、今回は達成しなくて良かったかもしれない。周りが弱すぎたからこその達成と言われるに決まっている。彼はまだ若いので、もう一度は必ずチャンスがあるはずだ。下から強い者が現れた時に達成して欲しい。この人が入門前に来日した際、彼だけが最後までスカウトされず本国に帰されることになり、チケットを世話人から渡されたら『スモウ!スモウ!』と言って泣きながら抱きついて来た・・・というエピソードにはこちらもグッと来た・・・。

日本人が無くしてしまったこういうことを、彼が破ることにより、日本人に思い出させて欲しいと思う。

話は変わってアジア大会だ。

ある競技の監督さんが日本人は『体格に劣る』ので技術と戦術を云々と語っていたが、その代表女子選手(日本のエースとマスコミ報道されていた)の新聞写真で素晴らしい『二重顎』を披露していたから大笑いだった。優先順位が違うんじゃないんですかね?。

日本の女子で世界中である程度の競技人口がありながらトップに立っている種目の選手は例外なく『鍛え上げている』と思います。 白人や黒人よりも体力面で上に出ることは難しくても近いところまで鍛えないと戦術も技術もへったくれもないじゃないか・・・と思うのですね。

韓国はそれをやっているからメダル数が日本より上なんだと考えます。

良い具体例としてはテニスのクルム伊達選手でしょうか?体を見れば一目瞭然鍛え上げてますな。 だがもう年だから世界のトップは望むべくもないが、今現在の日本人世界ランキング最上位じゃなかったでしたっけ?。

対して、以前同じ女子テニスで十代の若い選手が素晴らしいパワーの期待選手!とか紹介されてましたが、脂肪がたくさんついてて横に凄かった!。案の定その選手はその時の大会でスタミナ切れして負けてましたね、確か・・・(情けない・・・)。

スポーツ選手は『心・技・体』どれが欠けていてもいけないと思います。それが欠けているのに勝てることがあったとしたらそれは競技人口が少ない等のレベルが低いが為と思います。

最後にまた相撲に戻りますが、『魁皇関』が今全盛期の体力を持っていたら・・・大相撲面白かったろうなあ~。

 

【国民性のこと】

開高健のエッセーだったと思うんだけど、国民性を表すジョークにこんなことが書いてあった。

 

ある船が沈没しかかっており、救命ボートの数が足りない。

ご婦人方もいることから男は海に飛び込ませたい。どう言えば男は海に飛び込むか?を国別に羅列すると・・・というものだ。 

①イギリス人。

『紳士諸君!ご婦人方の為に我々は海に飛び込もう!』・・・と言うと飛び込む。

②ドイツ人。

『艦長命令だ!男は海に飛び込め!』・・・と言うと飛び込む。

③イタリア人。

『飛び込むな!』・・・と言うと飛び込む。

④そして日本人。

『皆んな飛び込んでいるぞ~!』・・・と言うと飛び込む・・と。

う~ん何となく納得できる!。

で、自分は?と言うと③かも知れない(どうりでイタリア料理好きな訳だ)。 

これって県民性に当てはめ直しても面白いかも?。

ところで、イギリス人っていうのはある面で可哀想な国民である。

イギリス人は面白いもの、殊に『遊び』を発明する天才である。サッカーしかり、テニスしかり、チェスもそうじゃなかったっけ?。

だが、自分らで発明していながら、その殆どで『一番』になれないのである。そこには何か確たる理由があるはずなのだが、それは『紳士の国』だからか? 

どうも違う気がする・・・。

 

【鳩が鳴いた】

前回はカラスで、今回は鳩の話。

前に師匠と雑談していた時、カラスの数は昔と変わらないのに最近めっきりと鳩の数が減ったと思わないか? そう言えばあれ程駅前にいた鳩の姿を最近余り見た記憶が無い。

昔のような鳩の飼育ブームも去り(近所から苦情の嵐になる)、カラスほどの生きる逞しさもないが故であろうか。

 

(ここからは人間の“鳩”の話し)。

以前居た会社のトップに『鳩○』なる人物が居た。

この人物凄く短気な人で、何かちょっとでも気に食わないことがあると大声ですぐ怒鳴る人だった。

年2回全支店営業所各部署から人員が集められ半期毎の『施策』を発表するのだが、我ら営業の発表が大荒れに荒れ、次の部署と交代する時に聞かれたものだ『鳩は鳴いたか?』と・・・。

オラが『おうっグルルッポー!ポッポッポッー!って鳴いたぜ!』と言ったらその人『はあ~っ・・・』と溜息をつきながら会議室へ入って行ったもんだ。

平和の象徴たる『鳩』があんなに鳴いちゃいかん!。

 

【安房のカラス】

最近食い物が少なくなったんだろう、店のすぐ側にあるゴミ集積所にカラスが集団で集まってきて集積所の扉がちゃんと閉まっていると、うちの店の屋根を待機所にするから困ったもんだ。

大好きなアウトドアライターの『遠藤ケイさん』の著作の中に『安房のカラスはアワッ~アワッ~と鳴く』という下りがあったが、ここは青森なのにウチの屋根のカラスも『アワッ~アワッ~』と鳴いている。

(千葉県からの出稼ぎカラスか?)。

この集積所のゴミが満杯になった時に悲劇は起きる。

中が満杯になると平気で外にゴミを置いていく人がいるのだ。

あくる日店に出勤しにくると店の前はカラスに食い散らかされたゴミが散乱していて凄いことになる。

何か手立てを考えなければなるまい。

が、目玉風船なんかは効果が無い。1~2羽捕まえてぶっ殺し、吊るしておくとある程度の効果はあるのだが諸般の事情でそれも叶わない。

しかし、クルミの実を拾ってきてそれを道路に落として車に割らせて食べるなどという芸当は最初どのカラスが『発明』したのだろう。

あの頭の良さを逆手にとった撃退法は無い物だろうか? う~ん判らない!。

 

【サンちゃんの事】

当方長い体育会系生活で身に染み付いてしまった悪い癖で、誰彼なしに『あだ名』をつけてしまう。

最初その中学生の子が店にくるようになった頃、その子はいつも『ヌ~っと』入ってきて、いつの間にかいなくなっていたので、秘かに『幽霊』と呼んでいた。そのうちに会話も交わすようになり、『お互いに挨拶くらいはちゃんとしような』と言ったら、きちんと挨拶もするようになって可愛くなってきた。

『これはそろそろちゃんとしたあだ名を付けてやらねばなるまい』と、本人に今まで虫や用品はどこで買っていたか?と尋ねたら『ホームセンターとか・・・』と答えたので、サ○デーと、サ○ワとホー○ッ○とで、どれがいい?と聞いたら、『どれも嫌だ!』と言ったのでサ○デーに当初決まった(あだ名とは本人が選べないものなのだと、この時彼に教えた)。

だが、イマイチ呼び難いので、その後サニーになり→更にサンちゃんになって現在に至っている。

このことを師に教えたらいたくお気に召したようで、『ひとつ足してヨンちゃんにしたらどうだ』と言ったら本人『3も4も嫌だ!』と言ったので元に戻ってサンちゃんに落ち着いた。

このサンちゃん『この店にくるといつも下ネタばっかり!』と真面目ぶったことを言ったので、とっておきの下ネタを一発かましてやったら飲ませていた『ウルトラ・コーラ』を勢いよく口から吹き出したので、正体がバレた。 (この子は素質があると・・・)。

そのサンちゃん現在中学3年生で受験勉強の為最近店に来ていない。

最後に来た時暗~い顔をしてましたな。 

大丈夫!この子はちゃんと準備している、絶対合格する。                                 サンちゃん、ど~してますか?お元気ですか?たまには『息抜き』も必要だよ。

暗~くなったらここに来なさい、無理やりにでも笑わせてやるからな。今はじっと我慢して、晴れて合格したら、お祝いに鼻の穴から『ウルトラ・コーラ』飲ませてやるから頑張れよ~!。

 

【情報漏洩】

動画サイトに流失した画像の出所は海保だった・・・。

そもそも海保の職員だったらどこの部署でも自由に画像を見ることが出来たというのだからお話にならない。

一部にこの流失させた海保職員を英雄視する向きもあるようだがとんでもないことだ。

本人だって悪いことをしていると知っているからわざわざインターネットカフェに持ち出して流したんでしょ?。今回の件で海保長官や上司などの人生をどれだけ狂わせるかということを40代の人間が判らんのか?。

この画像を何が何でも出さなければならないのであれば他の方法に拠るべきでしょう。

この画像を世にだすのなら、一番最初の事件発覚後、間髪いれずに即流せば良かったんじゃないだろうか?。それでもあの国は難癖つけてくるかもしれないが、その『角度』が変わったんじゃないかという気はする。

いずれにせよ、今回の事件で、今後これをきっかけに良くなるかも知れないと思えるのは、各役所や組織の中に入ってきた『情報』の重要度の位置付けと、それをどう管理するかの再考という点であろうか。

 

【女子バレー負けた・・・が】

いや~負けちゃいました、残念!。

高さの壁は(しかも高くて上手い)厚いの~。

崩しに行くどころか崩されてては勝機は遠いか・・・。

だが、勝負はまだこれから、目標の3位以内を達成できるか? 出来たら次にアウェイでやっても似たような成績は出せるでしょう。 出来なかったら、又成績落ちちゃうかもしれない。

ここまでは、真鍋監督の手腕も素晴らしいが、前任監督の強化も相まってスピード感を感じさせる進歩を見せているが、『頂点』に立つと団体競技と言えどその後は『孤独』。

苦しいだろうけど頂点に向けて進化していく過程には楽しみもある。

このまま頑張って欲しいな。

けど、木村、江畑というまだ若い世代が成長しているのは良いが、竹下選手の後に続くセッターの育成は進んでるのでしょうか?。

あれだけの驚異的な柔軟性を持ったセッターの育成は難しいと思うのですが、この人が唯一無二の存在だったら、また1からやり直しになりかねないかもしれない。

                  

【女子バレーが佳境に・・・】

さあ、いよいよロシア戦ですね。

真鍋監督はどういう作戦を立てているのでしょうか?興味深々ですな。

相手チームには身長2メートルの絶対的エースが居るそうな・・・。

『マンチェスター理論』の応用でいくとナンバー2を潰せ!というのも有りでしょうが、今の力の差を考えるとここは是非その2メートルを徹底的に潰しにいってもらいたいと個人的に希望する。

日本の木村選手が各国から狙われているように相手の絶対的な部分を破壊しなければ勝機は見えない気がする。失敗しても文句は言わないから、2セットを先に相手にくれてやってもそのエースを徹底的に破壊すると言うくらい大胆にやって貰いたいな・・・。

応援しています。

 

【世辞に疎し】

女子バレー中国に負けちゃいましたが、中国に勝ったチームに日本は勝っているのでまだまだこれからです。

テレビを殆ど見ないので、芸能人とか全く解らなくなってる・・・。

女子バレーに応援団みたいにくっついてる『エグザイル』って何者? 歌手? ダンサー? いや、多分タレントに違いない。

見たことないけど『AKB48』ってのは? 『あっかんべ~が48人』じゃないよな?。 

まさか又秋元某とかつんくとかが『モー娘』みたいのまたやってんじゃないだろうな(小室さんは自爆しちゃったんで対象外)? だとしたら『いいかげんにしろっ!』って感じだが・・・。

話は変わりますが、以前勤めていた会社で、上が詰まっちゃって下が入ってこないから会社中『課長代理』だらけになっちゃって石を投げれば課長代理に当たる状態になり、これを会社の停滞感と結びつけた会社上層部は既存の役職名を廃止した。

代わって出てきた役職名がGMやらCMやらだった。

その際当時の自分の上司に『GMは解りますけどCMって何?』と聞いたらその上司『よく解らんけどチーママじゃねえか?』だって(爆)。 

ここまで書いて何が言いたいかと言うと芸能界ってもう新しいものを産み出す力が無くなっているんじゃないか二番煎じばっかりでうんざり、見る気もしないってことと、やたら横文字が横行してウザッて~んだわさ。

研修やらプレゼンやらでやたら横文字を並べる人の神経が解らない。以前会社の研修でそんな人が講師をしており何言ってんだかさっぱり解らなかった。

その講師『ここまでで解らない事があったら手を挙げて質問して下さい』と言ったら先の『チーママ』の上司さっと手を挙げて・・『あんたの言葉が解らないから最初から日本語で解説し直して下さい』と言った時は思わず拍手した。

こんなことからマスコミが嫌いになり世の中から離れつつあったのだが、余りに離れ過ぎるのもな~と最近反省する自分でした。

 

【女子バレーボールが面白い】

殆どテレビを見ない人間なのだが、何となく気になって2戦目から見出したら今夢中になって見ている。日本の女子バレーが劇的に変わっていた。

体格に劣る日本人が世界で勝って行く為に必要な『型』が今出来つつあると見た。

油断禁物だが今現在メダルを取れる力も有り、又取らなくてはならないだろう。

見所が沢山あって書き切れないが、びっくりした点の内ふたつだけ上げれば、まずブロックだ。

日本の女子が打点の高い外国チームのアタックをこれほど止めたのは記憶に無い。

代表選手の平均身長は以前に比べてむしろ低くなっているのでは?・・・と思うのだが、止めている数は今の方が圧倒的に増えたように思う。

これは多分事前の情報収集と現場での情報収集及びそれをハイテク機器を駆使して素早く伝達するシステムが上手く機能している成果であろう。

ブロックでポイントすると相手の勢いを止め、流れを変えることが出来る。背の低い竹下選手が1枚でブロックしたのには驚いた。完全に『読んでいた』のでしょう。

次に特筆すべきはサーブである。 

男女に限らずバレーを見た際に『何でもっとサーブの工夫をしないのか?』と思っていたのだが今回の女子のサーブは素晴らしい!。 やっぱりやれば出来るんだな・・・。

サーブミスは少ないが、ミスを恐れずに思い切って打っているのがまた良い。監督さんも言ってたがサーブは『他の追随を許さない世界1のレベル』にならないといけないと思う。 今回テレビの解説で、1m四方に狙えるように練習したとあったが、次は世界が日本のサーブを見て研究してくるので、このままでは足りないと思う。

卓球をやっていた観点からすると、『精度』だけから言ってもまだ目指せるものがあるように思う。 次は50cm四方を目指して欲しい。

卓球で青森県のベスト16(ランク入り)を目指すサーブ技術の目安のひとつがどんな状況であっても狙ったところに全ての球種をラケットひとつ(約20センチ四方)に80%の確率で入れられなければならないと考えていた。 これがベスト8を狙うなら100%入らなければならない。

ベスト4となると(ここからは青森県のベスト4は全国上位になる)5センチ四方となる。かつて日本選手で世界選手権最多タイトルを獲得していた世界チャンピオン荻村一郎氏は、当時世界で最も早いドライブ性のスピードロングサービスを得意としていたのだが、この人のこのサーブは前後左右に僅か1~2センチの狂いしか無かったと言う。

これに近いレベルまで行き着いた時、素人考えかも知れないが、野球で言う『ボール球に手を出させる(振らせる)』というのも可能ではないか?・・・と。

つまり、今回よく見る高い軌道で飛んできたボールが急激に『落ちる』サーブを使ってアウトになるサービスに手を出させてレシーブの乱れを狙うといったものだ。

エンドラインぎりぎりに急激に落ちて入るサービスを散々入れられたら、同じ軌道で飛んで来る『実は落ちないで見逃せばアウトになる球』には手を出さざるを得ないのでは・・・ということだ。

1試合でのサーブミスが2本を切るレベルになればこんなサーブも1試合4~5本は使えるのでは?・・・と思う。

サーブのレベルが世界1になれば、それは世界最高のレシーブ練習が出来るということでもある。 今回相手チームもサーブが上手い所には日本も連続失点してしまうケースが散見される(この流れを今回変えたのがブロックポイント)。

世界1のサーブレシーブに早くて変化のある攻撃・・・これが日本の目指すべきバレーなのかな?。

今回日本の女子代表には是非メダルを取って欲しいと切に思います。

今回大会を見ていてひとつだけ少し気に入らないのがカメラワークです。

ひとりの選手を露骨に『写しすぎ』じゃないですか? 確かに可愛いけどサ。

女子ってこんな所から嫉妬や妬みで崩れ易い生き物だから、何か心配。

テレビ局も『利益』や『絵』ばかり追求しないで、もう少し全体を『応援』する配慮があってもいいんじゃない?。

 

【芋とスッポン】

天気が悪くて材割りにも、山の幸も採りに行けずイラつく毎日である。

昨日師匠他たくさんの友人達が店に集まり雑談していたら、青森にも天然のスッポンが居ることを初めて知った。青森では温泉の排水を利用してスッポンを養殖しているのは知っていたが天然物が居たとは・・・。余談であるが養殖スッポンは傷が付くのを防ぐ為手足の爪を1本1本『爪切り』するのだそうな、皆笑ってしまった。

スッポンはリーマン時代に接待で一度食したきりで、ごぶさたである。

その肉は首の所と、『エンペラ』と言われる縁の部分がゼラチン質タップリで中々に良しであったが、他の部分はさして旨かったという記憶がない。

一番旨い!・・・と思ったのはその『スープ』である。

 

話は変わって、この季節になるとどうしても食べたくなる芋がある。

ここで言う芋とは『山芋』又は『自然薯』という奴だ。県南の人は割りにこれを掘って食べる人が多いと聞くが、青森市を含めた津軽方面ではまず聞かない。だからオラのとり放題でライバルがいないというのも又嬉しからずや、である。

1本掘るのに最低30分は掛かるから皆面倒臭くて見向きもしないのかも知れないが、その味は絶品である。すりおろした自然薯を贅沢にとったダシ汁で暖めながら伸ばしていく・・・。

粘り気がハンパじゃないので丁度良い具す合に伸ばしたところで味噌を適量加え、熱々のご飯の上に掛けたら、更に卵の黄身を乗せてかき混ぜて食べると最高に旨し!なのだ。

今朝秘密の自然薯ポイントに様子を見に行ったら、そろそろ掘り時の様子。

と、ここで山を降りる時にふと閃いた。

この自然薯をスッポンのスープで伸ばして食したらどうであろうかと・・・。来年の今時はこのスッポン自然薯汁で『宴会』と言うのも一興か。

オラが芋を掘り、スッポンの捕獲は師匠にお願いしてみようかしら? 今から楽しみだ。

 

【松茸が逃げて行った】H.22.10.15

前の会社で一緒だったN先輩が店に遊びに来た数分後、師匠が何やら手にビニール袋をぶらさげて入ってきた。

手に持っていた物は何と我ら細民の憧れの食材『松茸』である。

山にキノコ採りに行く人なら、舞茸と並んで採ってみたいキノコの双璧であろう。

師曰く今山で3本採ったので1本あげるというのである。

ところが、N先輩がいたもんだからお吸い物なら1家族で半分あれば楽しめるってんで、きれいに半分に割いてくれ、まず二分の一になった・・・。

それから山の話などして楽しく過ごし、やがて師匠が帰って行ったと入れ替わりに、これも前の会社で同期だったT君が入って来た(この人鼻が利くと言うか、こういう時は実によく現れる方である)。

N先輩が松茸をT君に見せびらかせたところで当方観念した(俺には前々日自分で採ったサモダシがたんとある、ここは気持ちよくT君に進呈すべきであろうと)。

T君最初は堅く固辞していたが、N先輩が『いらねェんなら俺が貰う!』と手を差し出したらさっと懐に抱きしめた。

師匠が自分に持ってきてくれたのを他人にあげてしまったのは申し訳ないがこの場合大岡越前の『三方損』という状況も作れなかったので仕方がない。

ところで、以前から夢を抱いていたのが優秀な血を引く子犬を厳しくも優しく訓練し、『永谷園』の松茸風味を嗅がせて『行けっ!』と山に放つのである。

やがてその犬は松葉がこんもりと盛り上がった箇所で『ここ掘れワンワン』をするという・・・。

『松茸犬』欲しくなるでしょう?。

 

【漆に負けない体造り】

数年前までは1年中 海・海・海の『海人(ウミンチューと呼んで下さいまし)』だった。

が、今や年中 山・山・山に変貌した。

海もそうであろうが、山の民と化すにも何がしかの『試練』はある。自分の場合はそれが『漆かぶれ』だった。 

山に土地を借りて畑を起こした最初の年は『ブヨと虻』にもやられたが、2年目からはシーズン最初にちょっと刺されるだけでその後寄って来なくなった。耐性というか体から奴らの嫌がる何かの物質が出るようになったとしか思えない。

しかし、漆だけは駄目だった。山菜他クワガタ採りをしていてもいつの間にか触れていて夜中にのた打ち回ること数度。 素敵なお顔が更に素敵になってあら大変!。

『鍛え方が足りんのだ』と覚悟を決め、今年はシーズンインとともに山へ向かう際常識とは真逆に半袖のTシャツ1枚で藪の中を駆け巡ったのである。 腕は傷だらけになったが気にもしなかった。

先日の採集時の事である。 山中をうろついていたら、うかつにも『ツタウルシ』を手で払ってしまった。 しかも少しの間『やっちまった』ことに気付かず、顔やその他を触ってしまっていたのである。 車に戻る途中で腕やその他にビリビリと来始めた!。

明日は皮膚科行きかな?と思いつつ採集を続行したのだが、時間が経つに連れそのビリビリ感も痒みも薄れてきたのである。

次の日になっても何ともなかった。 左の手首の当たりにかぶれた跡が付いたが、別に痒くはない。

ついに漆に負けない体ができたのだと思いたい。

これは実にありがたいことだ。 商売柄山には行かねばならんのだが漆にやられた位で店を休む訳にはいかないし、第一あの気も狂わんばかりの痒みと格闘しなくて済む。

人の体と言うものは実によく出来ているものだと改めて思いましたな。

 

【虫屋の休日】

10月12日~13日代休ということで店舗を休みにしてますが、結局朝から晩まで虫弄りです。

一人でやってる関係で開店以来虫と無縁の一日を過ごしたことがない・・・。

今日は朝からセットを組んでた割り出しを3セット、新規の産卵セットを12組みました。

生き物を飼育して生業としている人は割りとこんな感じなんでしょうね。

どうせ虫と離れられないのなら、目先を変えたい!ということで本日頑張り、明日は待望の採集です。アカアシの注文も受けているので採らねばならぬ。

海や山などの野外に行くと、何故か私はパンが食べたくなる(普段は見向きもしないのに・・・)んですが、途中コンビニで買うことにしよう。

朝から晩まで採集三昧の一日を過ごすぜ。 

行ってきま~す。

 

【同窓会】

昨夜高校時代の同級生に誘われてプチ同窓会に参加致しました。

高校が男子校だった為当然男ばかりなのであるが、気を使わなくて済むのがいい。

それなりに楽しんできたのであるが、これが中学の時の同窓会となれば何故か余り行きたいとは思わないんだな。

なんででしょう?・・・と考えたら、多分可愛かった女子中学生も既にババアになっており、楽しみが無いのがひとつ、それから、女はこの歳になればそれなりに成功した夫を持つ者とかは来やすいが、貧乏してる人と不幸な目に遭った人は中々来ないということなんだろう。

そんなこんなで気を使わざるを得なさそうで面倒だ。

こういう場合の同窓会はせいぜい20代の時がいい。

ブスだと思っていた子が『超美人』に変身してたりしてびっくりしたことが多々ある。

まあそれは大概化粧による『変身』だがね・・・。

 

【菌糸詰新記録】H.22.10.6

店を休みにして、ブリード作業に追われています。

本日怒涛の菌糸詰め3日目となりましたが、こんな感じで作業中です。

初日5日午前8時半~ほったらかしてた使用済みボトルの洗浄(臭~い!)約80本を午前中に処理。 乾燥したりしていて汚れが落ちない!。ボトルはやはりすぐ洗うべきだ!・・・と毎度思うのだが・・・明日出来ることは今日しない!をモットーに生きてきた祟りに遭う。

正午過ぎから菌糸詰め開始! まずはオオヒラタケからだァ~!っとビシビシ詰めていき、2日目の午後3時までに4ケース36ブロック分を詰め終えた。

一服後、3時半から問題のカワラ菌糸詰め開始!(何が問題かと言うと臭いがきついし、少し時間が経って堅くなった奴があるのね・・・)。

入れる虫の予定によって添加剤や粒子のミックスを微妙に変えつつ野性のカンで調合。

7時までに何とか目標の12ブロックを詰め終えた。

3日目の朝、午前8時作業開始の予定が自分もババも寝坊して9時朝食。

自宅庭の改造計画をババに宣言していた為今日やっておいた方が良いと、計画変更1時間で片付けてやる!・・・と手を付けたのが裏目に出て(雑草や、不要になったハーブ類の根張りが凄くて)結局午前中終了。

午後より、オリジナルブレンドマットをボトルに詰める。

午後1時過ぎ、師匠が遊びに来てくれたのを口実にサボる。

が、仕事があるようで1時間ほどで帰られちゃったのでしぶしぶ仕事に戻る。約50本程詰めて、店と自宅を詰め終えたボトルの搬送に何往復かしたところで本日終了!。

何があろうと自分で決めた時間以外は働かない!というのが自営業の良いところで、誰も助けてくれない、天罰は自分にだけ返ってくるのが嫌なところだ。

2日でブロック計48詰めたのは自己新記録である!・・・がしかし予定では本日までに割り出しも終了しているはずだった・・・はず。 相変わらず俺の計画はいつも計画倒れだなァ~。

今日までに全て終えて明日は楽しい採集に行くはずだったのに・・・。

まあ、ヒメオオはまだ俺を待っててくれるに違いない・・・と自分に言い聞かせて明日も作業続行ですわな。

明日はボトル詰めは無理だな。もう握力が無くなってるし、お手手はすりむけてまっ赤っ赤だしね。割り出し・・・やらずばなるまい!。

 

余談:最近県外のハイレベルなお客様(と思われる)からのお問い合わせ等が少しずつ増えてきまして(九州や関東と聞くとちょっとドキッとしますな)緊張します。

当方歳をとってから無謀にもこの商売をこの土地で始めてしまった者でして、レベルは正直あまり高くはありません。 

5年で何とか一人前になろう!と決めてましたので日々精進中であります。

レベルの高いご質問には答えられないこともあろうかとは思いますが正直な商売をしていく中でいろんな方と交わり、知識を吸収させて頂きたく存じます。

栃木のI様先日の会話は非常に勉強になりました有難うございました。

いずれ、青森の虫に関してだけは誰にも負けない!と言えるようになりたいな、・・・と思っております。

皆様どうぞ宜しくお願い致します。

 

【死ぬ前にやりたいこと】

『屁をひりて、可笑しくもなしひとり者』である当方。県内には親戚もいない。

そんな自分であるが、酒を呑みながらこんな妄想をする。

年老いてきたら、店を素性の良いやる気満々の若い人に譲り、山に棲みたい。

山小屋みたいな家に住み、♀犬1匹、♂猫1匹、♂か♀問わずワニ1匹、その時一番気に入ってるクワガタ少々、(場合によってはハムスターひとつがい)を飼う。

ストーブは薪ストーブに限る。

春に山菜を摘み、夏に少々クワガタを採り、人淋しくなったら浅虫サンセットビーチでビキニの姉ちゃんを見に行って目の保養をし、冬は薪ストーブの炎を見ながらペットと冬眠。山小屋の屋根の上に水銀灯を立ててクワガタ採りもいいな・・・。

TVなんざ要らない!(今現在もう4ヶ月ほども見たことない)。だからNHKの受信料は払わない(集金人がきたらウチTV無いよ~って言ってやる)。

そんな生活をする為にはこの商売で一発当てるか、宝クジしかないんだが、どちらも難しい!。

ここで、現実に返り又一杯!。

 

【きのこ採りにもの申す】H22.10.1

変態ですか?私も変態です。

秋風漂う今日この頃、くれぐれも変質者などお召しにならぬようお願い致します。

クワバカ、採集好きの変態としては日々散り行く山の木の葉に哀愁をいだきつつ本日も堪らなくなり、餌替えをさぼって山に向かってしまいました。

今期のホ-ムグラウンド付近に先日新たな『御神木』を見つけたので、そこがどうなっているか見たくて『我慢出来ね~!』・・・となった訳です。

先日見た木は道路から網を出して採集したのですが、その奥にも餌木が見えてたので今回は草を掻き分けて奥まで入ってみたところ・・・真の『御神木』は奥の木だった。

○○○○クワガタがびっしりと付いてはりまんがな!。

そのクワの出番は今期終了したので採集はせず、観察にとどめたのだが、ふと気がつくとそこは当たり一面『きのこの山!』(お菓子じゃないよ)ではありませんか!。

更に気がつくと、前回来た時は踏み跡ひとつなかったのに奥の方はここ2~3日中に踏み固められた跡が激しくついている!。しかも、道路側からは分け入った跡など微塵もない周到さ!。はは~んベテランのきのこ採りの成す技だな・・・と分かった。

ところが更に奥にも餌木があるので確かめてみようと少し進んだ時その『異常』に気がついた。手頃な太さの餌木がノコギリであちこち切られて倒してある!。

誰が何の為に?。

疑問はすぐ分かった。犯人はここできのこを採っている奴だ!まず間違いない!。木を切り倒して3年経つときのこが発生してくるのである。

この餌木はブナと並んで分解されるのが早い木なので場合によっては2年で生えて来るかも知れない。更に調べてみると大分古いものから、昨年切ったなという木までそいつはここで延々とこの行為を繰り返しているようだった。 

これはヒジョ~にまずい!。 今回見つけた『御神木』もこのままではいずれこいつに切られてしまうのでは?と思えた。 見た感じ森が再生するスピードよりもこいつが切るペースの方が圧倒的に早い!。

自分の所有地でもないので、『木を切るべからず』という貼紙するのも何だし~。見つけたら『シャクティーパット』してやるしかないか?。

自分のきのこ場を早く枯渇させることに何の疑問も持たんのだなこの人は・・・。

真のきのこ採りに非ず・・・とちょっと嫌な気分になりながら帰る道、道路脇からおばあちゃんがきのこで一杯になったビニール袋を持って出てきた!。

車が近くまで行ったら、そのおばあちゃん獲物を隠そうとして背中の方にビニール袋を振ったらしこたま入れてるせいで口の所から『サモダシ』(ナラタケのこと)がポロポロと・・・。

しかも、車が丁度おばあちゃんが出てきた所に差し掛かった所でスピードを落としたら『秘密のポイントを知られちゃなんね~』と窪地に身を潜めて隠れていた息子らしい男の顔が見えた(笑)。

こんなところでルッキングで鍛えた目が生きるとは・・・。

サモダシの秘密ポイント本日おふたつ『ゲッチュ~!』 アハハ。

                                          

【数字に含まれる不思議】

数字には何か不思議な意味があるように思えてならない。

それは『奇数と偶数の不思議』であり、又3の倍数には何かあると経験上から考えた。

以前高校であるスポーツの指導をした際気が付いたが、入部してから退部する(あるいは競技から離れる)最も多い期間は入部後3日と3ヶ月後と三年後だ。これは入社した新入社員でもほぼ同じ。試合をしていて例えば4-2というカウントの場合は割りとつかず離れずのカウント状態が続き易いが、これが5-1だとどんでん返しがあったりでゲームが乱れやすいと感じるのだ。

奇数は変化を招く数字で偶数は安定を示す数字なんじゃないか?。

考え過ぎかも知れないが、学校は小学校6年、中学校3年、高校3年でここまでは3の倍数だ。大学は4年でここから外れるが、4は偶数で安定の数字。安定した状態で社会人としてデビューさせるのは良いかもとか考えてしまう。

ある音楽関係の雑誌で、活躍しているプロギタリストに1日何時間練習したか?とアンケートを取ったら『6時間』と言う答えが圧倒的に多かった。これ3の倍数で6時間なのだ。4時間と答えた人もいたが、3時間と5時間と答えた人は殆ど無かった。3時間では相当な才能があってもトップで活躍できる技量は身に付かないのかも知れない。

次いで東京大学に合格した人に同様に学校以外で1日何時間勉強したか?というアンケートも有って、これまた最も多い答えが『6時間』だったと記憶している。

次にあるスポーツで世界チャンピオンになった人の1日の練習時間を調べてみたら(その人の年齢からくる体力の衰えから最後は減るのだが)若い時代は10時間という人もいたが、大体は6時間か8時間と答えており、7時間と5時間と答えた人はなかったように思う。

これらを踏まえて、自分が指導した時の最初は練習時間が1日3時間だった。本当は6時間やらせないと上位の学校に勝つのは無理がある(ひとつだけ3時間の練習でも勝つことができるかも知れない手法はあったがそれは個性を失い勝ちになるのでやりたくなかった)。 

だが、現実には公立高校で毎日6時間の練習量を確保するのは難しい。家庭にも負担をかけるし何よりも練習は『意欲と質と集中力』を保った上での練習じゃなければ意味がない。いきなりの6時間は無理で逆効果だ。

そこで規定練習時間3時間、やりたい人は居残りでプラス1時間でスタート。後に居残り2時間、更に希望者でだらだらせずきちんとやれると約束した者のみ朝練習1時間プラスにしたらこれを果たした人はすごく伸びた。

トレーニングは割りと効果を計算で出せるのだが、ここにも随所に3の倍数と奇数偶数の効果があって不思議だった。

『睡眠時間』はどうでしょう?自分の場合ですが快適に起床できる睡眠時間は6時間か8時間であり、3時間、5時間では足りないし、何故か7時間や9時間だとだるかったり、その後眠くなる。

睡眠時間は偶数に限るというのが変な自分の持論です。

 

【鰐に惚れた】

動物ネタ2連チャンです。

猿のまた少し前に、以前『元祖困った子ちゃん』を採集した市内のCさんが可愛がって飼育している『プーアル君』(だったかな?)という揚子江ワニを店に連れてきた。

体長40センチほどのワニ君を抱かせてもらったが非常に人間に慣れていて大人しく、絶対に噛みつかないし名前を呼べば来るというのである。

一緒にお風呂にも入るし、なんと子犬程の知能があるのだとか・・・。

ひとしきりかまった後でCさんにお返ししたら、彼のTシャツの中に潜って行って、じっとしている。『う~ん気に入った!俺も欲しい!』

川に連れてって首輪をさせ、川の中で一緒に『お散歩』とか考えたら堪んなくなった。

成獣になっても大きくならないそうなので、こんないいワニはいないっ!。

だが、問題がいくつかある。

買えば『福沢諭吉』が百人ほど出ていくことと、寿命が多分俺より長いこと、そして大事な俺のカブクワを『おやつ』にしてしまわないか?ということだ。

物欲しそうな目で見ていたらCさんが『子供が採れたら1匹あげますよ』。                 俺は確かに聞いたぞ!俺はこういうの絶対に忘れないからね!頼んますよホント!。

ウチの店に体育会系鉄の掟『ワニの刑』が生まれる日も遠くないかも知れないフフフッ!!!

 

【住宅街に猿が出た!】

少し前の話なんですが、つい先日『熊さんに出会ったばかりなのに今度は『モンキー』です。

私の住む住宅街に猿の目撃情報が寄せられたと思ったら、近所で毎日缶コーヒーを買う自販機を置いている爺さん宅に件のニホンザルが現れたというのですね。

爺様が早朝庭弄りに起きて外に出たらモンキッキが丹精こめて育てていた葡萄の実をホッペを膨らませて『食事中』だったそうな。

青森の自然の豊かさに改めて驚いた・・・と言うより『呆れた』・・・。

 

【山の幸】

暦の上ではとっくに秋だというのに昼はまだ暑い日があります。

ですが、山では確実に秋の実りが近ずいておりますね。

先日この山の幸の恩恵を受けようとしたら『熊のプーさん』に出会ってビックリしましたが、その時狙っていたのが、『栃の実』と、『マタタビ』と、『コクワ』の実です。

栃の実からは『とち水』を作ります。栃の実自体は漢方薬店で買えますがびっくりするほど高いです。4ℓの梅酒瓶に漬け込む分を買うと2千円はします。

そこで、クワガタ採りに山に入ったついでに拾ってくるわけですね。

私は以前から何度も膝を痛めており、半ば癖になっているのですが、一旦傷めると2ヶ月近く膝が曲がらなくなり和式のトイレには入れなくなります。それがある時傷めた晩にとち水で湿布したところ、数時間後にはひとりで起き上がれるようになり、次の日には膝が何とか曲がったのには驚きました。

主な効能は『打ち身』、『捻挫』、『シモヤケ』等ですが炎症を抑える効果が抜群で、これらの症状には原爆的な効果があります。

昔からお婆ちゃんの『秘薬』として今も多くの家庭で常備しています。栃の実の他に何を入れるかがその家の『秘伝』らしいですが、漢方薬屋のオヤジに言わせると何を入れようがその効果の主役は栃の実だそうです。

我が家では栃の実の他に『ウマブドウの実』と『ホウズキの実』を入れてますが唐辛子を何本か入れると腰痛にも良さそう・・・と、今度試してみようかと思ってます。

それまでは○ンテ○ンなどを塗っていたのですがその効果の違いたるやマリリン・モンローとその骸骨くらいの差がありますな。未体験の方は是非一度お試しあれ。

マタタビとコクワはリカーにして飲みますが、独特の風味があり、慣れるとよいものです。

どちらもサルナシ科の植物で滋養強壮の効果があるそうですがコクワよりマタタビの方が成分が強いようです。マタタビの場合はお猪口1杯が適量だとのことなので飲みすぎには注意しましょう。コクワはジャムにしても美味いです。爽やかな酸味と甘みに少し苦味もあり『大人の味』です。

私はこれをアイスクリームにかけて食べるのが好きです。酒呑みなのでわざわざアイスクリームを食べる気にはならないのですがこれを作った時はアイスクリームが欲しくなります。

マタタビは葉っぱの表面が白くなりますので覚えたら遠くからでも容易に見つけることができます。数も多くて青森市近郊でも車で30分も里山を廻れば見つけることができます。

県南地方はマタタビの宝庫であり、いたるところで見ることができますが、コクワは非常に数が少ないです。一種宝探しの感もあります。蔓自体はそこそこ見つかるのですが実がついた蔓を見つけるのに苦労するわけです。

見つけたら傷めないように大事に収穫して欲しいものです。

 

【山のノラ猫】

採集に出歩いていると奥深い山の中であるのに夜、猫によく出会う。

人里離れたこんな山中に何故? と思うのだがこれが自然繁殖しているノラ猫なのか、飼い主に捨てられた猫なのかはわからない。

こいつらは多分ネズミなどの小動物を捕獲して生きているだろうが、その他蛾などの昆虫類も捕食している姿をよく見掛ける。

夜の山道でこの子らをよく見掛けるのは車のライトに集まる蛾を中心とした昆虫を捕食し易いからだと考えている。

『子』と書いたのは不思議と山中では年老いた老猫を見掛けることが少なく、殆どが子猫だからである。彼らは春~生を受け、食べ物が少なくなる晩秋~冬にひそかに息絶えているのだろう。

たまに車を降りて『チッチッチ!』と手招きして呼んでみるがまず、近寄ってこない。ここで『ニャ~ン』と鳴いて擦り寄ってくれば、あるいは場合によって拾われ、長い生を謳歌できるかも知れないのだが『野性の血』がそれを拒む。

猫と言えばこの夏交通事故で急逝した当店店長代理、猫の『にゃん太』君である。

人懐こくて、愛嬌タップリ(少し臭いが)で、最初♀と間違えたくらい控えめな小さいキン○マに好感が持てたいい奴だった。

次、店長代理募集中です!。

 

【カブトムシの異変】

飼ってて愛嬌があり、見ていて楽しいカブトムシであるが当ショップとしては悩みの種であります。

①遠慮なく大量に餌を食う。

②餌を食うので大量におしっこしてすぐケースが汚れる→掃除が大変。

③スペースをとられる。

④にも拘らず、人気者で夏の風物詩なので置かないわけにいかない。

というところだが、そのカブトムシにちょっと異変がおきている。

青森では昨年春には平年と変わりない数の幼虫を確認したが、その後蛹化したと思われる7月に入り連日雨が降り続いたら、成虫殊に♂の姿を殆ど見掛けなかったのである。

理由としては蛹室の中で溺れ死んだか羽化不全した、それも頭角のある♂のほうが羽化不全し易かったと考えて間違いないと思われた。

今春は昨年の生き残り♀が頑張ったのか、やはり幼虫の数においては平年並みと思われたが数がやっぱり少ない。 

昨年よりはましではあるが ♂の数は♀10匹採って♂1匹と言う状態だ。

更に、個体のサイズが特に♂は小さいものばかり。

青森県産の天然カブトは小さめとは言え余りに小さい。

加えて今まで天然物で見たことがなかった奇形の♂を今年は2匹も見ている。

カブトだけでなく、クワガタもある時期を過ぎたら大型♂の飛来がぱったりと止まって♀ばかりが異常に採れるという状況が続いたのである。

そんな状況を連日の猛暑と関連があるのか?ということで、某マスコミから電話取材があったのだがこんな事例はあったが、全て猛暑と関連付けるのは危険です、異変は昨年から起きていますと答えておいた。

今シーズン他県からのお客様からカブトムシの注文が相次いだのでなんでわざわざ青森に注文されるのかな?と不思議に思い尋ねてみたら、静岡では昨年の青森同様に壊滅状態で、新潟では今年の当地をさらに逆にひどくしたように♀を全く見掛けないというのである。

先日H師匠と採集に行った際の妙な飛来の仕方に師匠がつぶやいた『何か変だよ』 という言葉が脳裏に浮かぶのでした。

 

【てふてふさんの事】

昆虫趣味の中で世界で最も趣味人口の多いのは何の虫? と問われたら『カブクワ!』と行きたいとこだが、残念ながらそれは間違いなく『蝶』でしょう。

しかもそれは世界中のハイソなお金持ちの方が多く別格だと以前に聞きました。

確か某国会議員も億単位のコレクションをお持ちのはず。

蝶と聞くと今でも思い出すのが以前私が勤務していた会社の上司。

その会社は本体が東京で青森はその関連会社でありました。

本体から当関連会社に『出向』でいらっしゃる方は多くが『禊』等で来られた方であったが(青森は流刑の地か!!)その方は別な理由でいらっしゃったに違いない。 その方『Yさん』は赴任当時40代で独身。

日本はおろか世界でも有名な蝶のコレクターであったそうな・・・。

夏休みともなると、あの『三越』からも蝶の展示会の為コレクションの貸し出しを依頼されたというのだからハンパない!。

彼の思い出で忘れられないのが、ある年の期末近い2月中旬、会社のトップに『ヒマラヤに蝶を採りに行きたいので3月に2週間休みを下さい』とやらかしたそうな。

トップは当然激怒して『この厳しい期末に蝶を採るために長期休暇をくれなんて!お前部門長だろう!駄目に決まってるだろうバカヤロウッ!!!』と一喝したそうだが、それから幾日か後に本体の専務(だったかな?)から当トップに直々ホットラインで連絡が有り、『お前の気持ちは分かるが実はあいつ重要取引先の社長や会長さん方に珍しい蝶が採れたらお土産にプレゼントしますって約束してて、方々はそれはもう楽しみにしてるんだそうだ、黙って行かせろ!』。

トップの悔しさいかばかりであったでしょう。

このYさん『人柄』はまあいい人なんですが、青森に来ることになったのは何か『大失敗』をしたのではなく、どうもかなりの、お○カだったと思われるんですね。それでもクビにならず、それなりに昇進までしたのは『蝶が巻き起こす奇跡の大逆転劇』のおかげらしい・・・。

この人ウチの社内では『てふてふ』と陰で呼ばれてました。

懐かしい人ではあります。

 

【ニャン太君本日無事納骨】

急逝したニャン太君危うく生ゴミ処理されるところでしたが、人気者だったことと飼い主の社長が人の良い人だった為、無事火葬され本日ペット霊園に納骨された模様。 良かった・・・。

ニャン太よ俺がそちら側に行ったら迎えに来いよ! んで、足に『スリスリ』してちょうだい!。あの世でまた遊ぼうな!

 

   -合掌ー。

 

【店長代理夏の夜に散る】

当店『店長代理』として店の広告やホームページに度々登場していた猫の『ニャン太君』が昨夜道路を横断しようとして車に跳ねられ、その生涯を閉じました(享年推定5歳)。

誰彼なしに愛嬌をふりまき、誰からも愛されたニャン太君の生前の姿を思い出すと泣けてきます。

もう一度抱っこしてニャン太の大好きだった『耳穴ホジホジ』をしてやりたかったな・・・。

ニャン太は幸いに轢かれず、跳ねられたので大きな傷等はなく自力で自宅に戻ったところで力尽きたとのこと・・・。

謹んでご冥福をお祈り致します。

 

【新種のこと】

採集が好きな人なら誰でも一度は憧がれたことがあると思うのが『新種を採って命名したい!』ということなんですな。

しかし、クワガタでそれとなれば宝くじに当たるより困難かも?。

可能性があるとすれば、超小型のクワガタでしょうかね?。

これが他の虫だと、以前聞いたところによると甲虫で新種発見の可能性が高い虫は『ゲンゴロウ』なんだそうである。

何故かと言うと話は簡単。

奴は人の目に付きにくい水の中で普段生活しているからなんだそうな。で、新種欲しさにゲンゴロウに嵌った人がいるらしく、さらにこれに嵌った人は常に網を持ち歩き『水溜り』とみるや、必ず網を入れなければ気が済まなくなるらしい・・・。

楽しみを手に入れると同時にに『変人』の称号も手に入れることになる訳ですな。

 

【○×岳遠征採集後記】

今回遠征に当たり、日昆会長には3人まで俺の車に乗れるよと言っておいたが、師匠と私がタバコを吸うため自分で免許取って、仲間を乗せて行くと言い出した。(彼の父親はタバコを吸うらしいが、我慢できないらしい)。

遠征前日にかろうじて免許を取得し、父の車を借りて店に来たので、帰るとき明日に備えて雲谷(坂道だらけ)に行って坂道発進の練習してこい!と言っておいた。

さて、当日の天気を見、師匠と連絡を取り決行と決定。

日昆会長に集合時間を伝えるに当たり、ふと考えた。

日昆メンバーは今まで約束の時間に来たことがない。今回は師匠にお願いして来て貰うことにしたんだから、遅刻は厳禁よ!と釘を刺しておいたのだが、多分見事に裏切られる気がする・・・。

師匠を迎えに行く約束の時間が午後6時丁度だから5時45分店に集合で充分なのだが、危ないと感じた私は5時30分にしておけば遅くとも45分には来るに違いないと踏んで、会長にメールしておいた。

さて、5時30分になった、当然来るはずはない。(フムフム読み通りだな)。 40分、そろそろかな? 来ない・・・。 

このメンバーが学校を卒業したあとに、会長には『今後大幅に遅刻した奴は置いていくからな』と言ってあったが、今回はポーターとして雇っているので来てくれないとヒジョーに困る!。

45分、限界だ!我慢しきれなくなって会長に電話しようとしたところで、連絡が入る。

『今メンバーが集まったんですが、ガソリンが入ってなかったので、入れてから行きます』と。

鼻の穴にパラワンの大顎をつっ込んでやりたい衝動を抑えながら、『もう師匠を迎えにいく時間だから、師匠を待たせる訳にはいかないから出発する。後からゆっくりでいいから××町のローソンに来なさい』と告げた。

こんなこともあろうかと前回下北遠征に行った際、会長にはこの道を通るから覚えておくようにと言ってあった。

師匠からは出発は6時半でいいんじゃないかと言われていたのだが、不安を覚えた私は6時に早めていたにも関わらず、二重の包囲網をあっさりと突破されてしまった訳だ。

さて、師匠を迎えに行き出発が遅くなることをお詫びし、くだんのローソンで待つ・・・待つ・・・待つ・・・が来ない!。 

師匠が、やばいな1時間経っても来ないなんて何かあったか?ちょっと連絡入れてみろ!と言った丁度正にその時漸く到着!。

メンバーが『こいつの運転荒くてやばいス』と言いながら休憩及びローソンで買い物のそぶりをみせたが、既に日が傾きかけている。急がなければ真っ暗になってからの荷揚げは危険度が増すことから、この動きを無視して『よし!出発!!』となった。

 

採集を終えての帰路、山裾まで降りたところで後ろから付いてこなくなったが、ここからなら迷うまいとの判断でそのまま進行!。

途中で『この後は?』とメンバーから連絡が入るが、いつもすぐまっすぐに帰る連中じゃないし、午前12時を回っていたが、師匠は朝7時には鮎釣りに行くと言っていたので早く戻らなければならない。

『ここにて解散!』と告げた。

今後同様のことがあったら、『鼻穴パラワンの刑』を執行しなければなるまい(更に重罪を犯した場合にはアルキデス短歯の刑がある)。

私の店は基本『体育会系』である。 

もう連れて行かない!・・・と思うことも都度都度あるが、その都度忘れて連れてってしまうのはなんかやっぱりコイツラがかわいいんだろうな・・・。(俺もまだまだ甘いな・・・)。

 

(本記事は、日昆会長のブログと合わせ見ると面白いと思います、車の運転二日目にして山道を走る恐怖感がよく出てます)。

 

*今回採集のポイントを伏せているのは場所を秘密にする訳ではなく、単純に危険だからであります。

道や採集ポイントの危険度のみならず、も普通にいます。

あそこだな?と気付いた方は、行くならご自分の責任で行かれて下さい。

 

【カラオケ・歌マネの事】

オヤジは最近とんと外へ飲みに出かける事がなくなりましたが、カラオケに行くと最近の若い人は歌うのが上手くなりましたね。音程も割りに正確だし、音域も広い人がいます。

なんと言ってもリズム感がいいのにはオヤジ驚いちゃいますね。

きっといつも歌って練習してるんでしょうね。

ただ、こういうとこに行って何か違和感を感じるのは何故だ?と考えていたらようやく分かったのが、殆どの人がその歌手の真似をしながら歌ってるということです。 オジサンよく分かりませんが今はそういうお約束なんスかね?。

それもまた結構上手かったりするんですが、代表的なのは『サザン』ですかね?これ歌う人は殆ど真似て歌うでしょ?

でもプロの歌真似師もそうですが上手いんだけど桑田さんのあの『色気』は誰も出せないんだな・・・。鈴木雅之しかり・・・。

前に島田伸介の番組に出ていた小田和正の歌真似をする人を伸介さんは絶賛してましたけど、あの『哀愁感』がやはり出ない。あれはやはり本人のように相当に屈折した人でないと出せない代物か?コピーはオリジナルを超えることはやはり出来ないんだろうな。

まして、自分の歌にしてしまう人なんて聴いたことがない。

まあ、カラオケは楽しければそれでいいんだけど、明らかに『歌自慢』の人を見るにつけそんなことを思ってしまうオヤジでした。

 

【挨拶・敬語のこと】

最近思ったことだが、店にくる小学生は意外と挨拶をするし少し敬語も覚え始めてしっかりと話す子が結構多いのだが中学生~高校生と年齢が上がるにつれてこの辺りが変になってくる子が多くなるのはどういう訳だ?。

根っから『体育会系人間』の当方あまりにひどい子をみると『正座から教えたろか?』となっちゃうんですが、家庭内の躾け等以外にも様々な要因はあるんでしょう。

『親』と言う字を分解してみると『木の上に立って見ている』と解され、なるほどと思うのだが最近の大人は木の下に降りて行って同じ目線で会話してるんじゃないか?とも思えます。

若い層は話し易いかもしれないけれど、これでいいんかね?。

前回書いた夏泊大島で飼われている犬の『チェリー』は遊びに行って私の声を聞くとどんなに眠かろうが、必ず奥から出てきて挨拶したもんです。それが今春久々に尋ねて行ったら糖尿病のせいで失明していたにもかかわらず、相変わらず私の声を聞いたらヨロヨロと奥から出てきてあちこちに頭をぶつけながら挨拶にきたのを見た時は泪が出そうになりましたね。頭を撫でて、『もういいから奥で休んでなさい』と言ったら(この犬は人間の言葉のかなり多くを理解している)またヨロヨロとあちこちにぶつかりながら寝床に帰っていきました。

犬よりレベル低いんじゃどうしようもないぜ!

未来の日本人はどうなっていくんだろう?