店主のひとりごと ~2016年度~

なんか色々とおバカなことを書きたくなって

『店主挨拶』のタイトルを改めました。

虫に関係あることもない事も頭に浮かんだよしなし事を書き連ねてみます。

【N先輩ウドに殺される?】

 

山の至る所が山菜のウドだらけという場所を知っていた。

以前からN先輩に連れて行け!と言われていたのだが、頃も丁度いいかも?ってんでお連れした。

どこもかしこもウドだらけなんだってば!とは説明してたのだが先輩の様子を見てるとどうもちょっと疑っている雰囲気。

まあ、どうせすぐ納得してもらえるのだから・・・といざ入山。

最初は少ないけど段々ウドが見え始めたと思ったらそこからはウドだらけになるかんねと説明。

林道を入ってすぐにN先輩はネマガリタケを発見。

暫し二人でまさぐるも、本命はウドだからタケノコは帰りに採りましょと後にする。

林道を進むとやがてそこにはウドの畑と化していく・・・。

ホレッそこにもあそこにもそっちにもあるど~と先輩に熊撃退用のシバキ棒で指し示す。

最初は先輩もお~♪とか言いながら喜んでいたがやがて袋の重量が嵩んでいく。

オラは案内するだけで自分では一切採らない。

今期ウドはもう食べ飽きていたからだ。

ほらっ採りなせェ、どんどんもっと心ゆくまで採りなせェとまくし立てる。

重てェ!徐々にウドが先輩の体力を奪っていく・・・。

大事に持ってないでひとまとめにして隠しておいて帰りに回収すればいいべな!と目印を付けて一旦隠しておいても次の袋もすぐに満杯になる。

ホレっあの斜面のウドも採ってくれ!食べ頃だど~と言ってるべや!と白髪頭の先輩を登らせる。

やがてN先輩『鈴木とウドに殺される~』と叫んでましたな。

全行程の三分の一を残し、更に先行していたライバルが二組おり、とどめには最盛期を10日ほど過ぎていたにも関わらずこの有様なのであった。

帰路はさすがに先輩だけでは担げないのでオラも半分近くを持って運んだのだが愚かにも帰りは登りだということを失念していた・・・。

二人でヒーヒー言いながら戻った。

翌日先輩に電話したら、帰宅後に親戚の家々と馴染みの飲み屋に配り歩き、最後は自宅近くの居酒屋にも進呈したのでいささか安く呑んだんだが、体がバキバキでまだ布団から出られないとのことだった・・・。

【どうなるどぅ・とらんプ】

 

オラは裏表のある人物が嫌いなのだが、小沢一郎のようにどこから見てもという人物は親しくなりたくも無いし近寄りたくもないが嫌いではない。

このトランプ氏も裏の人間なのかな。

胡散臭いと思ったら組閣人事でもまわりに胡散臭いのが集まってるようで・・・。

不法移民とか言ってるけど自分だってドイツ系移民の孫じゃないか。

そもそもアメリカ国民はネイティブアメリカンの人と奴隷として強制連行されてきた黒人以外は全部侵略、強奪、虐殺を繰り返してきた人でなしの末裔だんず。

アメリカが知られたくない真の姿が虐殺者であり、中国の知られたくない真の姿がアジアの裏切り者であるそうな。

こんな人物がアメリカの舵取りするのに本当に大丈夫なの?。

ちょっと不安だが、こんな人物の時こそ不利な条件を呑まされてきた条約などを引っ繰り返すチャンスもむしろ有るかも知れない。

日本人は実直なだけでなくもっとしたたかに生きなければ・・・。

【全日本卓球選手権】

 

全日本が終わりまして、チラっと振り返ってみたんです。

まず男子・・・期待の注目株である張本君だが、ジュニアも一般も壁に跳ね返されましたね。

強いと言ってもまだ中1・・・体が出来てないので相手のボールをブロックしたりカウンターを狙うのは大変上手いのだけど自分の体力で打ち抜かなければならないプレーに威力がないという弱点を突かれて先に打たされましたね。

強いカットマンにもまだ打ち抜けないし、年齢から言ってもまだまだこれからどうなるかでしょう。

この子で少し気になるのは点数取ってる時には大声で雄叫びを上げるんだけど取られた時のリアクションが声は出ないし下を向いたり動きが緩慢になったりすること。

本当は気が弱いんじゃないの?とも思える。

東京五輪でもまだ高校生くらいだからこの子の本当の勝負はその次辺りからじゃないですかね。

何しろ世界ジュニアで優勝したと言っても最強中国にはいつも18歳くらいから突き放されるのが常ですので・・・。

 

一般男子に話しを戻すと・・・自分的にはがっかりでした。

世界選手権、リオ五輪メンバーで上位に残ったのは優勝した水谷だけ・・・。

リオ五輪の団体メンバーで以前の全日本決勝で水谷を破って優勝した吉村兄は世界と全日本では戦い方が違うとコメントしたみたいだけどそんなの当たり前でしょ?。

じゃあ水谷も負けたの?って優勝したやないですか。

このところ毎年全日本男子の上位メンバーが水谷以外は変わるというところが歯がゆい・・・。

水谷は早く自分を追い抜いて欲しいとのコメントを残したが、これではまだまだ水谷の天下は続きそうですな。

水谷の決勝の相手、吉村弟は兄同様にチャラくて真面目でないので有名な選手・・・持っているものは素晴らしいものがあるのは間違いないのだが期待したくない!。

世界の団体でまた準優勝を狙うには水谷と同水準の選手があと最低一人は必要だし、最強中国にまともに挑み優勝を狙うにはあと2~3人は必要だとすれば彼の下5歳くらいまでにその期待が持てる選手がいない現実を考えればやがて水谷も衰えるので男子の将来の展望は暫く見えないように思える・・・。

 

対して女子の展望は明るい!。

伊藤はコケたが、優勝した平野の戦いぶりは圧巻だった!。

前年の全日本で準優勝したのにも関わらず、そこまで上がれなかった福原・伊藤がリオ五輪代表に選出され自分は漏れた悔しさを一年間ウエートトレーニングをみっちり積んで爆発させた。

その球はまるで中国選手のようで石川のフォアを次々とノータッチで抜いた。

前女王である石川も意地と経験で2セットは奪ったものの勝つにはほぼノーチャンスの完敗に近かった・・・それだけ平野が素晴らしかった。

平野は優勝後のコメントで優勝するためには『好感度』なんかどうでもいい!と思ったと語ったのが非常に印象的だったが、試合態度も優勝後のマスコミに対するコメントも、どれもが新女王にふさわしいものであったし、敗れた石川も敗戦後の立ち振る舞い、コメントも全て女王の地位にふさわしく清々しかった。

翻ってコケた伊藤の試合後はいただけなかった・・・。

試合後の相手や主審、副審に対する挨拶や握手にもふてくされたような態度と立ち居振る舞い・・・この点だけは大人が教えてあげなければならないのではないか?。

今回の試合では2セット目の確か6-3で勝っているところで相手サーブを思い切ってフォアで回り込んで強打してミスしたところから急におかしくなったと思った。

大きな大会ではたった一本のミスが敗因になることがある。

伊藤は強心臓の持ち主が有名で特徴でもあるものの、それは慢心にも結びつき易い諸刃の剣である。

彼女は試合後に上を見過ぎたかも知れないとのコメントを残したが、その通りだと思う。

伊藤も(平野もだが)背は低い。

彼女らの少し年上にも年下にも次世代を担うに充分な選手が沢山いる女子では生き残りが今後益々激しくなるだろう。

この子については心理面で指導コントロールするなりサポートする人の力が必要かも知れない。

男子と違って女子は中国に迫る可能性が高いので逆に代表争いは今後益々激しくなることは間違い無いと思う。

 

予言:オラは平野・石川・伊藤の中に必ずや早田ひなと言う選手が割り込んでくると思う。

【おおッ稀勢の里】

 

何故か稀勢の里が初優勝したらオラんところに祝福のメールが何件か寄せられた。

ファンだということを知ってくれてたんですね。

だけど・・・初優勝も横綱昇進も嬉しいんだけどね・・・横綱二人休場、大関も休場か絶不調で、カド番の琴奨菊に負けて・・・。

千秋楽で白鳳に勝ったんだからいいじゃないかという声も聞こえるけどあんな体勢から逆転を喰らうような横綱じゃなかったんだよね。

衰えが・・・。

とにかくオラ、稀勢の里には文句一つ無い形で昇進して欲しかった訳。

だってこれがモンゴル出身だったら先場所の成績と合わせてもう一場所・・・ってなってないスか?。

今回の初優勝の要因には弱点であった腰高(足が長いからねェ)を四股の踏み方を変えて補って鍛えたのが効いてる気がする。

まあ、でもやはり嬉しい・・・。

オラが稀勢の里を好きなのはまず絶対に立ち会いで変化しないということ(これぞ日本人が望む横綱像にふさわしい)と、稀勢の里の後ろに大好きだった師匠の故隆の里の姿を見るからです。

昇進が遅かったので横綱としての期間は短いかも知れないけど真っ直ぐに自分の相撲道を貫いて頂きたい。

【大晦日はボクシング】

 

オラの家にはテレビが無い・・・。

だからAKB48などは最初の頃はアッカンベーよんじゅうはちだと思ってた(また秋元康が何かたくらんでやがるとは思ったが・・・)。

NHK(日本秘密警察)の集金人が訪れるのを心待ちにしているのだが(テレビが無いと告げた時の驚く顔が見たいだけ)10年程前に酷い目に遭わせてしまったせいかオラの家には立ち寄らなくなってしまった。

そう言えば二十歳の頃、同級生の家でNHKだけが写らなくなり、捨てようとしてたのを貰ってきた時に訪れた集金人も部屋に招き入れて砂の嵐になってる画像を見せて『これでも集金していくっての?』と言ったら『取れません・・・』と絶句してたのを思い出した。

 

年末はボクシングを見たい・・・けれど家にはテレビが無い・・・従って車の中に焼酎とつまみを持ち込んでカーナビで見ることになる。

内山の試合が見たいのだが、青森では内山の試合は放送されず毎年興味の沸かない井岡の試合が放送される。

井岡って上手くて強いんだけれど華が無いというか試合を通じてその人の人間性をのぞき見た場合に何故か『金の匂い』が漂ってくるんだな・・・まあ、一方的な偏見なんだろうけど・・・。

そこへいくと内山の試合は血と汗とバイオレンスの匂いがプンプンと漂っている。

地獄の練習で得た破滅的な破壊力のパンチと裏腹に自分も打たれ脆いというハラハラドキドキ感が堪らないんだ!。

今回もコラレスには勝てないかもと思ってたらやはり惜しいところで負けたようだ。

内山は今回限りで引退してしまうのだろうか?。

オラはコラレスには合わないが他の選手にならまだあと1~2年は王者でいられると思うので引退して欲しくない。

オラが思うには内山は基本に忠実なジャブを基点から展開するボクシングなのだが、そのジャブがコラレスには広いスタンスと柔軟な体で届かないのが合わない理由だと思う。

さて嫌いな井岡の試合はとっくに終わってるはずだし小国の相手は化け物級チャンプだから中継はもう終わってるだろうと思いつつ車のエンジン掛けたらまだ小国が頑張っていた!。

終盤に小国のボディーが入ってチャンピオンが倒れる・・・が主審はローブローだと判定した。

今のがローだと?金貰ってんのか?白々しく当たってもいないキンタマ押さえやがって時間稼ぎ・・・こんな奴は構わねェ!本当の玉に一発ねじ込んだれ!などと叫ぶと亀田一家と同じになるのでぐっと堪える・・・。

激戦の末判定で小国勝利!。

年末にいいもの見せていただきました。

やっぱりボクシングはいいなあ~。

 

【フィールドサイン】

 

フィールドサインとは例えば獣の糞や足跡、食痕などのことでこれに気が付くか否かではその山に関する情報量に差が付くし、危険回避にも繋がると思っている。

獣の足跡は夏場の乾燥が続いた地面の上では猟師でもなければ中々見分けが付かないだろうけど雨の後とか雪が降った後なら素人でも気を付けていれば分かる。

日中に我々が山の中で活動している際には獣も警戒しているか夜行性のものは隠れて寝ているからそんなに沢山の獣と遭遇するものではないが、これらのフィールドサインを見れば実は沢山の獣達が縦横無尽にそこらを徘徊して活動しているのがよく分かる。

 

11月の納会の翌日虫歯青年改めフィニッシュ君とリボルバー君改めチョコポール君を連れて八甲田の山に向かった。

帰宅する前に採集を兼ねて冬の八甲田を舐めて楽しもうという計画である。

二人のお目当てのツヤハダは既に冠雪している為絶望だが、まだルリは狙える!と意気込んでいる。

まず先に二人に見せておきたい木があったので林道に突入したら・・・真新しい熊の足跡が雪の上にくっきりと付いていた。

足跡から推定してこの日の明け方から数時間以内に通ったものと思われたし、足の大きさから4~5歳の若い熊と判断した。

若い熊は人に対する警戒心が薄い場合があるし、まだ近くに居るかもしれない、この時期にうろついているとなると冬眠の為の腹がまだ満たされていないこともあろうか。

しかも嫌なことに足跡を追ったら林道から外れて沢を横切り、我々がこれから向かおうとしている方向に行っている。

そこで、爆竹を鳴らしてディパックには斧とナイフを詰め込んで出発した。

今度はタヌキかキツネと思われる足跡が付いていたが、足跡が直線上に並んでいるのでこれはキツネの足跡である。

他にネズミの足跡もあったのでこれを追っていたのかも知れない。

この場所は舗装された人気のライトトラップポイントから500メートルくらいしか離れていない。

冬になり車や人の気配が消えると獣はとたんにそこをテリトリーの一部に加える訳だ。

 

件の木の下に到着。

急斜面の上に立つこの木の樹種が遠くて分からなかったのでフィニッシュ君を登らせて確認しようという訳だ。

やがて確認を終えたフィニッシュ君が降りてきた・・・と言うよりは落ちて来た。

本人曰く『滑り降りてきたのです!』と主張したがチョコポール君との合議によりこの説は却下され『単なる滑落』と判定された。

何故ならば途中で頭から落ちて来て、更に携帯を落としていたからだ。

 

次に二人が材採をするという山に向かう途中で車を走らせながら木を捜すことにした。

お目当ての木は・・・有るところにはある!次から次へと発見するが二人はほぼ一本も見つけられない。

『オラは運転しながらだぞ!ちゃんと捜せ!ヒメオオ狩りと同じやんけ!』と気合いを入れるが『ヒメなら問題ないんですがねェ・・・』とやはり捜せない。

これだもん、フィールドサインにも気が付かない訳だ・・・。

更に車を進めると一本の凄い巨木が目に入った。

早速二人を探索に差し向ける。

道路からは15メートルほどの距離しかないのだが今まで気が付かなかった。

やはり葉の落ちた今だからこそである。

『オ~イ、それ何の木だ?』『ミズナラで~す』。

ふむ・・・これは・・・ひょっとしたらご神木かもよ?。

来年の楽しみがまたひとつ増えたです。

よっしゃ!次行こう!と二人を呼び戻したらフィニッシュ君が何の変哲もない平坦なとこで何かにけつまずいて顔から雪の中にダイブした。

なにこんな山の中で一人達磨さんが転んだしとんの?『ハハハ…放っといて下さい!』やや引きつったニヒルな表情で彼は答えた。

ニヒルとアヒルは違うど~♨。

 

やがて二人のお目当ての山の麓付近に到着。

丁度道路が直線でもあり、オラは車で待機してるから二人で行ってきなさいと送り出した。

若い二人は喜々として脱兎の如く飛び出し、雪をかき分けて猿のように山を駆け上って行った。

何故オラは参加しないか?その理由は下記の通りである。

①彼の選択したこの山のこの斜面は一度切られた若い二次林であり、そのせいか乾燥気味で、ルリはまず採れないことを知っていたから。

②よって疲れるだけだから・・・。

③すぐ側で東京ナンバーの車が用意していたタイヤチェーンの装着に手こずっており、いつ救助要請してくるか知れなかったから。

彼らに二次林であると何故言ってあげないのか?といぶかしがる方もおられよう。だがオラとフィニッシュ君との付き合いは長い・・・彼は自分の目で確かめなくては気が済まない質であることをオラは知っているからだ。

じゃあフィニッシュ君だけ行かせたら?と言うと、彼だけにしたらまず約束の時間には帰って来ないし危険な場所に突進して行きかねないのでチョコポール君は言わばサイドブレーキでお目付役なのだ。

葉が落ちた冬山は意外に遠くまで音が聞こえる。

山の斜面に反射して山彦のように二人の会話や笑い声、鉈で叩く音がこだまする。

二人とも充分に楽しんでいるようだ。

時間になったけど戻る雰囲気が無かったので携帯でチョコポール君に帰還命令。

普段は携帯が繋がらない場所のはずだけど葉が落ちると通じるんですな。

東京ナンバーの車も約1時間を経てやっと4本装着完了したようで走り出した。

やがて離れた場所から二人が出て来た。

どちらも笑顔で満足げな表情。

獲物は?・・・やはりゼロだったが楽しかったんだからこれでいいのだ。

よっしゃ!帰るど!本日これにてフィニッシュ!。

【2016年度納会IN十和田市】

 

本年度の納会は十和田三銃士各氏らの棲み処である十和田市で開催された。

昨年までは参加者の多い八戸市で開催されていたのであるが次いで愛好者の多い十和田市での開催になったものだ。

来年は青森で開催の予定である。

この集まりは今回初参加の方にも説明したのだが『会』としての集まりではない。

山に集う同じ趣味の者で気が合う仲間が集まってワイワイと呑むだけなのだ。

何の制約もなくて気軽なせいか毎年参加者がじわりと増えていく・・・。

 

今回は十和田三銃士の重鎮JN氏が手配してくれた中華料理屋の昭和の香りが漂う急な階段を登った二階座敷で開催された(オラが転げ落ちるかインドコブラ氏が踏み抜くか又は挟まるかという恐るべき階段だった・・・トイレがまた1階にしかないというこれまた昭和の香りが辛い・・・)。)

今年の成果や失敗談、疑問と回答、プレゼント交換などの他によっちゃんが持参したライトトラップに集まる雑虫の中で貴重な種、人気のある種、高値を呼ぶ種などの標本は注目を集めた。

クワガタばかりに執着するのではなく幅広い見識を得て採集を楽しめたら・・・ということでよっちゃんに持って来てもらい説明付きで回覧していったのだが中々好評だった。

しかし、一番受けたのは今回の集会を機に呼称を虫歯青年からフィニッシュに改めた(体育会鉄の掟により強制)若者持参の生き虫だった。

飼育しているギラファ各種とトカラノコを持って来てと頼んでいた。

彼はこの集まりはオオクワを主体した国産種の採集や飼育を楽しんでいる人が多いからといぶかしがったが、だからこそ新鮮なんだな、大いに受けた。

 

二次会はJN氏の案内でカラオケスナックへ・・・。

若い衆の歌う曲は殆ど全てラップ調の曲ばかりで耳が腐るかと思った!。

大体にして早口言葉の練習しないと歌えないような字余りの曲を酔ってろれつも回らないくらいだから音程も歌詞もクソもなくただ叫んでいるだけ・・・。

この手の音楽ってどのアーティストの何の曲でも曲調もリズムやテンポも抑揚がないというかほぼ同じ・・・今時の若者ってこんなのばかり聞いてて良く飽きないもんだ・・・歌詞とノリが大事なのかな・・・と考えていてハタと閃いた!。

そうか!これは恐らく現代版の和歌か詩吟なんだ!と思った。

オラの隣で焼酎のカルピス割りを呑みながらマイクを握って絶叫するフィニッシュ君を黙らせる為にカルピスの原液をビンごと口に突っ込んで呑ませたらやっと少し大人しくなった・・・。

〆の際にラップはちゃんと練習すること並びにちゃんとした『歌』も歌えるように若い衆は各自研鑽を積むべしと告げて解散となった。

 

津軽集三人で予約しているホテルに帰ろうとするがリボルバー君改め、今回で呼称をチョコボール向井ならぬチョコポール・バイソン君(長いので以降チョコポールかポール君に省略ね)に改めた彼の足下が覚付かぬ・・・。

千鳥足で放って置いたらすぐ転びそうだ。

十和田くんだりまで来てケガさせるわけにもいかぬので肩を貸していたら『もう大丈夫ヘス、離してくらはい』と言うので離してみたらヨロヨロとすぐ倒れそう・・・。

仕方ないので右手で首根っこを捕まえて吊るように歩かせた。

途中でまた彼が『もう大丈夫で・・ゲボッ!離してふらはい』と言ったが『駄~目!離してあげない!』と歩かせた。

だが、この光景をキツネ眼のフィニッシュ君が逃すはずはなかった。

いつの間にか後ろから写メで撮影されていたのだ。

画像を見せられたらこれがもうまさしく

『十和田に遊びに来ててはしゃいでいたら地回りの極道に捕まって事務所に拉致されているチョコポール君』にしか見えなかった(笑)。

 

一方その頃、八戸へ帰宅する三人組中今年水冷式発電機で名を上げた亀ちゃんが途中で逆噴射を決めたらしい(ここで同道していたよっちゃん辺りが機長っ何をするんですか!と言ってたら百点満点!なんだが?)。

若者だから普段スナックに行くこともなく、グラスを空けると次々に注がれる酒を飲み干している内に地雷を踏んだらしい・・・。

 

翌日あれだけフラフラだったからまだ目覚めないだろうと思っていたチョコポール君にモーニングコールをしたら7時には起きて朝食を済ませたとのこと。

流石は霊長類を飛び越えてオットセイ、アザラシ、トドと並ぶ哺乳類最強!の域に達している若者・・・と感心した。

フィニッシュ君を叩き起こして朝食を取りチェックアウト。

山で熊の足跡や材を見ながらルリやツヤハダ狙いの材割りをしながら帰宅して今回はフィニッシュ!。

 

【嗚呼・・・稀勢の里Ⅲ】

 

やっぱり・・・あかんかったね・・・。

場所前調整から駄目だったし本場所では体に張りがなくそれを物語っていたように思う。

長く期待されながら届かない理由は何だろう。

左のおっつけが強烈無比なのは有名だがそれ以外にこれだ!という型が無く、またそこに持って行く上手さがないんだろう。

これはまず強さの欠如か。

脇が甘いことと腰高が以前から指摘されているが直らないこと、つまり欠点が直らないこと。

そして精神的に脆くて、ここだ!と言うときに必ず負けるし、一つ負けるとパタパタと崩れていくのがいただけない。

プレッシャーに弱いんだな・・・けれど、こんな風に書くと弱そうだがちゃんと大関までは上がっているしツボに嵌まった時の強さは白鳳と真っ向勝負して勝つ期待を抱かせることができるという点でも彼くらいしか思い浮かばない。

これで横綱、大関陣の中で優勝経験が無いのは彼だけになっちった・・・。

弟弟子の高安の方が先に優勝するかもだが、それでも稀勢の里ファンは夢を見る・・・。

 

 

【トリ釣り名人】

 

N先輩が50ℓクーラーボックス満タンに大羽イワシを釣り上げてお裾分けに来た。

平内町の漁港でものの2~3時間で釣り上げたらしい。

既に2~3軒ほどに配ってきたと言うがまだ8分目以上にイワシが詰まっていた。

脂がさほど乗ってないように見えて実は結構乗っているとのこと。

さて、どう調理して頂こうか・・・オラは南蛮漬けがいいかな?。

 

以前はオラも魚釣りに狂っていたけど今はさっぱりだ。

今年ライトトラップでトリを2羽採集?してしまったが鶏肉は大嫌いなのに何故かトリには縁がある。

オラの釣技は大したこと無いがトリを釣らせたら中々のもんだ!。

釣ろうとして釣った訳じゃないがこれまでに釣ったトリはゴメ(鴎:鯛釣りにて)

ウトウ(貸しボートでのヒラメ釣りにて)、そして大物はアホウドリ(メヌケ釣りにて)である。

因みにこのアホウドリの時乗った船の船頭に『オヤジ、これ喰ったことあるべ?』と聞いたらニヤッと笑って『喰った』と答えたので更に『でやって喰ったど?(どうやって食べた?)』と突っ込んだら『カレー』と答えたので多分不味いんだろう。

何故鶏肉が嫌いかというと思い出すので割愛するが要はニワトリが嫌いなんだ。

まずあのウロコを張ったような足が嫌いだ!。

そして何よりもあの赤いトサカのビラビラが死ぬほど嫌いだ!理由などない!とにかく嫌いだ!。

食べる以外、ニワトリ以外は好きなんだ・・・が理由はやはりない!。

山を趣味や生業にしているのに蛇が嫌いだと言う人も意外に多いものでこれと似ているか?。

前述のN先輩も蛇嫌いで、そこに山ほどキノコが生えていても蛇が多いと聞くと近づかない。

これら蛇嫌いの方にその理由を尋ねると多く返ってくる答えが足が無いのが許せない!というものだ。

猿が蛇を嫌うのは遠い祖先・・・哺乳類の元祖がまだネズミくらいの大きさだった頃、徹底的に蛇に食べられた恐怖の記憶がDNAに記録されているからだという。

すると・・・オラの祖先は徹底的に大きなトリに喰われて(プテラノドンとか?)たんかいな?(前世が虫だったとか?)。

【卒業生】

 

7日中々の日でありましたが、8日から青森市で開催される全日本社会人卓球選手権にオラの教え子が宮城代表で出場予定で、この日母校で久々に練習するというので採集を休んで再会することにしました。

当日は当時の同期選手二名も駆けつけて練習に参加。

彼女らは引退して既に9年が経っており所々さび付いてはいたものの随所に往年の技が生きてました。

今回主役のN選手は同期に先駆けてママになっており長男の子供を連れての練習です。

現役女子選手と練習試合・・・強い!。

何気ない小技一つに現役が翻弄されていとも簡単に点を取られる。

先に同期三人で別な場所で練習してきたとのことで流しながら軽くやっているだけなのだが現役選手が歯が立たない。

大学を卒業してから練習量が減り結婚と出産を経るまで卓球から遠ざかっていたそうだが僅か1年の練習で宮城代表まで復活するとは・・・やはりこの世代の実力は本物だったんだ・・・。

思えば強豪のY高校との死闘を制してオラが生涯訪れる機会が無いと思っていた九州は佐賀のインターハイに連れて行ってもらったんだっけ・・・。

あの時の佐賀の抜けるような青空・異様な暑さ・夜も鳴いてるクマゼミ全て鮮明に覚えている。

練習を見ながらあの佐賀の空を思い出していた・・・。

【リオ五輪】

 

開催中は家にテレビがないこともあって報道でしか見てなかった。

オリンピックについての雑観を書いてみる。

 

まず、ロシア・中国・韓国の獲得メダル数が激減した。

これは開催前になってロシアの組織的ドーピングが発覚したことが大きく、同様にドーピングがまかり通っていた中国が巻き込まれてやりにくくなったからだと思う。

韓国のメダル数が減ったのは得意の審判買収が改訂でやりにくくなったことが大きいのではと思う。

判定を伴う競技もそうだが採点競技では如実だった。

柔道でも行われたみたいだが記憶に残る最悪のものはフィギュアスケートのキム・ヨナの試合だ。

キムが優勝した殆どの大きな大会で彼女の元コーチが審判をしていたというから呆れる・・・。

協会そのものが腐っているんだろう。

日本のフィギュア協会もなにやら匂いがしてるからこの競技の世界そのものが腐ってるのかも?。

 

競技最初に水泳陣が頑張ったのは大きかったと思う。

しかし体格に恵まれない日本人が何故この競技で勝てるのか?この競技で勝てるのに陸上競技では何故勝てないのか考えたことがあるだろうか。

陸上よりは技術が有効な部分が多いというのが大きなところだとは思う。

しかし恐らく陸上は競技を続けるのに貧乏でもある程度できるが水泳を続けるには金が掛かるから(しかし稼げない)という点も見逃せない。

競技人口の多さというのは重要だ。

これはフィギュアスケートも同じだ。

オーストラリアのなんとか氏がメダルを量産してから水泳でも金が稼げるようになってきたので今後は厳しくなると思う。

 

今大会でオラが一番びっくりしたのは陸上男子400メートルリレーの銀だった。

現時点での日本人最高メンバーが揃った上で頭脳とチームワークの勝利と言えるだろうか。

しかしバトン技術の向上は次回までの4年間で充分鍛えられるはずなので当然走力に勝る各国が研究、真似してくるのは明白。

勝てる可能性がある内に勝って良かったと思ったほうがいいんだろう。

 

男子体操の特に団体は感動した。

予選4位からの大逆転は考えられない。

各種目のスペシャリストがいるのも心強いが、内村の存在感の大きさときたら脱帽ものだった。

予選での自らの失敗を立て直し、逆転できる構成に切り替えて今度は成功させる。

真の実力がないとできないことだ。

こんな選手はもう二度と出ないのでは?とさえ思わせる。

 

次に象徴的だったのはレスリング女子フリースタイル。

勿論話題は伊調と吉田の五輪4連覇なるか?が話題の争点であることは否めない。

オラはその他として若い世代がどこまでやれるかに注目していたが、次世代も金メダルを取ったことでこの競技の指導陣は本物だと思った。

ただ、各国の競技人口は少ないだろうし、育成に金は掛からない方の競技だろうから年々熾烈になるかもだ。

さて、吉田と伊調だが実はオラは伊調は優勝するだろうが吉田は危ないと思っていた。

この二人は対照的で、優勝の瞬間喜びを爆発させる吉田とその瞬間にも淡々としている伊調。

求道者のように未だに自分のレスリングの技術向上を勝ち負け以上に追求し、マスコミにも必要以上に出ないしコメントもしない伊調と、この競技の表看板をずっと背負い、マスコミ対応や普及にも力を注いできた凄い吉田(顔はもっと凄い!)。

オラが吉田のどこに敗北の陰を見たかというと、吉田はルーティンを崩して、伊調はあくまで崩さなかったところにある。

どちらも絶対王者として各国からマーク研究されている訳だが、連勝記録がストップしても試合に出て、課題に取り組んだ伊調と所属先を退社してフリーになり直近の試合に出ることを拒んだ吉田にそれを感じた。

あくまでも進化しようとする伊調と現状で勝つことを選んだ吉田とも言えるか?。

吉田選手は3連覇という偉業を成し遂げているのだから胸を張って欲しい。

報道で前所属先を退社してフリーになったとたん一回のインタビューに対して3万円要求するようになり記者から総スカンを喰らっていると批判記事が出てたが、これは貰って当たり前だ!と言いたい。

勤め人から個人商店のプロになったんだから。

そうでなければ国がもっと育成金と勝ったら報奨金を与えるとかして生活面の不安をなくしてやらないと選手は育ちませんがな。

ただ、オラ思うに所属先を退社するのは五輪終了後でも良かったと思ったし、選手団の主将など余計なものを抱え込ませる必要はなかったと考える。

主将は心技体、年齢と実績からいって内村でよかったのではと思う。

女子選手は非常にデリケートで必要以上に物事を考えてしまうきらいがある。

これら全てが吉田の4連覇を阻んだ要素かも知れない。

何故女子選手を主将に選んだのか?オラには疑問である(吉田選手を女とみてなかったのか?)。

 

オラの本業である卓球はどうだったか。

まずシングルスだが、こと卓球に関しては世界選手権よりは五輪の方が勝ち上がりやすい。

中国の圧勝を避ける為各国の代表が2名までとなり、試合数も世界選手権より少ないからだ。

五輪特有の雰囲気に呑まれなければだが・・・。

ドローが重要で、そこに恵まれれば水谷と石川はメダルの可能性があると思っていた。

女子、石川の調子は結構良かったと思う(球が走っていた)が、そのドローで初戦に北朝鮮の伏兵にやられた。

この選手、以前見た時より急激に伸びている。

同じ北朝鮮で同型のリ・ミョンスンの方が強いと思っていたが別人のようだった。

カットそのものの守備範囲と安定感では前韓国代表のキム・キョンアには及ばないものの変化、特にブツ切れの球が凄かった。

これを動き回って持ち上げ続けて石川は最後足が吊ったのかな。

普段石川は男子のカットマンと練習をこなしている訳だから少なくとも男子並みの切れ味だったはず。

更に一番の驚きはその攻撃力である。

女子選手で中陣から一発で抜き去るようなカウンタードライブを持った選手は初めて見た。

打つのが上手いカットマンは中国にたくさん居るがその威力では今、この選手がNO.1ではないか?。

持って生まれたものに相当過酷なフィジカルトレーニングを積まないと不可能なプレーだった。

これで守備力も更に向上しサーブからの三球目攻撃やバックハンドの攻撃力も増せばこの選手は中国と対等に戦えると思う。

石川には多分最後まで競る自信があったからサーブを土壇場まで隠せたのだろう。

好調な石川だからこの選手とあそこまでやれたとも言えるか?。

福原は案の定簡単にやられた、最後は早々に手が無くなって玉砕覚悟のメチャ打ちだった。

福原は他国から研究され尽くしているのに目新しい何もなかったし、最後までビッグマッチに出場するのに体を絞ったのをついぞ見たことが無い。

卓球の知名度をあげるに当たり多大な貢献を果たしたのは認めるが特権を与えすぎではないのか?。

今後は彼女に与えていたヒト・モノ・カネをもっと若い世代に分配すべき。

福原以上の才能が若い世代にゴロゴロいるのだから。

男子の水谷はついに覚醒した感がある。

素質と才能には幼い頃から定評があったがトップで勝てなかったのはボールが飛ばないのと、飛ばせないのにすぐ後ろに下がることだったと思う。

それがここ一年ほどで体も見違えるように筋肉量が増し、台の前陣で強打したりブロックしたり、バックハンドドライブでも得点できるようになった。

それらが加味されたので後ろに下がった時のしつこさも生きるようになった。

あのビッグマウスはちょっと・・・(多分何かを変えたいとかわざと言っているように思える)だが、エースとして、キャプテンとしての風格すら漂ってきた。

水谷の卓球の完成形は近いと見たが、中国に勝つには水谷の完成形と同等の選手があと一人は絶対必要だろう。

それと、中国や欧州のトッププレイヤーがラバーに細工しているのをどう阻止するかだろうか(細工無しでも日本人より飛ばせるから嫌になるのだが・・・)。

今、水谷の背中に近いのは今回団体代表の吉村だろうが、この男チャラい・・・。

ナショナルチーム練習でのランニングをサボる奴だ。

五輪団体で見せた背面打ちを自由な発想と言っていた関係者がいたが、冗談じゃ無いね!あれを本番で決められるということは相当練習中にやっているということだ。

吉村のあの独自のサービスは遊び心から生まれたとしたならそれは納得できるが背面打ちはファンサービスの卓球ショーで披露するものでしかない。

技術として確立することは困難な役に立たない技だと思う、何故ならば技として点を狙いにいくには人間の関節はそのように出来てないからだ。

それをオリンピックの場面で出すか?。

あの行為がチャラいというのは中国の選手が卓球ショー以外であれを使ったのを見たことあるか?と言えば分かると思う。

これでミスしたら1失点ではなく2点取られたのも同じ、ちゃんと打って得点した方がいい。

吉村の魅力は両ハンドの豪打だがまだミスが多い。

必殺のサーブも既に中国には見切られて効かなくなった。

水谷が今のレベルを維持してそれを吉村が脅かすようになれば打倒中国の光がちょっと見えてくるのだが・・・無理かな?それほど性格を変えるというのは難しい。

丹羽はそもそも団体戦向きの選手じゃ無い!。

 

余談だが・・・今回で引退を表明した中国団体戦メンバーの張継科なんだが、以前からおかしいと思っていたがまず目付きが以前から変だった。

薬物をやっている奴と同じ目をしていた。

奇行も有名だった。

試合終了後ユニフォームを引き裂いたりスポンサーの社名が入ったフェンスを蹴り破ったりと枚挙に暇が無かった。

思うに興奮剤を投与されていたのでは?とオラは疑っている。

今回彼が見たこと無いくらいに絶不調だったのはロシアの余波で監視が厳しくなり使用出来なかったことにあるとしたら全て説明がつく(考えすぎだろうか?)。

嗚呼稀勢の里Ⅱ】

 

どうせこのまま勝ち続ける訳がないと・・・ライバルが次々とずっこける綱取りの最大のチャンスに稀勢の里もまたちゃんとずっこける・・・成長が無いと言えばそうだし、稀勢の里らしいと言えばその通り。

和製横綱誕生!の機運が高まる雰囲気がありありだが、協会は2敗のまま仮に優勝すれば横綱に推挙するつもりだろうか?。

2敗した時点で今回は終わりでいいのでは?。

左のおっつけと左四つでの地力はまさに横綱に値するだろうけど、他の形では並の力士で、腰高ガラスの心臓は変わらない。

横綱に仮に昇進しても力士生命が短くなるだけなんじゃないか?だとすれば名大関で長く取り続けた方がいいのかも知れない。

好きな力士だけに晩節を汚すようなところは見たくない。

一つだけ言えるのはやはり横綱の器ではないのだろうと言うことだ。

稀勢の里は稀勢の里のままでいい・・・。